※2021年4月18日更新~VANTUEの「N2S」について追記しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
この記事は「赤外線」「暗視」「ドライブレコーダー」と言ったキーワードでGoogle検索を行っているような方に対する解説記事です。
いきなり残念なお知らせですが、ドライブレコーダーから赤外線を照射して車外を暗視撮影する方式は、今のドラレコの技術では実現不可能です。
赤外線を照射するにより、全く光源のない場所でもある程度の視界が確保できる為「駐車監視には有利になる筈だ!」と考えている方もいらっしゃるとは思いますが、残念ながら現状のドライブレコーダーにはそれは期待できません。
ただし、赤外線を照射しなくても多少の光源があれば圧倒的な明るさで撮影できる製品もありますし…
車外ではなく、車内向けに赤外線を照射して車内の様子を撮影する目的においては、赤外線の照射は非常に有効ですので、最近では防犯や警察による交通取締りの誤認検挙の抑止を目的とした赤外線搭載の車内撮影モデルが増えているのも事実です。
そこでこの記事では、①赤外線による車外暗視撮影が有効ではない理由と、②その代替え案、③車内撮影に特化した赤外線搭載のドラレコについてご紹介します。
車外に向けての赤外線照射が有効ではない理由
私が過去に使用して来た車外向けの赤外線モデルでは、赤外線のオン・オフ時の見え方に全く差が感じられたかったばかりか、場合によっては赤外線がガラスに反射して白くぼやけてしまう事がありました。
これは薄い純正フィルムが貼られたリアガラスでの事例なので、フロントガラスでは反射によるぼやけは少なくはなりますが、車外への照射効果はほとんど認められた事がありません。
ドライブレコーダーに搭載が可能な赤外線LEDは出力に限りがあり、有効な射程距離はせいぜい1m程度です。
フロントガラスにドライブレコーダーを取り付けて赤外線を車外に照射したとしても、その光はボンネットの先端までは届きません、
従って全く以て意味が感じられないばかりか、下手をすると赤外線がフロントガラスに反射して、映像が真っ白になって見えにくくなります。
赤外線はないが暗視能力が高いドラレコはある
2018年以降は暗い夜間でも明るく撮影が出来る、SONYのSTARVIS技術に対応した低照度イメージセンサーを搭載したドライブレコーダーが増えており、赤外線を搭載していなくてもある程度の光源があれば明るく撮影出来る製品が増えてきました。
全てのSTARVISモデルの暗視能力が高いという訳ではありませんが、以下記事でまとめている製品についてはSTARVISモデルの中でも暗視に強い特性を持っています。
赤外線LEDで車内を撮影するドラレコ
一方で赤外線LEDを車内に向けて照射し、インナーカメラで車内撮影を行うモデルの場合には夜間でも車内がしっかり明るく映ります。
赤外線の照射があくまでも車内撮影を目的としているものであれば、選択肢は豊富にありますが、フロントカメラの性能も考慮する場合にはおすすめモデルはVANTRUE「N2S」の一択と言っても良いでしょう。
何故なら…
・「N2S」は赤外線をOFFにしてVANTRUEビュワーを使う事で、他社製品の赤外線ONを大きく超える明るさになる
・「N2S」はVANTRUEビュワーを使う事で、車外もずば抜けた明るさで撮影できる
からです。
こちらの画像を見て頂けるとその差は一目瞭然だと思います。
この機種の登場により、私が過去に作成したこれらのレビュー記事は悉くオワコン化しています。
「N2S」の詳細レビューについては以下記事をご参照下さい。おそらく他の製品を選ぶ理由がないと感じるはずです。
まとめ
以上、車外の暗視特化ドライブレコーダーと赤外線による車内撮影が可能なモデルをいくつかご紹介しました。
「N2S」にはリアカメラが付いた3カメラバージョンの「N4」という上位製品もあり、こちらもダントツの高画質となっていますので、車両の後方もしっかり記録したいという方には「N4」をおすすめします。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
いつも楽しく拝見させていただいています。
ガーミンからもでてますね
どうでしょう?
オデハイ乗り様
ガーミンから赤外線対応モデルって出てましたっけ?
型番わかります?