こんにちは!Omiです。

このところ、パイオニアを中心にアルパインからもCarPlay、Android Auto対応のディスプレイオーディオが発売されており、ようやくカテゴリーとして一般に認知され始めていますが、9月にはケンウッドからも「DDX5020S」と言う型番でCarPlay、Android Auto対応モデルが発表されています。

実はケンウッドも2018年には「DPV-7000」と言う型番でCarPlay、Android Auto対応のディスプレイオーディオを発売していますが、価格が高すぎたのかこちらが鳴かず飛ばずだったようで、いつの間にか生産終了品になっていました。

また、ケンウッドは彩速ナビの上位モデルでもCarPlay、Android Auto対応製品を販売していた時期がありましたが、こちらも早々に機能廃止となり、これらの機能には見切りをつけたかな?と思っていたのですが、パイオニアやアルパインなどの動きを見て再びこのゾーンをチャレンジするようです。

「DPV-7000」が滑って同時期のパイオニアの類似モデルは売れていた理由はハッキリしていると思いますので、「DDX5020S」はその問題点を修正してきていると思いますがどうでしょう?

「DDX5020S」の特徴

「DDX5020S」のガチの競合モデルはパイオニアの「DMH-SZ700」となりますので、スペックを合わせて記載します。

 パイオニア
DMH-SZ700
ケンウッド
DDX5020S
液晶サイズ6.8型6.8型
液晶画素数38万画素38万画素
筐体2DIN2DIN
CD/DVD-
BluetoothLDAC対応AAC
USB
ハイレゾUSB:FLAC/WAV
Bluetooth:LDAC
USB:FLAC
WiFi-
WEBブラウザ-
HDMI IN-
AV IN/OUT
バックカメラIN
CatPlay/Android Auto
Android USBミラーリング-
Built-in Alexa-

私が思うに…ケンウッドの「DDX5020S」とパイオニアの「DMH-SZ700」は非常に似た製品でありながら、成り立ちが全然違います。(あくまでも私が思うに…ですが)

・パイオニアの「DMH-SZ700」は特定のユーザー層に寄り添ったユーザビリティの高い製品

・ケンウッドの「DDX5020S」はメーカーの都合が満載の形だけ新しい従来型製品

それは、「DMH-SZ700」がHDMI ポートを搭載・WiFi対応、一方でケンウッドはこれらの機能がない代わりにCD・DVDドライブを搭載…と言ったところを見れば分かります。

かな~り前からユーザー&マーケター的な目線からこの業界を見た時に「何でもアリな無難フルセットをみんなに売るぞ!」と言うやり方はいい加減無理があるのではないか?、もう少しユーザーのクラスター分析をちゃんとやった方が良いのでは?と感じていたのですが、先にユーザーに歩み寄ってきたのが他ならぬパイオニアです。

サイバーナビのバグや不具合の多さは頂けないですが、殊ディスプレイオーディオの分野での価格面も含めての頑張りは非常に高く評価しています。

パイオニアは数年前から、CDやDVDドライブを外してスマホとの親和性を追求しつつ、その分価格を頑張って下げる…、と言う方法でこのカテゴリーを開拓して来た訳ですが、ようやく花が咲いたのがここ2年くらいかと思います。

そこで2020年春にはこのゾーンのラインナップを拡充しており、10月にも何か新製品の発表を控えているようです。

因みにその間、ケンウッドは「DPV-7000」で失敗していますがこれは価格が高すぎました。

確かに当時のパイオニアの製品と比べるとCD/DVDドライブを搭載していることもあり、機能面では「DPV-7000」の方が上回っていましたが、いかんせん価格がパイオニアセ品の1.5~6倍はしていたかと記憶していますので、無駄な機能を省いて価格を下げて欲しい、と言うユーザーの要望には全く応えていなかったので売れなかったのでしょう。

同じ失敗は繰り返さない「DDX5020S」の価格設定

…と、パイオニアを褒めてケンウッドをディスる内容になってしまいましたが、今回はケンウッドも価格面では頑張っています。

2020年9月末時点での実勢価格は、パイオニアの「DDX5020S」が4.7万円ですので、発売前の予約販売の段階で4.4万円と「DMH-SZ700」を下回っており、発売後は4万円くらいに落ち着きそうな気配です。

