2018年秋のパイオニアドライブレコーダー一斉モデルチェンジに合わせて、昨年12月に発売されたエントリークラスの「ND-DVR40」も「VREC-DZ300」と型番を変えて再登場しています。
パイオニアはドライブレコーダーではコムテック・ユピテル・ケンウッドの3社に大きく後れを取っており、「VREC-DZ300」についてはBMWの純正指定品となっている事から分かるように、販路は主にディーラー向けとなっています。
ネットだとこのスペックではパイオニアと言えども魅力を感じる人は少ないような気がしますが、BMW正規ディーラーでは驚くような値段で売られていますね(笑)
■ BMW純正ドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて紹介
「VREC-DZ300」「ND-DVR40」のスペック
「VREC-DZ300」「ND-DVR40」はパイオニアの扱いはエントリーモデルとなっていますが、GPSユニット内蔵なので世間一般的な括りで見ればスタンダードクラスに含まれるかと思います。
VREC-DZ300 | ND-DVR40 |
---|---|
18.10発売 | 17.12発売 |
1920×1080/27.5fps/WDR | |
LED信号対応 | |
録画視野角 水平95° | |
microSD付属16GB | 付属8GB |
microSD最大32GB | |
GPS内蔵 | |
駐車監視モード | |
動体検知&衝撃検知 | |
自動起動 | |
内蔵バッテリー50分 | |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
特徴的なのはそのデザインで、上部のマウント内にGPSユニットやバッテリーなどを配置していると思われ、マウントを含めると一般的なドライブレコーダーよりもドライバーの視野が確保できるのがポイントです。
それ以外の部分については、まずは何より水平視野角が95°しかない点が残念ポイントです。
どうせなら100°にすれば良かったになぜ95°?と感じますね。
ひょっとすると「VREC-DH400」と並行して売って行きたいので差別化の為に敢えてスペック下げたんでしょうかね?
駐車監視の仕様について
駐車監視については、他のパイオニアのドライブレコーダーと同様に50分の監視が可能な内蔵バッテリーを搭載し、一定時間以上の振動を検知しない事で「動体検知」+「衝撃検知」による監視を行います。
内蔵バッテリーの充電時間は3時間程度になりますので、実用性は今ひとつかと思います。
「VREC-DZ300」のまとめ
「VREC-DZ300」は標準的なドライブレコーダーと比べると録画視野角がやや狭く、その割には価格的にそれほど安くはありませんので、ちょっと微妙な製品かな?と感じますね。
ディーラーなどにいおいて、ネットで情報を取らない層に新車と合わせて販売するシチュエーションが多そうです。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
■ パイオニアのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明
コメント