こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
最近はロードスターにアクションカメラを取り付けて景色や走行中の車の撮影などをしながら、画質の比較などをやっているのですが、高級アクションカメラ達の動作の安定性の低さが想定を遥かに超えるものとなっており、ある意味新鮮に感じています(笑)
高い動作の安定性を要求され、常に厳しいユーザーの評価にさらされる、「実用アイテムであるドラレコ」と比べて、ドラレコの数倍の価格で売られている「趣味アイテムであるアクションカメラ」は、画質の美麗さの面では確実にドラレコのそれを上回るものの、動作の安定性がクソ過ぎて、しかもユーザー側もそれを分かっているので大目に見てしまう文化の違いも感じますね。
GoPro Hero11、OSMO ACTION 3のどちらも撮れてなかった件
今回、このような記事を書くきっかけとなったのは、先日「GoPro Hero11」、「OSMO ACTION 3」の2機種のハイエンドアクションカメラをロードスターのロールバーに固定して、走行時の動画を比較した際に…
どちらも正常に録画がされずに肝心のシーンを撮り逃がしてしまったと言う残念な出来事です。
GoPro Hero11は熱に弱いのは分かっていましたが
GoPro Hero11は熱に弱く、春や秋のそれほど熱くない日でも2.7K/60fps以上の録画モードでは熱暴走防止の為に頻繁にシャットダウンします。(20分くらい?)
ただし、冬場に風が当たる場所に取り付けた際には、4K/60fpsの高解像度・高フレームレートのモードでも1時間以上に渡って安定的に録画を継続した実績もあります。
ところが今回は保護用のラバーのカバーを取り付けたのがマズかったのか、それとも風の当たり具合が悪かったのかは分かりませんが、何故か途中で録画を停止してしまっていました。
OSMO ACTION 3ではmicroSDカードが壊れて全てが消えた
これはOSMO ACTION 3の方が原因ではない可能性の方が高いのですが、OSMO ACTION 3での録画中にトランセンドの高耐久microSDカードが物理エラーを起こして、全てのガジェットで全く認識されないと言うトラブルに見舞われました。
過去の8年間くらいで、ドラレコのテストで様々なシチュエーションでの録画を試しましたが、使用中にエラーを起こしてそのままお亡くなりになるようなケースは初めてですし、物理エラーを経験したのも過去に1度しかありません。(ドラレコ付属の素性が分からないカード)
4K/60fpsの録画モードだとmicroSDに対する負荷も大きくなり、熱で壊れてしまうリスクも大きくなるんでしょうか…。
車載動画はフルハイビジョン/60fpsで撮影した方が良いのかも知れない
アクションカメラの使い方のうち、常に動画を撮影し続けるような車載での使用に関しては、まだまだ高解像度・高フレームで安定的に録画を継続出来るような製品がないような気がします。
因みに4K/60fpsの高画質モードで撮影が出来たとしても、それを編集してYouTubeにアップロードする工程でかなり劣化してしまう事があります。
劣化の少ない編集ソフトを使用し、編集時に手間を掛ければ改善出来る部分もありますが、大きいデーターサイズの動画の編集はPCへの負荷も大きく、物凄く時間が掛かります。
なので、現状ではフルハイビジョン/60fpsまで撮影画質を落とし、それを極力劣化させないように編集した方が、最終的に上がってくる動画のクオリティは高いものになる可能性もあります。
そう考えると、録画の安定性ではアクションカメラとは段違いのドラレコで、フルハイビジョン/60fpsの録画モードでビットレートを最大限まで上げて撮影できるようにした方が、良い様に思いますね。
問題はフルハイビジョン/60fpsで130Mbpsくらいの高ビットレートで録画できるドラレコがない点です。
車内にしっかり固定する事前提であれば、手振れ補正は必要ないのでそれほど高いハードウェアスペックは要求されない気がします。
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