こんにちは!LaBoon!!チーフレポーターの大林寿行です。
近年、車に搭載されるディスプレイオーディオ化が進み、有線CarPlay Android auto対応ディスプレイオーディオ向けに、2021年頃からottocastが先行して、ワイヤレスCarPlay AAアダプター、AI BOX、HDMI入力アダプターなどが、これまでリリースされてきました。
ワイヤレスCarPlayアダプターの登場から4年が経過しており、これらの製品は出尽くした感があり、これまで無かった新しい機能を有した製品が出て来る事を心待ちにしている方も多くいらっしゃったのではないかと思います。
今年の5月頃、ottocastから「Mirror Touch」という製品をリリースされましたが、ディスプレイオーディオにスマホの画面をミラーリングさせて、その画面からタッチ操作が出来る、世界初の機能が搭載された製品がリリースされました。
そこで今回、ottocastのOEM品になりますMAXWINブランドの「Mirra Touch Link」という製品が登場しましたので、この製品に搭載されている機能を実際に使用して、実機レビュー評価をして行きたいと思います。

「Mirra Touch Link」の特徴
◆ミラーリング画面でスマホ感覚の操作ができる
双方向タッチ操作可能な有線ミラーリング&ワイヤレスCarplay対応アダプターMirraTouch Link(ミラタッチリンク)
有線Carplay対応ディスプレイオーディオに接続するだけでYouTube等スマートフォンのすべてのアプリが楽しめる優れもの。
※ミラーリング機能はiOS15以上のiPhoneおよびDP(DisplayPort)規格に対応したAndroidスマホのみご利用いただけます。
※有線のApple Carplayに対応しているお車で使用可能な製品です。
※一部の車種では正常に動作しない場合がございます。
◆有線Carplay対応の純正ディスプレイオーディオに、iPhone/Android有線ミラーリング対応
USBに挿すだけでOK!スマホの画面をそのまま純正ディスプレイオーディオの大画面に映せる・お車のモニターでスマホ操作までできる、Carplay有線ミラーリング対応・双方向タッチ操作対応のMirraTouch Linkアダプター。
有線接続なので使い方が超シンプル。初回だけ設定すればあとは自動接続します。
◆有線のCarplayをワイヤレス化
初期設定をするだけで、以降はエンジン始動するたびに自動でワイヤレスCarPlayが楽しめます。
◆スマホの画面をそのまま車に
スマートフォンの画面を、愛車のディスプレイオーディオにそのまま映し出せるミラーリング機能搭載。
CarplayではできないYoutubeなどの動画視聴や、ナビアプリでのナビゲーション、SNSチェックまで、すべて車内で楽しめます。
長距離移動向けや車内のエンタメ性を高めるのに最適なアイテムです。
◆双方向タッチ操作対応
ディスプレイオーディオのミラーリング画面をスワイプやタップして操作可能。
遅延はほとんどなく、まるで普段のスマホを使っているかのようなスムーズさ。
◆高音質・高画質&低遅延
音声は車のスピーカーからの出力で臨場感あふれる高音質。
すべての音声は純正ディスプレイオーディオに統一し、ディスプレイオーディオ側で幅広い音質調整が可能です。
地図も映像も、切れ目や黒帯なしのフルスクリーンで迫力満点の大画面で楽しめます。
有線接続なので遅延もほぼありません。
◆最適なサイズで表示
Youtube、SNS、地図など、 ほとんどのアプリの画面向きや表示機能にスムーズに対応。
◆画面オフでも出力可能
iPhoneの場合、Airplay利用によりスマホの画面がオフでもミラーリング画面が継続します。
スマートフォンのバッテリー消費を抑えるながら、車内のエンタメ性を大幅強化!
※Androidスマートフォンは画面オフにすると出力も停止します。
◆スマホの充電も可能
本体のTyoe-Cポートに別売の充電ケーブルを接続すればスマホへの給電が可能です。
長期間のドライブも安心です。
夜間走行や長距離ドライブでも快適の楽しめます。
◆個人情報は車に残らない
履歴やメッセージ、ID・ログイン情報はすべてスマートフォンだけに保存され、一切車に残りません。
レンタカーでの使用にも便利です。
◆Carplayワイヤレス化も可能
有線接続のCarplayがワイヤレス化できます。
一度設定すれば、次回から自動で接続します。
画面ミラーリングとワイヤレスCarplayのモード切替も簡単に行えます。
※iPhoneのみ
◆対応車種
2016年以降の純正有線Carplay(iPhone:iOS10以上)、タッチパネル対応のディスプレイオーディオ搭載車両
※タッチパネル操作は「シングルタッチ・シングルタップ」のみ対応
※メーカー・車種により対応しない場合があります。
◆対応スマートフォン
iOS15以上のiPhoneおよびDP(DisplayPort)規格に対応したAndroidスマホのみご利用いただけます。
https://adaptermanual.com/h5/editor/45157608771585.html
※MAXWIN Amazon ECのその他の詳細より
セット内容と取り付けについて
「MAXWIN Mirra Touch Link」のセット内容は以下の通りです。

