こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
セルスターから2022年向けのスタンダードグレードの2カメラドライブレコーダー、「CS-72FH」が発表されています。
同社の2カメラドライブレコーダーとしては、最上位に当たる「CS-92WQH」を先日レビューしていますが、70番台の型番をこの製品に振って来た事で、絞るところは絞りつつ、今後はスッキリ分かり易いラインナップになりそうな予感がします。
そこでこの記事では、「CS-72FH」の製品概要と今後のセルスターのドライブレコーダーが進みそうな方向性について解説します。
「CS-72FH」のスペックと特徴
「CS-72FH」のスペックはこちらの表の通りです。
CS-72FH |
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21.12?発売 |
フロント:1920×1080/30fps リア:1920×1080/30fps |
全国LED信号対応不明 |
録画視野角 フロント:水平115° リア:水平107° |
microSD付属32GB/最大64GB |
GPS内蔵 |
フォーマット不要 |
駐車監視モード/自動起動 |
常時録画のみ 常時録画+衝撃検知 動体検知のみ 動体検知+衝撃検知 |
専用ケーブル GDO-10 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
前後フルハイビジョンのSTARVIS機ですが、イメージセンサーの型番が記載されていませんので、おそらく廉価STARVISの「IMX307」を採用しているものと考えらえます。
※「IMX307」はもともと「IMX290/291」の廉価センサーという位置づけですが、最近の半導体不足で決して廉価とは言えないコストになっているそうな…。
仕様的にはスタンダードグレードのど真ん中の製品と言えますが、ここは2020~2021年に掛けてのの同社の商品構成から抜け落ちていたゾーンで、70系には「IMX307」を搭載したWiFiモデルが割り当てられていました。
2020~2021年の流れはこのようになります。
従来まではこのようなスタンダードゾーン以外にも、レーダー探知機連動型や、既設のバックカメラの映像を録画できる製品など、ニッチゾーンにも力を入れていましたが、同社の最近の流れはこれから伸びて行くであろう、売上の上昇が見込める360°ドラレコやスマートミラー型に構成をシフトしています。
スタンダードな箱型に関しては、30系が非STARVISのエントリー、70系が「IMX307」搭載のスタンダード、90系が「IMX335」搭載の高解像度ハイエンド、という流れが確立されそうです。
また、これから伸びそうなカテゴリーは、360°やスマートミラー型ですので、2022年にはこのゾーンで目先が変わった新製品が出て来るかも知れないですね。
なお、このクラスのドラレコはコムテックとユピテルから水平録画視野角130°オーバーの製品が多数販売されている事から、私が「CS-72FH」をおすすめする事はないかなぁ~、という印象です。
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