「N5S」の実機レビューと評価 VANTRUEの2025年向けの4カメラドラレコ

5.0

※2025年8月30日更新:実機レビューを追記

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こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

現在まで駐車監視向けのドラレコとして最もおすすめして来た製品がVANTRUEの2023年モデルの4カメラドラレコ「N5」ですが、今月その後継機である「N5S」がローンチされています。

日本メーカーでは実現しえないハイエンドモデルですので、興味を持たれている方も多いと思います。

そこでこの記事では、後日のレビューを前提に「N5S」の特徴について解説します。

※LaBoon!!では未テストですが、現時点では少々動作の安定性に欠けると言う報告が複数のユーザーから報告されており、こちらのサンプルでもリアカメラが映らない不具合がありました。

その後、メーカーから配布されたファームウェアでのアップデートで症状は改善され、今のところ正常に動作しています。

N5Sのリア車内カメラは、日本語のシステムで使用する場合は、不具合が発生する可能性があります。
LED対策のフレームレートが原因です。

念のため、N5Sを初回使用する場合、英語を選択してください。
英語に設定して正常に起動した後、添付のbinファイルで一度アップデートしてください。
そうしていただけると、その後は日本語に設定しても大丈夫です。

「N5S」のスペックと特徴

「N5S」のスペックはこちらの表の通りです。

N5S
25.07発売
フロント:2688×1944/30fps
フロントインナー:1920×1080/30fps
リアインナー:1920×1080/30fps
リア:2560×1440/30fps
LED信号対応不明
レンズ視野角
対角165°/160°/158°/160°
リアカメラケーブル?m
microSD付属なし/最大1TB
GPSはマウント内蔵
駐車監視モード
衝撃検知/自動起動
動体検知/自動起動
専用ケーブルはOP
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

先代の「N5」 との違いは、後方撮影用のリアカメラの録画解像度がフルハイビジョンから2.5Kにアップしている点ですが、イメージセンサーについても以下のような改変があったようです。

  • フロント:IMX675→IMX675
  • リア:IMX672→IMX675
  • フロントインナー:GC2093→IMX672
  • リアインナー:GC2093→IMX672

※IMX672・IMX675はSONYのSTARVIS 2対応センサー、GC2093は中国のGalaxycore Microelectronicsのセンサー

ハードウェアの変更により、おそらくインナーカメラ2台はよりダイナミックレンジと夜間撮影能力が向上し、リアカメラについてはダイナミックレンジと夜間の明るさを若干犠牲にしてナンバー認識精度を向上させたものと推察されます。

また、「N5S」ではLTE通信をサポートするようになっていますが、技適認証の絡みで日本では未実装となりそうです。

セット内容とデザイン

今回はVANTRUEの提供サンプルにて実機テストを行いました。

セット内容は以下の通りとなります。

・フロント筐体(2カメラ)
・リアカメラ筐体(2カメラ)
・GPSマウント
・リアカメラケーブル(6m)
・Type Cシガー電源ケーブル
・PC通信用Type Cケーブル
・取扱説明書
・ドラレコステッカー×2
・両面テープ
・取付部材

フロントカメラ筐体

フロントカメラ筐体のデザインは、先代の「N5」と同様の大振りな円筒タイプ。

液晶はドラレコとしてはイレギュラーな長方形の2.0型程度

筐体の下側面には4つの操作ボタン

左側面にはイベント録画/電源ボタンとmicroSDカードスロット

上側面にはリアカメラ端子が装備されています。

付属のマウントにはGPSアンテナが内蔵されています。

リアカメラ筐体

リアカメラ筐体には前後にカメラが装備されていますが、赤外線LEDが搭載されている方が室内側です。

リアカメラケーブル

リアカメラケーブルは6mと短めですので、ミニバンなどでは配線の取り回しが難しいかも知れません。

ミニバン用にはこちらの9mロングケーブルがOPで用意されています。

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電源ケーブル

電源ケーブルはType Cシガープラグタイプとなりますが、

駐車監視の運用には別途専用の常時電源ケーブルが必要です。

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OPの偏光フィルター

こちらはOPの偏光フィルターです。

今回の比較では「N5」のみに偏光フィルターを装着、「N5S」には非装着ですが、偏光フィルターでダッシュボードの映り込みが効果的に抑えられていますので、合わせて購入をおすすめします。

