こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
今回はLaBoon!!の読者さんの寄稿により、CX-30での360°スマートミラーとしては最も評価が高いMAXWIN「MDR-I002B」+ドラレコ専用急速充電バッテリー「iCELL」の取り付け方法について説明します。
ご自身でCX-30に2カメラドライブレコーダーと外部バッテリーの取り付けをやってみようと検討されている方の参考になると思います。
—以下本文—
はじめに
今回、C X-30に話題のデジタルミラー型ドラレコをインストールしてみようと考えていたら、丁度Laboon!!さんのキャンペーンを拝見し、気になっていたMDR-I002Bの取付を実施しました。
また、ドラレコバッテリーiCELL B6Aの取付を行なっておりますので、同じ車種でご検討の方はご参考ください。
取付物の一覧
今回購入したドラレコはMAXWINのMDR-I002Bです。
iCELLと接続する際に、エーモン 電源ソケット プラグロックタイプを購入しました。
写真は、MDR-I002Bを箱から出した状態です。ミラーが一番上部にあり、その下に各種部品が、袋に入って小分けになっていました。
内容物一覧
・デジタルミラー
・シガーソケット電源ケーブル
・フロントカメラ
・車内設置用リアカメラ+リアカメラ接続ケーブル
・GPSアンテナ(写真:GPSアンテナ)
・取付バンド2種類
・説明書
・画面を拭く布
OPパーツに電源直結ケーブルが市販されていますが、今回はiCELLを使用するため購入していません。
配線作業
今回は、iCELLを使用するため先に配線作業を行いました。
青丸の部分の配線作業ですが、今回は2線なので、青バツの所はありません。分岐せず直接ACC配線に繋ぎます。
図のように配線しておきました。
ドラレコ側はエーモンの電源ソケットプラグロックタイプで配線を取れるようにしています。
BATにドラレコの+側を、GNDにドラレコのー側を繋いでいます。
またACC端子はオスのギボシ端子をつけておきました。
リアカメラの取り付け
最初に、配線から始めていきます。赤線のように配線を通していきます。
まず、運転席側のサイドのゴムを下に引っ張るように外していきます。外側を引っ張ると外しやすいです。
後部座席側のウェザーストリップを同様に外します。
次に隙間に配線を隙間に入れていきます。
途中のBピラーの所はエーモン配線ガイドなどを使うと通しやすいと思います。
また、所々にエアバッグがあるので干渉しないように奥に入れるようにしてください。
後ろは、矢印のように配線通します。内張り外しなどでCピラーの隙間に押し込みました。
ここまで通したら、リアガラスの中央部分のカバーを外します。
手前に引くと外れますが、赤丸の所に金属ビスが止まっていますが硬いので、一気には外さず様々な隙間かあら少しずつ行ってください。
これからジャバラの中を通すので、少しでも滑りが良くなるように先端をマスキングテープで巻いておきます。
まずは隙間に手を入れてゴムを浮かすと、下にプラスチックがあります。赤丸の所をマイナスドライバーなどで軽く押しながら引くと外れます。
配線ガイドを写真のように入れました。
ジャバラの中に潤滑剤(自分はラスペネを入れましたが、シリコンスプレーとかパーツクリーナーでもいいみたい)を吹き、配線ガイドを通しました。
その後、配線を通しましたが、ジャバラを揉みながら行ったら思ったより簡単に通りました。
写真のように配線しました。
また、今回はバック信号とは連動させるつもりは無かったので、バック信号との配線は断端をビニールテープで処理しておきました。
真ん中から写真のような位置に取り付けました。カメラは上下に回るので真っ直ぐ取り付けられていればある程度修正は効きます。
前に戻ってフロントの配線を行います。まずAピラーを外しますが、赤丸の所に手をかけて、内側(赤矢印)に引くと外れます。
その後手前(青矢印)に引くと下が抜けます。最後に、青丸のところの黒いプラスチックを回して穴から外すと完全に外れます。
赤矢印のように配線しますが、途中にエアバッグがあるので後ろを通すようにします。
またこの時、GPSアンテナの配線も行っています。青矢印のように元の配線留めを利用して、リアケーブルと合流させました。
