実機レビュー「Lanmodo Vast M1」デジタルミラーのように設置出来るナイトビジョンドラレコの評価

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こんにちは! 元エンジン要素研究員で、自称エンジニア上がりのモータージャーナリスト大林寿行です。

最近、トヨタを皮切りに、日本の自動車メーカーでもやっと純正採用し始めたデジタルミラードラレコですが、デジタルミラーにより後方視界を確保出来、ドライブレコーダーが搭載されている事から、突然の事故に備えて状況証拠を捉える上で、非常に重要なカー用品となってきています。

更に、数年前からリリースされているナイトビジョンドライブレコーダーが有り、日本においては、北海道、東方地方等の夜間のストレート、ワインディン路、林道等の街灯が無いような暗闇に包まれた道の前方視界を確保する上で欠かせない、フロントカメラの暗視性能に特化したドライブレコーダーが有ります。

以前、motormanonlineの動画では、Lanmodo Vast Proというカメラ一体モデルのナイトビジョンドラレコをご紹介した事がありますが、こちらは、カメラ一体モデルだったので、ダッシュボード上に乗せて使うしかなく、暗視性能は驚異的なのに、個人的には今一つスマートに使えないモデルだったため、勿体無いなと思っていました。

そこで今回、試してみたいと思っていた分離式カメラのVast M1を試す機会を得る事になり、一体型から分離式になった事により、従来のデジタルミラードライブレコーダーと同じ感覚で使えるようになった事による3つの注目ポイントをご紹介致します。

ナイトビジョンの暗視機能については、動画でご紹介をしておりますので、そちらも是非合わせてご覧になって見て下さい。

ゴムバンドタイプとして設置出来る

ナイトビジョンドラレコと言えば、23年1月よりAKEEYOさんから最新モデルがリリースされました。私はMAXWINさんのウェッジマウントを使用して、強力両面テープで本体を固定して、デジタルミラードラレコとして設置して使っていました。

純正仕様でこのような設置が出来るナイトビジョンドラレコが有ったら良いと思っていた矢先のVast M1だったので、現物を見た時にはびっくりしました。

なんとメーカー純正仕様でマウント取付が出来るようになっており、純正ミラーに被せるゴムバントタイプとして使えるようになっています。

これにより、日中、前方カメラに搭載されるナイトビジョンを使わない時には、後方カメラによるデジタルミラードラレコとして使う事が出来、従来のナイトビジョンドラレコにはないスマートな使い勝手を実現しています。

分離式7層レンズカメラ

ゴムバンドによる取付けを実現出来た理由として、分離式カメラになった事が非常に大きな要素となってします。

Vast Proでは、モニター後方にカメラが搭載されていたため、純正ミラーに被せて使いたいと思っていても、カメラがミラーに干渉してしまい、取付る事は事実上不可能でした。

しかし、分離式となった事により、モニター後方には何も付くものがなくなり、自由度が増した事によって、ボルトオンによるマウント取付が可能となっています。

また、カメラの向き調整の自由度も上がり、暗闇の走行時の前方視界確保だけでなく、駐車監視時に向けたい被写体に合わせて常時録画をするなど、監視カメラとして使う事も可能となります。

i-ZONEによりスマートに使える駐車監視

Vast M1に採用される駐車監視システムは、走行時と同じ常時録画方式となります。

また、OBD II 方式による常時電源ケーブルを採用しており、通常の設定(24H)では、エンジンOFFでも電源が切れず、常時録画を継続して行います。

一方、スイッチによる設定(S)にする事により、エンジンOFFで電源が切れるようにもなっている、通常のドラレコと同じオーソドックスな仕様となっています。

しかし、自宅の駐車場等で、駐車監視が不要な場合も有りますし、公共の駐車場等では、対車との接触、ドアパンチ等も懸念されるため、必要な場合が有ります。

そうすると、都度、スイッチを手動で切替する必要が出てきてしまい、面倒だと思う方もいらっしゃると思います。

そういった方は、i-ZONEという予めGPSにより登録ポイントを設定しておく事により、自宅駐車場などの駐車監視をキャンセルしたい所では、エンジンOFFにより自動でLanmodoの電源もOFF になります、

一方、設定はそのままで、自宅以外の場所に移動すると、GPSにより場所が異なる事を検知し、エンジンOFFでもLanmodoの駐車監視が自動的に働くようになり、より一層駐車監視が使い易くなります。

所見

今回は主に、Vast Pro からVast M1に変わった事による設置の変化点についてご紹介をさせて頂きました。

自作による設置も勿論、自分自身にとっては満足度が高まり、使用する上で喜びが得られますが、商品価値としてスープアップしていくためには、メーカー独自の仕様として組み込まれていなければなりません。

それをいち早く仕様に取れ入りているのは、今の所、Lanmodoだけになりますので、ナイトビジョンをスマートに使いたい方にとっては、非常に画期的な商品であると言えそうです。

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