セルスター「AR-33」の謎の挙動についての備忘録

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

セルスターの2021年モデルレーダー探知機「AR-33」のテストをぼちぼち開始しているのですが、説明書に書かれている内容と実際の挙動に整合性がないので、忘れないように記録しておきます。

説明書にはレーザー受信部はディスプレイ筐体内蔵と書かれている

「AR-33」の取扱説明書の12ページには、ディスプレイ筐体内部で⑪レーダー(X、Kバンド)、各種無線を受信します、と書かれていますが…

この仕様が正しければ液晶ディスプレイは出来るだけ電波を受信し易いダッシュボードの上に置くことが望ましいと考えられます。

ところが、実機でのKバンドの受信テストを行っていて液晶ディスプレイで受信を行っていないように見受けられる挙動を示したので、お気に入りのガッツリK誤報ポイントでアルミホイルを使ってレーダーの受信元を特定してみました。

結果はやはり私の勘が当たっていたようで、どう見てもセパレートのレーザー受信ユニットにレーダーのアンテナも内蔵されてるだろう、と言ったものでした。

※YouTubeでコメント頂いたのですが、説明書のP13のアンテナ部分には「③内蔵アンテナ:レーダー(Kバンド)を受信します」と表記されています。

という事なので、12Pが誤記、13Pが正であれば、Kバンドはセパレート部分、Xバンドはディスプレイ内部で受信していると考えられます。

レーダー受信部も分離していた方が望ましくはある

なお、実際の仕様がどうであるかはセルスターさんに問い合わせ中ですが、説明書が誤っていたとしても、液晶部分の設置の自由度が増すという点でレーダー受信部も分離していた方が良いのは間違いないでしょう。

※セルスターさんからご回答頂きました。Xバンドは本体ディスプレイ筐体内蔵アンテナ、Kバンドはセパレート部分で受信しているそうです。

Xバンドだけ筐体内部だとやはりダッシュボード上に設置する必要がありそうです。残念…。

新型取締機設置ポイントの警報設定について

セルスターの2020年モデルまではセンシス小型オービスSSS/MSSSの24.15GHzのKバンドを受信出来なかったのですが、「AR-33」からは受信が可能となっています。

LaBoon!!の固定オービスでのテストは、GPS警報が優先されないようにGPS警報をカットした状態で実施していますが、SSSについては固定オービスではなく新型取締機の括りに入っています。

警報設定から「新型取締機設置ポイント」をOFFにしてしまうとGPS警報だけでなくレーダー受信警報もカットされてしまい、オービスを通り過ぎた後に警報がなる、という挙動を示しています。

従ってSSSのテストでは、500m手前でGPS警報が出る状態から、その後にレーダー受信警報が出るタイミングを見る形となります。

※既にテストは実施していますので、結果は近日中に公開します。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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