フロントガラス上部の隙間に配線を通していき,ミラーに繋ぎます。
フロントカメラの設置
フロントカメラは純正と同じ位置に配置しました。デジタルミラーに配線し、余った配線はフロントガラス上部の隙間に押し込みました。
次は電源の配線です。
まず、グローブボックスを外します。左側にあるダンパーを矢印の方向に引いて外します。
そして、青丸の引っかかり(反対側にもある)を内側に力をかけて外し、手前にグローブボックスを引っ張ると外れます。
次に助手席側のAピラーを外します。手順は、リア亜カメラの配線を通す時と同様に、ウェザーストリップを外して、できた隙間に手をかけて外します。
外したら配線ガイドを使って、電源ケーブルを図の赤丸から出して矢印のように通していきます。
そのままフロントガラス上部の隙間に押し込みながら、デジタルミラーに繋ぎます。
また、助手席下に戻って次は、ヒューズボックス周辺を外していきます。
まず、サイドステップを外します。隙間に手をかけ、上に引っ張れば簡単に外れます。
外れたら、ヒューズボックス全体のカバーを外すためウェザーストリップを外していき、そして赤矢印のクリップを手前に爪かマイナスドライバーなどで外します。
赤丸の所にクリップがあるので、青矢印の方向に引くと外れます。
C X-30はヒューズボックスにACC電源を取れるヒューズが無いため、運転席側のETCなどからとるか、ヒューズボックス上の配線から分岐する必要があります。
今回は、ヒューズボックスの上から取ることにしました。
検電テスターを用いて赤矢印の白い配線がACCだと分かったので、エレクトロタップで分岐し、前もって準備していたiCELL+ドラレコの配線のACCとつなぎました。
iCELLの取り付け
取り付け物一覧
左上から、説明書、本体、ヒューズ電源取り出し用配線(4種類)、出力ケーブル、入力ケーブル、マジックテープ(2枚)でした。
C X -30は低背ヒューズなので、ヒューズ電源取り出し用配線は低背ヒューズ用のを使用します。(写真の一番左)
iCELLは助手席の下のプラスチックの所に設置することとしました。マジックテープを取り付け、設置しています。
出力ケーブルと入力ケーブルはサイドステップ下に配線し、青丸の所から外に出しiCELLと繋ぎました。
最後にヒューズボックスからテスターで常時電源の所を探して配線します。
私は、切れても影響が少なく、切れたらすぐ気付くイルミネーションのF16(紫丸)からとりました。
また、アースは青丸のところでとりました。
後は、iCELLのスイッチを起動させドラレコが起動するか確かめました。
MAXWINのMDR-I002Bの使用感想
画像がとても綺麗で驚きました。また、タッチパネルでカメラ画面を上下に移動させられるところが、直接カメラをいじらなくても微調整がきき助かります。
日中での使用は、画面の明るさに関して自分は特に暗い感じはせず非常に見やすかったです。
バックミラーとして用いるのは視野角が広く少し慣れが必要そうですが、問題なく使用できると思います。
ただ、夜間は画面として荒さがあり、ライトなどの明るさがない人や動物、物の視認性は難しいかもしれません。
まあでも、元々のミラーでも難しいので、死角が減ったことを考えればプラスでしょうか。
ドラレコとしては、ナンバーの視認性は非常に良く、夜間でヘッドライトがあっても全く関係ありませんでした。非常に優秀なドラレコだと思います。
iCELL B6Aの使用感想
元々できないドラレコでも駐車監視ができるようになったり、バッテリーに負担をかけることなく駐車監視できたりと非常に優秀でメリットの大きい商品だと思います。
自分は青空駐車で車上狙いやイタズラが多い地域なので、非常に安心して使用できます。
Laboon!!さんの記事では、満充電で8時間程度の駐車監視時間と言われており、大体それぐらいでした。また、50分で満充電になるのは非常に嬉しい点です。
賃貸で日中も必要という方は、増設するかもっと大きいサイズ、もう少し消費電力の少ないドラレコがいいかもしれませんが、スーパーなどまとまった時間の停車時にしっかりと駐車監視でき、デジタルミラーも使えるという点からこの組み合わせも全然ありだと思います。
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