※2024年2月8日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
かつてのセパレートタイプのレーダー探知機は、アンテナ部と液晶ディスプレイ部を分離させる事で、ディスプレイ部の設置の自由度が高まるものの、価格が非常に高い事から車内インテリアにとことんこだわる方向けのニッチ中のニッチアイテムという位置付けでした。
ところが2019年後半以降はこの情勢に大きな変化が見られ、最近ではセパレートタイプも一般的に使用されるようになって来ました。
そこで記事では2024年前半のレーダー探知機業界の情勢を踏まえて、最新のセパレートタイプのレーダー探知機おすすめモデルについてご紹介します。
何故セパレートタイプが普及して来たのか?
2019年の初頭まではレーダー探知機3社のうち、セパレートタイプの製品を現行品として展開していたのはユピテル1社のみでした。
ところが2019年春以降には、次の2つの理由からセパレートタイプの製品が急激に増えています。
従来はスタンダードな一体型のレーダー探知機をこのように運転席の右側に斜めに設置する方が多かったと思いますが…
このような設置の仕方だと先行車に光を遮られて警報タイミングが遅れる可能性があります。
また、レーザー対応の一体化モデルでは筐体の背面にレーザー受信部がありますので、ダッシュボードの中央が盛り上がっているような車だとレーザーを受信しにくくなる恐れがあります。
このようにレーザーの受信感度は車のダッシュボードの形状に左右され易いという特徴がありますので、その対策としてレーザー受信部を独立させた製品が増えてきている訳です。
スタンドアローンのレーザー受信機も発売
前述の通り、2019年からはレーザー探知に対応した製品が主流となった事から、それ以前のモデルは一気に市場価値が下がった時期がありましたが、現在ではセルスターとユピテルからこのようなスタンドアローンタイプのレーザー受信ユニットが発売されています。
2023~4年モデルのセパレート型レーダー探知機
現時点ではレーダー探知機メーカー3社とも、セパレート型のレーダー探知機を販売しています。
各都道府県警のスピード違反の取締り方法は、ここ数年で従来のレーダー式・光電管の取締りに加えて、小型オービスの運用比率が上昇しており、2024年時点では以下の取締方法が注目されています。
これらの取締への対応力に関しては、おそらくなのですがレーザー式の移動オービスの探知能力は各社ともほとんど横並びになっていると考えられます。
また、MSSSに関しては、ユピテルが2024年モデルから探知距離を30%向上させた製品を発表しています。
ユピテルの2024年モデルのセパレートタイプは未発表ですが、2023年モデルまでの比較では、誤報の多さの面でブリッツ製品が他の2社の製品を上回っているのものの、それは誤報切り分け機能が実装されている一体型のみでの話であって、セパレート型のTL313Sにはこの機能が搭載されていません。
従って2023年モデルまででは、3社のセパレート型の機能・性能面はほぼ横並びであろうと推察されます。
おそらく、この後ユピテルからMSSS探知距離が30%増しのセパレート型が発売されると思われますので、他の2社の動きがなければユピテル製品がおすすめになりそうです。
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