こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
コムテックから3ピースセパレートタイプの2カメラ「ZDR036」が発表されています。
同社のZDR系の末尾が6の製品には、2019年モデルに「ZDR026」という前後2.5Kの高解像度モデルがありましたが、「ZDR036」も同様に前後2.5Kの録画解像度となっており、この系統は高解像度の流れを継続するようです。
「ZDR036」のスペックと特徴
「ZDR036」のスペックはこちらの表の通りです。
ZDR036 |
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22.02?発売 |
フロント:2560×1440/27.5fps/HDR リア:2560×1440/27.5fps/HDR |
レンズ視野角 フロント:水平134° リア:水平134° |
LED信号対応 |
microSD付属32GB/最大128GB |
フォーマット不要 |
GPS内蔵 |
駐車監視モード |
衝撃クイック録画/ドップラー動体検知録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス |
自動起動 |
専用ケーブル HDROP-014 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
録画解像度は「ZDR026」と同じく前後2.5Kですが、以下ポイントが変更された機能となります。
・前後カメラを独立させ、3.0型の大型ディスプレイとの3ピースセパレート構造
・駐車監視に前方のみのドップラーセンサーによる動体検知モードが追加された
・駐車監視機能が最大24時間までになった
3ピースセパレート構造
「ZDR036」は前後のセパレートカメラと、3.0型の大型液晶を採用した、構造的には珍しい製品ですが、2カメラで似たような製品にはパイオニアの「VREC-DS500DC」があります。
パイオニアが前後セパレート型のSTARVIS対応2カメラドラレコ「VREC-DS500DC」発表!!
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特性的には「VREC-DS500DC」よりも視野角と録画解像度を上げていますので、おそらくナンバーの認識精度に関しては、一般的な視野角のフルハイビジョンの製品と同クラスになると推察されます。
駐車監視について
駐車監視については、新たにドップラーセンサーによる動体検知モードが採用されています。
この機能は、最近ではVANTRUEの「T3」などにも採用されていましたが、ドラレコ本体の電源を落とした状態で省電力で待機させ、ドップラーセンサーが動体を検知した時だけドラレコに電源を入れて録画を行う仕組みで、省電力性に優れています。
このシステムの実装でバッテリーやmicroSDカードへの負荷が小さくなりますので、長時間の駐車監視向けの製品と言えますが、何故かタイマーが24時間までで、それを超えるような駆動は出来ないような表記が見られるのが謎です。(これは駐車監視の常時録画+衝撃録画モードを指す表記かも知れませんが)
コメント
これに車内用のカメラが付いてたら完璧に近い製品かもしれません(映像等は別として)。
フロントウインドウぶら下がりタイプのドラレコだと、サンバイザー使えないし、目線に入って邪魔なので嫌いなんですよね。
本体とリアカメラ間のケーブルが最近発売された製品と同じようなので、コムテック同士の入れ替えだったら、ケーブルを再度配線しなくても良さそうなのも「〇」です。
ただ、価格が少々高いかな~(3ピースということなので仕方がないかもしれませんが)。
水野様
3CH録画、2方向ドップラー検知だとベストですね。
いつも参考にさせていただいております。
前後2.5Kということで、性能的に競合するのはセル
スター cs-92wqhでしょうか。
ただしzdr036の方が視野角が広く、フロントのカメ
ラもセパレートということで自由度が高いのでzdr036
の方が総合的に上になりそうですね。
暗視能力はよくわかりませんが。
one様
コムテックの2.5KモデルはHDR補正とビットレート絞りの影響でナンバー認識精度は高くはないので、この製品はドップラーセンサーが最大のセールス化と思います。