インターフェイスについて

電源ONから録画開始までの起動時間は20秒程度と、ドライブレコーダーとしてはやや遅めです。

メニューツリーは従来のVANTRUEドラレコと同系統ですので、使い勝手は悪くありません。

ただし、本機はWiFi対応機種ですので、操作系はWiFiアプリを使った方が良いでしょう。

WiFiアプリについて

WiFiアプリについてはこちらからダウンロードが可能です。

■VANTRUE DASHCAM APP

本機では、本体側からの操作の他に、「WiFiを開く」「WiFiを閉じる」の音声コマンドでWiFiポートの制御が可能となっています。

WiFiメニューでは本体のメニュー項目が全て網羅されており、使い勝手は非常に良いと感じました。

今回は5GHz帯での接続を行いましたが、WiFiアプリでの動画のストリーミング再生は、カクツキなどは見られず、ストレスなく視聴する事が出来ました。

スマホへの動画のダウンロードも、他社製品と比べると速い方でした。(2.5K/28fps/5分の動画で2分くらい)

ダウンロード動画にはこのように地図にGPS情報が反映されます。

音声操作について

また、本機ではこちらの9つの音声操作にも対応しています。

・WiFiを開く:WiFiポート開放
・WiFiを閉じるWiFiポート閉鎖
・写真を撮る:静止画撮影
・ビデオスタート:録画開始
・音声オン:録音開始
・音声オフ:録音中止
・スクリーンオン:ディスプレイON
・スクリーンオフ:ディスプレイOFF
・ビデオをロック:イベント録画

WiFiポートの開放が音声コマンドに追加された事で、この手の製品としては扱いやすくなっています。

車内への取付けについて

今回は30系アルファ―ドに「N5S」の取り付けを行いました。

このタイプはインナーカメラのレンズがディスプレイ横に付いていますので、ミラー裏には隠せません。

以下手順を踏まないと、本体が脱落し易くなります。

一般的ドライブレコーダーの取り付け手順はこちらの記事で解説しています。

【保存版】自分で前後2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法について解説
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ドライブレコーダーとしての画質について

画質についてはVANTRUEの「N5」と映像を比較しました。

比較ポイントはこちらの通りです。

・録画視野角
・逆光補正能力
・ナンバー認識精度
・夜間の明るさ

録画視野角について

「N5S」の録画視野角は、以下の通りで概ね「N5」と似た感じでした。

【前】

【後】

【中前】

【中後】

リアのインナーカメラの視野角が若干広がり、「N5」よりも死角が減っています。

逆光補正能力について

逆光補正については概ね「N5」と似たような見え方でしたが、リアのインナーカメラの白飛びが「N5」よりも効果的に抑えられています。

※フロントインナーはほとんど変わらない見え方

【前】

【後】

【中前】

【中後】

【前】

【後】

【中前】

【中後】

ナンバー読み取り精度について

「N5S」はフロント2.5Kの高解像度モデルなので、「N5」と同様にナンバーの認識精度は高めです。

対向車のナンバーは光の当たり方や車速に左右されますが、条件が揃えばどうにか読み取れる事もあります。

【前】

リアカメラは解像度がフルハイビジョン→2.5Kにアップしている為、「N5」との差がはっきり出ています。

【後】

夜間のヘッドライトが反射したナンバーの読み取りは厳しい場面もありました。この辺りは「N4 Pro S」「S1 Pro MAX」に分があります。

【前】

【後】

夜間の明るさについて

夜間の映像については、素の動画の他にVANTRUE VIEWERで再生したものをキャプチャリングして比較しました。

市街地での明るさなドライブレコーダーとしては、ほぼ最上位のクラスとなっています。(VANTRUE VIEWERによる、補正ありきの話)

対「N5」では、同等の明るさと言った評価です。

【前】

【後】

【前中】

【後中】

【前】

【後】

【前中】

【後中】

【前】

【後】

【前中】

【後中】

リアのインナーカメラは、昼間の車外の白飛びの防止の為に明るさが絞られており、車外は全く見えていません。

フレームレートとLED信号の映り方について

「N5S」のフレームレートは28fpsとなっていますので、日本全国でLED信号が高速点滅して映るでしょう。

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PCでの動画の再生について

PCでの動画の再生については以下の2つの方法をテストしました。

・専用ビュワーでの再生
・汎用ビュワーでの再生

専用ビュワーでの再生について

PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード可能です。

■「N5S」専用ビュワー

こちらのビュワーはElementシリーズと共通ですが、明るさ調整機能が実装されています。

その他の機能的には以下のようにドラレコのビュワーとしてはスタンダードなものでした。

・4カメラの同期再生~〇
・映像の拡大縮小~×
・地図への走行軌跡の表示~〇
・速度の表示~〇
・方位計の表示~×
・Gセンサーグラフの表示~〇
・再生速度調整~〇
・明るさの調整~〇

