こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
今回はNCロードスターのドラレコ、外部バッテリーその他の周辺パーツの機種変更を行った関係で折角ですので2カメラドラレコの取り付け方法について解説します。
一部、手間の掛かる工程は手抜きしている部分もありますが、見栄えや運用面での問題はありませんので、ご自身でNCロードスターに2カメラドライブレコーダーの取り付けをやってみようと検討されている方の参考になると思います。
今回取り付けたドラレコとその他のパーツ類
今回取り付けを行った製品はこちらの4つになります。
・MAXWIN「MDR-G007」:リアカメラのみのスマートミラー型ドラレコ
・ドラレコ用急速充電バッテリー「iCELL」
・ドラレコ駐車監視GPSコントローラー「iZONE」
ドラレコフロント筐体の取り付け
今回取り付けた「NP1」は、一つの筐体の前後にカメラを搭載した2カメラタイプ、後方はリアカメラのみのスマートミラー「MDR-G007」で撮影します。
今回は初めにフロント筐体を先に取り付けてしまいました。
なお、この車はエンジンの振動がミラーに伝わり易く、エンジンの回転数によっては激しくミラーが共振した為、このような振動対策を行っています。
ヒューズボックスから電源を取る
次にヒューズボックスから電源を取ります。
ヒューズボックスは助手席足元の内張の蓋を外すとアクセス出来ます。
一般的なドライブレコーダーを取り付ける場合には、以下の3つの接続が必要です。
・ACC電源
・アース
今回はiCELL、iZONEを使用していますので、ヒューズへの接続はこのようになりました。
NCのグローブボックスにはダンパーがないので、グローブボックスを左右から押しつぶしてフックを解除して手前に引くだけで外れます。
iCELLとiZONEとの接続
今回のケースでは駐車監視をするのは「NP1」のみですので、このパターンとしました。
※MDR-G007では駐車監視はしないので、ACC直取りです。
通電・駐車監視動作の確認
電源を確保し、他のガジェット類との接続が完了したら、エンジンON/OFFでの通電と各種動作の確認を行います。
ここでエラーが出るようでしたら接続の誤り、または接触不良などが疑われます。
ヒューズボックスの通電状況、ヒューズ管切れ、ギボシの接触不良などをチェックしましょう。
ケーブルの引き上げ
電源を取ったら電源ケーブル、リアカメラ接続ケーブルをピラーを経由して上に引き上げます。
NCロードスターはオープンカーですので、普通の車と比べると配線の引き上げが面倒です。
まずはピラーを手前に引っ張って外します。(ケーブルを通すのは助手席側だけですが、フロントガラス上のセンターパネルを外すには運転席側のピラーも上の方だけ剥がす必要アリ)
フロントガラス上のセンターパネルは、こちらの左右合わせて6つのトルクスネジを外さなければ剥がれません。
トルクスネジを外したら、次にセンターパネルを引っ張ってクリップを外して剥がします。
室内灯のカプラーも外しておきます。
内張りが外れたら、グローブボックス裏からピラー上にケーブルを引き上げます。
NCはエンジンの振動が車内にダイレクトに伝わり易いようなので、普段はやらないビビり対策を徹底し、配線類と接触する部分にはスポンジテープを貼った上で、タイラップで既設の配線に固定します。
リアカメラの位置決め
通常の場合、リアカメラはウィンドディフレクターなどに取り付けるのが良いのではないかと思うのですが、このNCにはロールバーが付いており、ディフレクターを立てる事が出来ませんので、ロールバーにリアカメラを取り付けています。
当初は両面テープでカメラをロールバーに貼り付けたのですが、この方法ではエンジンの振動に合わせて、映像がゆらゆらと上下に揺れる現象が発生しました。
そこで、ステーとロールバーの間にこのような扉の防音用のゴムを挟み込み
ホースバンドで固定しました。
リアカメラとiCELLの配線収納
iCELLは助手席下に設置
リアカメラとiCELLの配線は、助手席側のサイドシル部分の内張を剥がして這わせています。
内張りは引っ張るだけで簡単にはがせます。
配線が余るようなら、グローブボックス裏か…結構な魔界ですが、ビビり防止の為にケーブルをエアパッキンなどでくるんだ方が良いでしょう。
ヒューズボックス周りのパネルも剥がして、その辺りに固定します。
あとは内張りを元に戻して作業終了です。
まとめ
以上、NCロードスターの2カメラドラレコ取付け手順について解説しました。
この車は内装が外しやすく、全般的に配線を通しやすい構造なので作業しやすい車種だと思います。
NCロードスターにドラレコを取り付けようと考えている方は是非チャレンジしてみて下さい。
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