「DMH-SZ700」との機能面の違い

「DDX5020S」と「DMH-SZ700」の機能面の違いは先程述べたように「DMH-SZ700」が割り切ってCD/DVDを省いてその代わりにブラウザによるYouTubeの再生、スマホのミラーリングや、Fire TV、Chromecast、Apple TVなどのネット動画再生ガジェットとの親和性を追求する方向であるのに対して、「DDX5020S」はCD/DVDドライブを残してHDMIには非対応と、従来型のディスプレイオーディオにCarPlay、Android Autoを付けただけの構成になっています。

一応、AndroidのUSBミラーリングには対応しているのですが、これは機種の制約や相性の問題が出やすい接続方法なのであまり期待しない方が良いでしょう。

そもそもCarPlay、Android Autoってやつはだな

そもそも…ですが、CarPlay・Andorid Autoは次の3つの操作が可能になる事がセールスポイントのシステムです。

・運転中にハンズフリーでラインやらSMSが使えたり、電話が掛けられたりする
・Google Mapなどのカーナビアプリが使用できる
・Apple MusicやAmazon Music、Spotifyなどの音楽配信アプリが見易いインターフェイスで使用できる

運転中にラインやらSMSとかやんないです

メッセージアプリは誤爆が怖いですし、本来なら電話は車を停めた状態で掛けたいものです。(掛かってきたものはハンズフリーで応対し、必要に応じて車を停めますが、運転中には自分から電話を掛けたりはしないです)

この機能をガチで必要とする人は少ないんじゃないでしょうか?

カーナビアプリが使用できる

これは市販カーナビからのいきなりの乗り換えは結構抵抗がありますし、「カーナビアプリが使用できるからCarPlay・Andorid Autoはズバラシイ!」、と言う事では全くなく「カーナビソフトがなくてもどうにかカーナビアプリで我慢するよ、その代わり安くして!」と言った表現が一番しっくり来そうです。

ぶっちゃけカーナビソフトが有った方が良いですが、それで何万円も高くなる上に毎年更新費用を取られるくらいなら要らないです…と言ったところですね。

もちろん、カーナビソフトがないディスプレイオーディオと比べると「CarPlay・Andorid Auto」対応品は魅力的に決まってますが、今までは「CarPlay・Andorid Auto」の付加価値を高く見積もり過ぎて値段を設定していた傾向があります。

音楽配信アプリの使い易さ最高!

実は私がCarPlay・Andorid Autoを使い初めたのはごく最近で、音楽再生はサイバーナビのレコチョクベースのMCC2やBluetoothでApple Music、Amazon Musicなどを使っていましたが、「CarPlay・Andorid Autoとかいらねえよ!」とか思っていた私ですら、この機能は結構気に入っています(笑)

CarPlayの対応アプリ、使い方と使用感について

…で、もともとCDとかDVDなんて使ってなかった訳ですが、「CarPlay・Andorid Auto」を使いだすと「CD・DVDナニソレ?」状態になりました。

「CD・DVD」を外して出来るだけ安く売るのが正に近いか?

「CarPlay・Andorid Auto」をハイエンドカーナビに入れても売れない、と言う結論は既に出てますので、「CarPlay・Andorid Auto」を求める層のニーズは、①ナビ機能に妥協してでも、②安く、③スマホのアプリを便利に使いたい、と言えると思います。

なので、「CD・DVD」を外して5千円くらい安い価格に設定した方が売れそうな気がしますね。

中には「CarPlay・Andorid Auto」、「CD・DVD」、「出来れば地デジも」と言う方もいらっしゃるのは知ってますが、市場の規模などを考えると3.5万円で「CD・DVD」ナシを仕掛けるのが正ではないかと感じますね。

まとめ

以上、「DDX5020S」について概要を解説しました。別に「DDX5020S」をおすすめしないと言う訳ではなく「CD・DVD」ドライブが欲しい方は「DDX5020S」を選ばれた方が良いと思いますが、それ以外の方には価格は少し高くてもパイオニアの「DMH-SZ700」の方をおすすめします。

車載WiFiにおすすめのモバイルルーターをズバリ3つ紹介

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ CarPlayでのGoogle Mapの使い方とレビュー

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