※2020年5月29日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
最近はドライブレコーダーも2カメラタイプが主流となり、自動車メーカーやディーラーもそれぞれ純正OP品に2カメラドラレコを採用しているところが増えています。
今回は2020年5月時点でマツダに採用されている純正ドライブレコーダーについて、それぞれの製品の特徴を解説しましす。
マツダ純正ドライブレコーダーのスペック
マツダ純正ドライブレコーダーは、現在3モデルでの展開となっていますが各モデルのスペックは以下の表の通りです。
マツダ純正ディーラーオプション | ||
---|---|---|
ケンウッド製 | 創研光電製 | デンソーテン製 |
取扱説明書 | 取扱説明書 | 取扱説明書 |
71,053円 | 32,720円 | 41,580円 |
前:1920×1080/27fps 後:1920×1080/27fps | 1280×720/28fps | 1920×1080/28fps |
LED信号対応 | ||
視野角 水平124° | 視野角 水平115° | 視野角 水平117° |
micro付属16GB・最大不明 | micro付属なし?・最大不明 | micro付属8GB・最大不明 |
GPS内蔵 | GPS内蔵 | GPS内蔵 |
WiFi対応 | - | WiFi対応 |
駐車監視モード | ||
衝撃検知 | - | 衝撃検知 |
モデル数は多いですが、創研光電製とデンソーの製品はかなり古いので実質的には比較的新しいケンウッドのモデルだけと考えて良いと思います。
創研光電製とデンソーの製品は2020年現在のドラレコとしては画質がかなり悪いはずです。
ケンウッド製
ケンウッド製のドライブレコーダーは、液晶なしのWiFi対応、薄型本体の2カメラ3ピースセパレートモデルです。
ベースになるのは2019年に発売されたケンウッドの自社カーナビ連動モデル「DRV-MN940」ですが、この製品のカーナビ連動機能を外して代わりにWiFi対応としています。
スペック的には前後フルハイビジョンのやや広めの録画視野角となっているものの、同社の「DRV-MR740/745」などと同じように夜間の撮影は得意ではないように見受けられます。
因みに「マツダ専用基盤の開発によるノイズ対策」と書かれていますので、WiFi対応の面以外でも一般モデルである「DRV-MN940」と全く同じであるとは限りませんが、ケンウッドのドラレコが全般的に他社製品に画質の面で大きく劣る事から私はあんまりおすすめしていなかったりします。
画質にそれほどこだわらないのであれば純正品でも良いと思いますが、さらに価格がバカ高なのでう~んって感じですね。
一部マツダディーラーではセルスターを純正OPとして扱っている
ケンウッド製がメーカー純正指定のドライブレコーダーになりますが、東海マツダではセルスターの製品をディーラーOPとして取り扱っています。
1カメラ、2カメラの新旧モデル合わせて6モデルの展開になっていますが、このうち2カメラモデル最新最上位の「CS-91FH」はアフターパーツのドラレコ全般の中でもトップクラスの画質の良さを誇っています。
この製品のテストを行うまではセルスターのドライブレコーダーは高いだけで画質はイマイチという認識でしたが、「CS-91FH」に関しては過去に200台以上のドライブレコーダーをテストしてきた私が非常に高い評価を付けている製品です。
価格はそこそこ高いですが、時々割引販売をしている店舗もあるようですので積極的に狙いたい製品だと思います。
「CS-91FH」はちょっと高い、という方には少し下の価格でコムテックから発売されている「ZDR025」という製品もありますし、画質の面ではケンウッド製とは天と地の差の開きがある筈ですので、2020年はセルスター・コムテックのいずれかの製品がおすすめとなります。
マツダ純正ドライブレコーダーのまとめ
以上、マツダの純正ドライブレコーダーの特徴について解説しました。
メーカー純正のドラレコを選んでおけば、地デジやラジオなどのノイズなどの面では安心ですし、取り付けからその後のサポートまで一貫して車を購入したディーラーでやって貰えますのでメリットもあるのですが、コスト対効果を考えるのであれば社外品のドラレコを検討してみる価値はあるでしょう。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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