こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
今回はLaBoon!!の読者さんの寄稿により、カローラスポーツ・カローラツーリングでの現行最強ドラレコであるVANTRUE「N4」の取り付け方法について説明します。
ご自身でカローラスポーツ・カローラツーリングに2カメラドライブレコーダーの取り付けをやってみようと検討されている方の参考になると思います。
取付車両はカローラスポーツ(2019年式 6AA-ZWE211H)になりますが、カローラツーリングと共通の部分が多くその点をふまえて取付説明をします。
大まかなカローラスポーツとツーリングの差ですが、全幅はカローラスポーツの方が広いですが、基本のプラットフォームや居住性に影響するホイールベースは共通です。
荷室部の構造に差があり、後方カメラ取付時には配線が少し伸びる位になります。
後の取付説明時に比較画像があります。
今回の配線方法で引き回した場合、とくに問題になることはないので気にする必要なし!
電源取り出し
車両側のケーブルを加工するのが嫌だったので電源取り出し用にはオプションカプラーから電源を確保できるハーネスを購入、こちらは、カローラスポーツ・カローラツーリング共通です!
使用したOP、取り付け部品はこちらです。
オプションカプラーハーネスの使用について
「N4」で駐車監視を行う場合には、こちらの専用降圧ケーブル付属のダブルヒューズ電源取り出しケーブルを既設のルームランプ等の常時電源ヒューズと差し替える方法が指定されています。
このダブルヒューズを使う場合には以下記事の取り付け手順となります。
今回は作業性を考慮して、このケーブルは使用せずオプションカプラーを使用しました。
フロントカメラ取付位置
配線は助手席側に落とすので助手席側に取付け、車内側カメラの映り込みも考え設置しました。
ケーブルは天井のカーバーに押し込みながら助手席側Aピラーまで配線。
リアカメラ取付・配線ルート
配線をできるだけ目立たせたくなかったのでハッチのカバー内を通し車内にそこから天井部分を通し助手席側まで来るルートで配線しました。
カローラスポーツとカローラツーリングでは荷室部の構造に違いがありますがルーフ内を通す場合は作業方法は同じです。
大まかな経路は赤線部の通りになります。
リアハッチ部のケーブルの通し方
リアのルーフはクリップ3箇所で取り外し。
ウェザーストリップもある程度外しておきます。
ゴムチューブ部のコネクター取り外し
ゴム部(ジャバラ状の黒いゴム)を先にめくってからコネクター部を外します。
コネクターは爪付きなので解除してから取り外し。
ハッチ側のカバーを取り外し。爪で引っかけて簡単に開きます。
ゴムチューブ側のコネクタを取り外す。こちらも爪付きです。
リアカメラケーブルを下から上に向かって通して行きます。
上部のコネクタは片方を取外してから間にケーブルを通す様になります。
ハッチ側のカバーの内部までコネクターが来たら、リアカメラを接続しケーブルの長さを調整してカバーを取り付けます。
私はカバーを加工したくなかったのでケーブルを挟み込む形になりましたが案外浮きも少なく分かりません。心配な方は削ってしまった方が良いかと…。
リアカメラから来たケーブルを助手席側まで配線します。
荷室部、ルーフと樹脂パーツの境目に配線を入れ込んでいきます。
ウェザーストリップを外してから作業すると樹脂パーツが外しやすいです。
カローラツーリングとスポーツではこの箇所が変わります。
写真はカローラツーリングの荷室部になります。
上部のルーフと樹脂パーツの距離が長くなっています。
この距離が伸びた分ケーブルの長さが変わります。
作業要領は大きく変わることはありません。樹脂パーツを外す箇所が増えた程度です。
これ以降の助手席までの配線はカローラツーリング、スポーツ共に同じです。
経路となるルーフ周りののウェザーストリップは事前に外しておきケーブルを入れ込んだら元に戻していく方法で配線します。
助手席のAピラー部まで来たらフロントカメラの配線と合流させます。
リアカメラからのケーブルは長いためいったん電源を取る部分まで通して、またピラー部まで戻すような配線にしました。
この辺りは好みで調整されたほうが良いと思います。
電源周り配線
次に電源周りの配線の取り回し手順について解説します。
Aピラー取り外し
Aピラーの外し方は2段階になっています。
Aピラーを外すと車両側に繋がったクリップが残ります。
車両側のクリップは爪2箇所を押しながら引っ張ると抜けます。
外れたらクリップはピラー側に取り付けておいてください。
戻すときはピラー側にクリップが付いた状態で取り付けます。
グローブボックス周り取り外し
配線作業がやり易いように側面と下部のカバーを外します。
ケーブルの経路は赤線部になります。
グローブボックスと下部カバー取り外し
赤丸部を外すとボックスごと外せます。
下部カバー内のオプションカプラー位置
オプションカプラー接続
既存のカプラーを外し割り込む形で接続します。
駐車監視ケーブル接続、加工
駐車監視ケーブルのマイナス端子を接続できるよう加工しヒューズも一応入れておきました。
オプションカプラーへ接続
バッテリーとマイナスの端子に接続
ケーブル格納
駐車監視ケーブルとリアカメラの調整分のケーブルをまとめて下部カバー内に格納しました。
以上、「カローラスポーツ」「カローラツーリング」へのドライブレコーダー取付手順について説明しました。
配線経路などは、ほかにも方法があると思いますが今回はカローラスポーツとカローラツーリングどちらでも使える取付方法として説明させて頂きました。
カローラスポーツとカローラツーリングにはオプションカプラーという大変便利なカプラーが付いていますが、便利ゆえに先に電源取り出しとして使われてしまっている可能性があるので電源容量には注意が必要かと思います。
皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい!
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
お世話になっております。様々な情報ありがとうございます。
リアカメラの配置ですが、ワイパーの可動範囲に設置されたのでしょうか?
カローラスポーツの場合、雨の日にリアウィンドウに水滴が結構残ると思うのですが・・・・
解説していただいるリアカメラの配置(写真の位置)は、ワイパーの可動範囲から外れているように見えるのですが、雨の影響は少ない(水滴が余り付かない)のでしょうか?
よろしければ、ご教示をお願いします。
みゃ様
本件は読者様によるスポット記事ですので、私には回答は出来ません。
偶然に寄稿者様がご覧になって下されば、お答え頂けるかも知れせんが、こちからコメントを依頼したりするような事はしませんので、悪しからずご了承ください。