こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
パイオニアの「VREC-DZ800DC」は、駐車監視モードの仕様に問題はあるものの、知名度が高いメーカーの製品ですので、駐車監視を目的に購入を検討されているユーザーも多い事と思います。
そこで今回は「VREC-DZ800DC」の駐車監視の仕組みと使い方について解説します。
「VREC-DZ800DC」の駐車監視モードの仕組み
「VREC-DZ800DC」の駐車監視モードは、エンジンがOFFになると、自動で次の駐車監視用の録画モードに切り替わるものです。
※駐車監視モード・セキュリティモードの両方の設定をONにすると、駐車監視モードが終了した後にセキュリティモードに切り替わります。(カットオフ電圧は11.6/11.8/12.0/12.2V)
駐車監視モードでは、衝撃の前後の状況を録画する事が出来ますが、内蔵バッテリーの容量の問題で最大で40分しか待機出来ない点が問題となります。(充電も遅い)
一方でセキュリティモードでは、微電力で待機しますので、連続で長期間の運用が可能ですが、録画が開始されるのが衝撃を検知した後の3秒後からになりますので、証拠能力はイマイチです。
「VREC-DZ800DC」の駐車監視モードを使う為に必要な手順
「VREC-DZ800DC」で駐車監視モードを使用する為には、こちらの付属の黄・赤・黒の駐車監視用3芯ケーブルを所定の接続方法とします。
このケーブルを使用する事で、エンジンをOFFにすると自動で約1分後に駐車監視モードが起動し、エンジンをONにすると駐車監視モードが終了するようになります。
それぞれのケーブルの役割はこちらの通りです。
ドライブレコーダー側は駐車中も走行中も常に黄線から電力を貰えるような状態になっており、エンジンに連動する赤線の通電状況によって、①走行録画、②駐車監視モードの制御を行っているという塩梅です。
※駐車監視の設定項目は特にありません。
3芯ケーブルの取り付け方法
このケーブルの根元は黄・青・黒の3色のケーブルに分岐していますが、これをヒューズボックス内のヒューズに接続します。
このケーブルを使うと、エンジンのON/OFFに連動して自動で駐車監視に入り、常時録画モードに戻ります。
外部バッテリーと組み合わせた駐車監視
「VREC-DZ800DC」で本格的な当て逃げ・イタズラ対策を想定した駐車監視を行う場合には、外部バッテリーを使用して駐車中にも走行時の常時録画モードを継続する方法がおすすめです。
ドラレコ専用の急速充電バッテリー「iCELL」と接続する際には、このような接続方法とします。
「VREC-DZ800DC」の消費電力ですが、常時録画でモードでは5.4W程度でした。
「iCELL」を使用しての常時録画モードでの連続駆動時間は、こちらのような予測となっています。
型番 | B6A | B12A | B40A |
---|---|---|---|
容量 | 76Wh | 153Wh | 422Wh |
駆動時間 | 8時間 | 16時間 | 45時間 |
満充電 | 50分 | 100分 | 150分 |
なお、iCELLと組み合わせる際に駐車監視をしない場合には電源ボタンを長押しし、次回の起動時にも同様の操作で起動させる必要がありますので、この操作が面倒だ、という方には、こちらの「iZONE」との併用がおすすめです。
「iZONE」に自宅などの駐車監視が必要ない場所を登録しておくと、その場所ではエンジンをOFFにすると自動的に電源が落ちるようになります。
iZONEとの接続方法はこちらの通りです。
まとめ
以上、「VREC-DZ800DC」の駐車監視モードの使い方、取り付け・設定方法について解説しました。
「VREC-DZ800DC」のレビュー本編についてはこちらの記事をご参照下さい。
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