こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
トランセンドと言えば台湾の超有名な半導体メーカーですが、ドライブレコーダーに関しては2015~2016年ごろの国内ドラレコ黎明期に先行者利益を生かして一定のシェアを誇っていました。
ただ、その後にドラレコが儲かると分かってからの日本メーカー勢の攻勢に押されてここ3年くらいは新モデルの発表がありませんでしたが、6月中に1万円以下の価格帯でWiFi&STARVIS対応のエントリーモデル「DrivePro 10」が発売される模様です。
ざっくりと見た感じではこの価格帯ではおすすめ出来そうな仕上がりになっているようです。
「DrivePro 10」のスペック
「DrivePro 10」のスペックは以下の票の通りです。
DrivePro 10 |
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20.06発売 |
1920×1080/60fps/30fps/WDR |
レンズ視野角 対角140° |
LED信号対応不明 |
microSD付属32GB??/最大128GB |
GPS非対応 |
駐車監視モード |
走行モードの継続?/自動起動 |
専用ケーブルはOP |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
イメージセンサーの型番は不明ですが、この価格帯だとおそらく200万画素の廉価STARVISである「IMX307」が使用されていると予測されます。
レンズのF値は2.0なので最近のドラレコの中では暗めのレンズとなります。(明るいものはF1.2~1.6が採用)
録画解像度はスタンダードなフルハイビジョン、レンズ視野角もスタンダードな対角140°です。
こちらの公式プロモーション動画を見る限りでは、特にこれと言った特徴のないスタンダードな映像となっています。
スタンダードな画質でWiFi対応モデル、トランセンドのブランドで1万円未満という事を考えれば、決して高くはないと思います。
その他気になるポイント
過去にトランセンドの製品をテストした際に、メーカー側のLED信号の同期問題への認識が薄く対応がされなかった点が気になっていました。
おそらく本機も30fps/60fpsと記載されている上にLED信号に対する対策は見当たりませんので、60Hzの西日本エリアでは信号が同期して数秒間消えて映る可能性が高いと考えています。
また、デザインを見る限りは中華企画の格安ドラレコにありがちなチープなマット素材のように見えます。
実物を触っていないので何とも言えませんが、ボタン部分の固定が甘く本体を揺するとカタカタ音が出てきそうなイメージです(笑)
なお、本機に関しては実機テストの優先順位が低い為、8月頃に時間が取ればレビューを行うかも知れません。
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