こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
コムテックから2024年向けのコンパクト2カメラドライブレコーダー「ZDR018」が発表されています。
数年前までは各社ともハイエンドモデルの性能競争を行いつつ、品揃えの穴を埋めるような製品展開をして来ましたが、この2~3年で全てのカテゴリが網羅され、ドラレコの機能・性能面も成熟し、進化が止まっています。
また、円安の影響から製造コストが大幅に上がっている状況ですので、日本メーカー各社は従来モデルを価格を上げずにマイナーチェンジを行う方針のように見受けらます。
今回発表されている「ZDR018」もこの流れに沿う形で、従来品の「ZDR017」とほとんど同等品のマイナーチェンジモデルのようです。
「ZDR018」のスペック
「ZDR018」のスペックはこちらの表の通りです。
ZDR018 |
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24.07発売 |
フロント:1920×1080/27.5fps リア:1920×1080/27.5fps |
レンズ視野角 フロント:水平114° リア:水平114° |
LED信号対応 |
microSD付属32GB/最大128GB |
GPS内蔵 |
フォーマット不要 |
駐車監視モード |
衝撃クイック録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス |
自動起動 |
専用ケーブル HDROP-014 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
同シリーズはコムテックのコンパクトモデルのカテゴリとして位置付けられていますが、
本体のデザインは、先代の「ZDR017」とほとんど同等、マットブラックのケースは先代と比べて少し安っぽくなったようにも感じます。
おそらく、これは円安の影響を価格に出来るだけ反映させない為の割り切りかと思いますし、このゾーンの購入を検討されているユーザー層は価格を最も重視すると捉えての施策なのでしょう。
「ZDR017」からの変更点は全くない訳ではなく、以下の2つが挙げられます。
操作系の見直しについて
コムテックのドライブレコーダーは、もともとそれほど操作性が悪い機種は有りませんでしたが、「ZDR018」では従来の多ボタン式からこのようなスティックタイプに変更されています。
安全運転支援機能について
「ZDR18」では、以前から「ZDR017」に採用されていた5つの安全運転支援機能に加えて、2つの機能が追加されました。
・先行車発進お知らせ~先行車の発進を検出しお知らせします。
駐車監視について
最近のコムテックの駐車監視モードは、ほとんどのモデルでほぼ共通した仕様となります。
※クイック衝撃録画あり、なしの差はあるが、「ZDR018」の場合には「ZDR035/ZDR045/ZDR055」と同様にありです。
駐車監視は専用ケーブル「HDROP-14」を使用し、①常時録画+衝撃検知、②クイック衝撃録画、③タイムラプスの3つの録画方式の選択式となります。
・衝撃クイック録画(衝撃後に1~2秒でドラレコ起動)
駐車監視の出入りに関してはエンジンに連動しますが、手動でこちらのような操作も可能です。
・ワンタイム駐車監視モード:駐車監視設定がオフでも「マニュアル録画ボタン」を長押しする事で一時的に駐車監視をオンにする
駐車監視中に衝撃を検知した場合、エンジンオンで駐車監視を終了して常時録画に入る際に「衝撃録画あり」の警告音と画面表示が出ます。(ボタン操作で確認しないと常時録画にはならない)
なお、降車・乗車時のドアの開閉を検知しないように、1分/3分/5分のキャンセルタイマーの設定が可能です。
駐車監視に関わる設定についてはこちらの通りとなっており、全てドラレコ筐体の設定画面から変更が可能です。
・録画方式は衝撃クイック録画/常時+衝撃録画/タイムラプス録画
まとめ
以上、「ZDR018」の概要について解説しました。
このクラスは価格次第なところがありますので、他モデルとの価格差で決めましょう。
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