10万キロオーバー(16万キロ)のコペン レストア計画

8月上旬から安いオープンカーの購入を計画していたのですが、レンタカーを色々試乗してから決めると言いつつ…あまりにも私が求める条件にマッチしたコペンの中古車が見つかってしまったので、かなりフライング気味ではありますがソッコーで試乗しに行って契約しちゃいました(笑)

■ 安いオープンカーの購入計画

予算は50~70万円ぐらいと考えていたのですが、少し込み入った話になりますが法人としての購入を考えていたことから、経費や減価償却期間の絡みで実は理想は車両本体価格が30万円未満の物でした。

そんなものはなかなか見つからないだろうと思っていたので、50~70万円で来年の経費として考えていたのですが、安いのが見つかっちゃったんです!

コペンの中古車は低年式でも高い

最初は年式はともかく、走行距離は10万キロ未満、修復歴無しで考えていたのですがやはりコペンは特殊な車なので古くても走行距離が少ない個体は高いんですよね。

新車で160万円くらいなのに14~5年落ちで120~130万円の物もありますし、普通の車なら廃車になってるような年式、走行距離でもそれほど価格が落ちません。

カーセンサーの相場を見ていると5MTの場合、最低ラインでも乗り出し価格は14~5万キロで52~3万+車検の法定費用となっています。

販売店が遠かったりすると、更に陸送費用が掛かったり手数料が上がったりする訳なので、やっぱり50~70万円が最低ラインで、10月に入ってからの購入かな~と考えながら日々情報収集をしていました。

個人売買のヤフオクやガリバーフリマなどもチェックしていましたが、総額はそこまで安くはならないんですよね。売却する方は得だと思いますけど。

時々カーセンサーで見かける「惜しい」個体は閲覧数がどんどん増えて、あっという間に売れてしまっていましたので、やはり中古車は良いと思った時にすぐに動かないとダメだな~と感じていました。

色についてはコーティング剤の実験で違いが分かり易い濃色系、出来れば黒が希望だったのですが、コペンの中古車はシルバーの個体が多く、黒・紺・緑などの濃色系は少ないんですよね。

そんな感じなのでやっぱり10月くらいの購入かな~なんて考えていたのですが…。

車両価格26.5万円の個体を見つけてしまった

そんな感じで日々情報をチェックしつつも、なかなか良いものが見つからなかったのですが、ある日見つけてしまいました…2003年式、黒の16万キロの個体で車検が5ヶ月残っているものを(笑)

しかも私が住んでいるところから車で一時間で行ける場所です。

修復歴はありなのですが、エンジンやタービン、ミッションの具合が良く直進やコーナリングの挙動に問題なければその場で決めてしまおうと思っていました。

実際に試乗してみて、コペンの古い個体で不具合が出易いところ、または通常の低年式で走行距離が多い車の消耗パーツなどを分かる範囲で確認した結果、思ったより購入後のメンテナンス費用が掛からなそうな事、フレームはもちろん、エンジン・タービン・ミッション・足回りなどの主要パーツに問題が無さそうだった為、さっさと契約してしまいました。

現車渡しなので乗り出し34.4万円です(笑)

整備は自分でやる気満々でしたし、車検も近いのでこのタイミングで整備付で価格が上がるよりも何にもなしの自己責任の方がこちらの条件にマッチしていた訳ですね。

コペン レストア計画 整備編

8月24日の夕方に納車されたばかりなので、まだ全く点検していない状態ですが低年式で過走行の車なので手を入れれば入れるほど効果が出易いかと思います。

変化が分かり易いというのは手を掛ける(金は掛けないぞ!)モチベーションアップにも繋がりますので、なかなか面白い趣味を見つけたと感じているのですが、いきなり全部は無理ですので以下の順番に見て行こうと考えています。

まずはオイル交換とエンジンの状態チェック

とりあえず前回のオイル交換の時期が分からないので、まずはエンジンオイルの交換とヘッドカバーを外してヘッド内の汚れ具合をチェックします。

新しいエンジンオイルには、前から試してみたかったワコーズの「ECP eクリーンプラス」を添加します。

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ワコーズのケミカルは評判が良いものが多いですし、私自身も実際に「フューエルワン」や「プレミアムパワー」「スーパーフォアビークル」「レックス」などの各種添加剤・洗浄剤の効果を充分に体感しています。

■ ガソリンやエンジンオイル添加剤って効果あるの?

 

この車両の年式と走行距離からすると、かなりの効果があるような気がしますね。

今回はエンジン内部の洗浄剤、「ECP eクリーンプラス」を初めて使用してみますが、これは走行距離が多い車向けで数千キロかけてじっくりエンジンを洗浄する遅効性の添加材です。

他の物と混ぜると良からぬ事になる可能性がありますので、今回は3000円以下の安いエンジンオイルに「ECP eクリーンプラス」を投入して3,000キロくらい走ってから、再びヘッドを開けて洗浄効果を確認しようと考えています。

エアクリーナーはエンジンオイル交換時に点検し、問題ありそうなら交換します。

 

