コムテック駐車監視ユニット「HDROP-05」を使用して複数台のドライブレコーダーを駆動させる際の注意点

このところ単体モデルで複数台のドライブレコーダーを駆動させる方が増えているようですが、今回は読者様から最近ご報告頂いたトラブル事例から、コムテックの駐車監視ユニットケーブル「HDROP-05」で複数台のドライブレコーダーを駆動させる際の注意点についてご説明します。

そもそも「HDROP-05」で何台のドラレコが駆動可能なのか?

コムテックの「HDROP-05」は原則として1台のドライブレコーダーに給電させる設計となっていますので、メーカースペック上は1台までの給電しか出来ません。

ただし、過去に「HDROP-05」の配線にエレタップを割り込ませ、2台以上のドラレコの運用が可能であった旨のご報告もあり、「HDROP-05」のヒューズは1Aとなっている事から、12V×1A=12Wの電力の供給は可能であり、その範囲では運用上は大きな問題は発生しないであろうと思われます。

ドライブレコーダー1台当たりの最大出力は2~4W程度ですし、全てのドライブレコーダーが同時に最大出力になる事は希でしょう。

平均的な電力量は1.5~3W程度になりますので、理論上は3台程度までは同時駆動が可能であるという事になります。

こちらでテストした限りでは、「HDROP-05」1台で「HDR-352GH」、「HDR-751G」、「DRV-610」の3台のドライブレコーダーの駆動が可能でした。

配線を割り込ませる際の注意点

配線の割り込みはエレタップを使用するのが最も簡単ですが、「HDROP-05」のドラレコ側の2芯ケーブルには絶縁用なのか分かりませんが、以下のような極細のファイバーが仕込まれています。

物凄く細く、透明なので非常に見えにくく、最近老眼の兆候が出始めているとの自覚がある私にはなかなか判別が難しい代物です。

エレタップを使用しても運が良ければ金属部分が銅線に到達するかも知れませんが、なるべくであればギボシの分岐配線で分配した方が後々の事を考えても良さそうな気がします。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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