汎用ビュワーでの再生について

汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。

microSDでの録画時間について

microSDカードは最大で1TBまでがサポートされています。

なお、VANTRUEではサムスンやトランセンドなどのmicroSDカードは推奨しておらず、一部機種(E360、N4 Pro S)では書き込み速度エラー確認されました。

従ってmiroSDカードはVANTRUE純正品を使用した方が無難でしょう。

※メーカーからの注意事項

※データサイズが4K相当なので4K対応のU3規格でないとエラーが出る可能性があります

録画データのサイズは、それぞれ以下の通りとなります。

・28fpsの常時録画:18.6GB/H
・15fpsのタイムラプス:10.5GB/H
・10fpsのタイムラプス:7GB/H
・5fpsのタイムラプス:3.5GB/H
・1fpsのタイムラプス:0.7GB/H

※データーサイズはファームアップデートごとに変更される事もあり得ます。

 地デジへのノイズの影響について

「N5S」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。

ラジオへのノイズの影響も確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事がありますので結果は参考程度に捉えて下さい。

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「N5S」の総評

最後に「N5S」の総評です。

従来からドラレコとしての機能・画質面では高評価だった「N5」と比べると、フロントカメラ・フロントインナーカメラは同等の画質、リアインナーカメラはダイナミックレンジが広がり、リアカメラはナンバー認識精度が向上してます。

また、「N5」よりも劣る点は一切ありませんでしたので、「N5S」は「N5」の上位互換の正常進化モデルと言えるでしょう。

画質面では今のところ他社の追随を許していません。ただし、日本メーカーの製品と比べると保証期間が最大で1.5年と短い為、スペック・画質重視の方におすすめの製品と言えるでしょう。

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コメント

  1. mona より:

    N5Sまだ売ってないみたいですが発売中止なったんですかね?レビューは予告通り8月上旬にやるんでしょうか?

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 より:

      ファームウェアの不具合があるので、おそらく出荷をとめていると思います。
      レビューは販売再開後にと、先方から連絡来ています。
      初期ファームウェアは致命的なバグがあって、リアカメラが映らないですね。
      ファーウェアアプデで改善しましたが、まだバグがあるような気がしてます(-_-;)

  2. あっきぃ より:

    N5SではなくN5の話で恐縮ですが、8月18日に公開されたファームウェアを適用すると 5GHz帯での接続が不可(電波が出ない)になりました。

    Update Logにも
    9.特定地域の規制に準拠するため、一部の5G Wi-Fi周波数帯を制限しました
    とあるので、もしかすると日本が対象かな、と恐れていたのですが、悪い予感が当たってしまいました。
    今のところN5Sは大丈夫なようですが、法規制が理由となると今後はN5と同様に制限されるかもしれませんね。

    その他、大きな所では以下のような変更がありました。
    1.駐車設定に「入出庫モード」を追加
     うちでは「ACC」に設定すれば、エンジンをかけたまま一定時間駐車した際も駐車モードに入ることが無くなりました
    2.駐車監視モードに赤外線ライトのオプションを追加
     「オフ」にすることが可能に

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 より:

      N5については、5.2GHz帯での技適認証を受けているようです。
      https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jg01_01&PC=214&TC=N&PK=1&FN=241029N214&SN=%E8%AA%8D%E8%A8%BC&LN=4&R1=*****&R2=*****

      —————–
      AI による概要
      車内で利用が認められている5GHz帯の周波数は、**W52(5.15GHz~5.25GHz帯)**とW53(5.25GHz~5.35GHz帯)で、これらの帯域は屋外使用が禁止されており、自動車内の使用は屋内として認められる例外的なケースです。屋外で利用できる5GHz帯はW56(5.47GHz~5.725GHz帯)ですが、車内ではW52とW53を使用することが可能です。
      —————–

      従って認証を受けた仕様であれば、車内での使用にも問題はない筈ですが、認証を受けた仕様とは異なる機器構成だった場合には不可になりますね(-_-;)

      言語を英語に変更しても変わりませんか?
      英語にするとフレームレートが30fpsになり、西日本でのLED信号が同期しますが、その他の設定もグローバル向けになるかも知れません。

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