2回目のエンジンオイル交換の際についでに以下のパーツも交換するかも知れません。

・イグニッションコイル&カプラー

・スパークプラグ&プラグシール

また、2回目のエンジンオイル交換の直前にRECSを施工(これは取り扱い店に頼む)し、インテーク側のバルブのクリーニングもやろうかと思います。

その後、エンジンオイル添加剤の「スーパーフォアビークル」、ガソリン添加剤の「フューエルワン」や「プレミアムパワー」を投入する予定です。

この辺まで一式やれば、フィーリングはともかく、燃費の面では違いが分かるようになるのではないかと考えています。

私は「燃費が向上する=エンジンの調子が良くなった」という判断をしています。これ以外に目に見える違いって分からないですしね。

足回り、下回りの点検

ブッシュやブーツなどは全く交換されていない事はないと思うのですが、いつ交換されているのか分からないので下回りのゴム類を一通りチェック、ついでに排気漏れなども見ておきます。

多分、この辺は部品さえあれば自分でどうにかできるでしょう。

サスペンションとダンパーは特にヘタッている感じはしないので、しばらくはこのままで大丈夫かと思います。

ブレーキ関係の点検

ブレーキパット&ブレーキシューの減り具合とブレーキホースの亀裂などを点検、ブレーキフルードはいつ交換されたか分からないので交換します。

 

ブレーキフルードの交換は、20年以上前に一度だけやったことがありますが、これは止むを得ず交換する羽目になっただけで好き好んでやった訳ではありません。

自宅の駐車場で当時乗っていたR33スカイラインのブレーキがスカスカになっているのに気が付いて、よく見るとボルトが緩んでフルードが漏れていました。自分でいじった記憶はないのですが、走行中じゃなかったのがラッキーでしたね。

ただ、ブレーキが効かないので不動車も同然の状態になってしまったので、とりあえずそこらのホームセンターでフルードを買ってきて、嫁にブレーキを踏ませながらなんとか交換する事が出来ました。

当時はネットも普及し始めたばかりだったので情報が少ない時代だったので、物凄く原始的なやり方です。

もちろん、その後すぐに整備工場に持ち込んで点検してもらいましたが、特に問題はないとの事だったので一応自力で交換が出来た事になりますね。

今は情報量も多く、コペンなどは特に車いじりが好きな人が多いので当時の事を考えると問題なさそうに思います。

水回りの点検

ラジエーターをエンジンルーム上部から眺めた感じでは腐食やゴムの硬化はなさそうでしたが、一応念の為バンパーを外して点検します。

ラジエーターモーターファンは点検したところで動いていれば調子は分からないので(バラしてモーターの寿命の最大要因であるブラシの減り具合を見れば分かるかも?)気が向いたらやります。

モーターが壊れたらエンジンがオーバーヒートする可能性があるので点検した方が良いとは思うのですが…。

思い切ってサーモスタットやウォーターポンプなども含めて交換した方が安心ではありますね。

やるならやるでクーラントも全て交換なので、一気に全部やった方が良いかも知れません。

手に余るようならパーツだけ揃えて行きつけの車屋さんにお願いしちゃうかも(笑)

その他の整備

その他の整備の中にもオルタネーターなど、壊れると不動になる可能性があるパーツもあります。

オルタネーターも結局はモーターを作動させるものなので、分解すればブラシの消耗度で壊れそうか分かるかも知れませんが、外すのも分解するのも大変そうなのでどうしようかな…と迷っています。

それ以外は折を見てという事で(笑)

・O2センサー交換

・クランクプーリー&クランクシール交換

・アクセサリーベルト各種交換

・ミッションオイル&デフオイル交換

コペン レストア計画 外装補修編

コペンは塗装が軽自動車の規格とは異なり、重ね塗りの多い5層コートになっている為塗装は強いイメージですが、塗装表面は強いものの、電動ルーフだからなのか排水性の問題からなのか分かりませんが、塗装の裏側から錆が浮いてくるケースが多いようです。

うちの激安コペン号も、エンジンや主要パーツの調子は良さそうなのですが、外装がかなり傷んでいる部類に入ります。

錆で塗装が浮いてきているところがかなりありますので、もしかしらたら錆を全部落とすと鉄板に穴が開くかも知れません。

とりあえずやってみなければ分かりませんし、放っておくと確実に症状が進行しますので塗装と錆を削って防錆処理、パテ盛りと自家塗装を行います。

まあ、30万円の車なので多少失敗しても良いと思ってますんで(笑)

 

外装に関しては、塗装が終わったらボディ全体の研磨を行います。

ガラスコーティングで気になっているものがあるので、そいつを試す予定です。

コペン レストア計画 内装補修編

内装に関してもやはり14年なりの経年劣化が感じられますので、塗装かラッピングで対処、シートの色褪せや剥げは皮革用の染色クリームを試したいと考えています。

色が合わない可能性もあるので、複数の色を混ぜたりする必要がありそうですが…。

各種作業についてはこのページに結果等を記載しようと思っています。

乗り出し34万円の車がいくらで満足の行く出来になるかというチャレンジですね(笑)

なお、購入から実施した整備と累計コストは以下のページにまとめています。

■ 10万キロを超えた車の維持費をどこまで抑えられるか検証

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ 安いオープンカーの購入計画

■ コペンは楽しい車だっだ

■ 全国のコペンのレンタカーを21社まとめて紹介!

■ ちょっと奇特な中古車を安く買う方法

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