Androidオーディオの価格破壊が進んでいるがデメリットも結構でかくて迷う

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

Androidオーディオ、即ちスマホやタブレット用のAndroid OSを搭載したオーディオメインユニットが日本で普及し始めたのは4~5年前からと記憶しており、私も過去にコペンでATOTOの製品を使っておりました。

このATOTOの製品は3万円程度と、当時から従来のカーナビやディスプレイオーディオと比べると圧倒的な割安感を誇っていましたが、最近では更に価格破壊が進んで1万円台前半の製品も市場に出回っているようです。

10型液晶の8コア、4GBメモリ、64GBストレージのハイエンドモデルですら3.5万円で買えてしまいます。

こうなってくると他の車にも搭載したいと思うようになるのですが、Androidオーディオには次の3つの大きなデメリットがある為、既存の従来型カーナビからの載せ替えについては躊躇してしまうのも事実です。

私も現在ランエボ10に装着されている、ケンウッドの彩速ナビ2015年最上位モデルの「MDV-Z702」からの大型液晶Androidオーディオへの換装を検討してはいるものの、おいそれとは決断出来ない事情があります。

Androidオーディオの3つのデメリット

CarPlayやAndroid Autoと同様に音楽配信アプリがダイレクトに端末上で使用出来るAndroidオーディオは、一度使い始めると手放し難い便利ガジェットではあるのですが、次の3つの大きなデメリットを抱えています。

・無料ナビアプリの使用には通信費が掛かる
・無料ナビアプリの案内精度がイマイチ
・オーディオ性能、機能がショボい

無料ナビアプリの使用には通信費が掛かる

こちらは最早ほとんどの方がご存じであろうとは思いますが、従来型のカーナビソフトはオフラインを前提としていますが、無料ナビアプリはオンラインでの使用が前提ですのでスマホのテザリングでネット回線を使う場合にはキャリアのプランに応じた通信費が掛かります。

※事前に一定範囲の地図をダウンロードしてしまえばオフラインでの使用が可能なケースもある

私の場合には数年前からスマホの回線は格安系に移行し、それで浮いたお金でモバイルルーターを使い続けていますので、ここはあまり問題にはならないのですがこれから導入を検討されるかたは通信費についても考えておきたいところです。

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この辺りは情報リテラシーが高ければ高いほど得をする仕組みですので、苦手な方も面倒臭がらずに格安プランや格安SIMへの移行にチャレンジしてみる事をおすすめします。

因みにうちはこのような回線の構成ですが、計8回線で月のモバイル回線費用は1万円程度です。

・イオンモバイル×4回線(通話&データ)
・楽天モバイル×1回線(通話&データ)
・LINEモバイル×1回線(データのみ)
・車載専用ルーター「DCT-WR100D」×1回線
・クラウドSIMルーター×1回線

くどいようですが、このような毎月支払いがあるサブスクリプション課金のサービスは、プランの見直しや他社への乗り換えは面倒ではありますが、一度見直すと自動的に毎月の出費が抑えられます。

例えばスマホの回線と自動車保険を合わせて見直し、毎月3,000円の節約効果が得られた場合、年間で36,000円の得になります。

これを40年続ければ144万円の大金になりますのでバカに出来ません。

毎月1万円節約できれば、1年早く仕事をリタイヤ出来る額になります。

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無料ナビアプリの案内精度がイマイチ

少々話がズレてしまいましたが、本題に戻ります。

Androidオーディオではカーナビ機能として、無料アプリのGoogle MapやYahoo!カーナビをメインに使って行くことになろうかと思いますが、特にGoogle Mapの場合には到達時間を重視してルート探索をする傾向が強く、信号を避ける為にやたらと右左折が増えたり、実際には車が通れないようなルートを案内してくる事があります。

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また、これはどのアプリでも共通ですが従来式のカーナビの強みである車速パルス信号とジャイロセンサーを組み合わせた測位は実装されていませんので、長いトンネルに入ってしまうと自車位置を見失ってしまう事がありますので、首都高などの地下通路での分岐が多い有料道路での案内は苦手としています。

さらに首都高などの分岐が多く、分かりにくい道路での案内は、案内タイミングやビジュアルでのイメージ表示などのドライバーに道を間違えさせない為の工夫では全く従来型のカーナビには及びません。

都市型の有料道路を使わない前提であれば良いですが、これは如何ともし難い問題点です。

オーディオ性能・機能がショボい

最後にこちらも判断が難しい問題ですが、Androidオーディオはごくごく一部のパイオニアの製品を除いては、全て中華企画の製品ですのでオーディオ性能・機能に多くは期待出来ません。

純正のスピーカー+オーディオからの換装であれば音質は向上する可能性もありますが、既設の車外スピーカー+社外カーナビからの換装となると体感できるほどの音質の低下となるかも知れません。

中華系のAndroidオーディオには、見た目がゴージャスで惹かれる製品も少なからずあるのですが…

https://s.click.aliexpress.com/e/_9foBsf

オーディオ性能的に中身が伴わない見掛け倒しという可能性もあり、既設の車外ナビからの換装には簡単には踏み切れない事情もありますね。

その辺りをあまり気にしない方には良い選択だとは思います。

まとめ

以上、Androidオーディオのデメリットについていくつか解説しました。

購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

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