- Mirra Touch Link 本体
- USB-C変換アダプター
本体のコネクター・ポート類は以下の通りです。


- USB-Aコネクター(車載ディスプレイオーディオ接続用)
- USB-Cコネクター(スマホ接続用)
- USB-Cポート(スマホ給電用)
- リセットボタン
取説及び製品型番及びモデル情報等は以下の通りです。

- 取説(QRコードからダウンロード)
- 製品型番 DA-AD03
- モデル CA450
- 技適認証済 201-220660
車載ディスプレイへの接続と初期設定
今回は、2025年にリリースしたMAXWIN 「TKH1019」 10.1インチ多機能ディスプレイで作動確認を実施致しました。

ディスプレイを起動して、ディスプレイオーディオ横のUSB-Aポートに本機を接続します。

USB-Aポートを接続直後、ホーム画面が表示され、3つの機能が使用出来ます。
- CarPlay (ワイヤレスCarPlay)
- iOS Mirror(iPhone15以降のUSB-Cポートモデルのスマホに対応したミラーリング)
- Android Mirror(DP(DisplayPort)規格に対応したAndroidスマホに対応したミラーリング)

今回、Google Pixel 8aを使用しますので、Android Mirrorのレビューとなります。

Android Mirrorの使用方法
本体のUSB-Cケーブルをスマホに接続します。

ホーム画面のAndroid Mirrorをタップすると、下の画面に移り、画面右下の次へをタップします。

スマホに外部ディスプレイにミラーリングしますか?と表示されるので、ディスプレイをミラーリングするをタップします。

スマホの画面がディスプレイオーディオに映し出されて、タッチ操作が可能となります。

画面表示に関わる機能
画面の黒い部分をタップすると、左右にアイコンが出てきます。
- 扉のアイコン(ホーム画面に戻る)
- 家のアイコン(ミラーリング画面に戻る)
- ?のアイコン(FAQの項目画面に移る)
- 枠のアイコン(ミラーリング画面の縦横比切り替え)
- 再生アイコン(スマホが待機画面に入った際でも画面保持)

枠のアイコンをタップすると、フルスクリーンで映す事が出来ます。ちなみに、以前動画でレビューしたottocast Mirror touch はフルスクリーンで映す事は出来ませんでした。

スマホを横に向ければ、横画面で映す事も可能です。

YouTube動画を視聴する際の標準設定時の縦横比は以下の通りです。

枠のアイコンをタップすると、以下のように縦横比の切り替えが出来ます。

歯車マークの設定項目
ホーム画面右上の歯車のアイコンをタップすると、以下の設定画面に移行します。

設定項目の2つ目のディフォルトのオープンモードは、Mirra Touch 起動時、自分の使用頻度に応じて、以下の機能を表示してくれる機能です。なしはディフォルトの状態で、起動後はホーム画面に移行します。

FAQでは、予め想定される困り事が書かれており、万が一不具合があった場合には、チェックしてみると良いです。

設定にもユーザーガイドが設けられており、QRコードにより、取説を確認する事が可能です。

ワイヤレスCarPlay
iPhoneであれば、iPhone15以前でもワイヤレスCarPlayとして使用する事も可能です。また、9/16よりiOS26にバージョンアップ出来るようになりましたので、iOS26の新CarPlayとなり一新されました。

画面をタップすると、左右上両端にアイコンが出ます。左の矢印アイコンをタップするとホーム画面に戻ります。また、右のミラーリングアイコンをタップすると、iOSミラーに移行します。

今回、iPhone15以降のスマホを持っていないので、iOSミラーのレビューは出来ませんが、CarPlayの画面からワンタップでミラーリング画面に切替が出来るのは、使いやすいかも知れません。

給電ポート
本体にUSB-Cポートが搭載されていますが、給電ケーブルを繋ぐ事で、CarPlay及びミラーリングを使用しながらスマホを充電する事が出来るので、バッテリー残量を気にする事なく本製品が使用出来る事は、しっかりと使い方が考えられていて好印象でした。

「Mirra Touch Link」の総評
最後に「Mirra Touch Link」の総評です。iPhone15以降をお持ちで、普段、ディスプレイーディオの機能はCarPlayを使用していて、AIBOXのようにネットやYouTubeを楽しみたい方にとっては、おすすめ出来る製品だと思いました。
しかし、Androidスマホユーザーとしては、Android Autoが使えず、ミラーリングのみの使用となってしまうので、Android Autoと併用して使えない点に使いにくさを感じました。
また、Androidスマホも、USB-Cポートが付いていれば、どんな機種でも使える訳ではなく、子供向けに使っている格安のRedmi 14Cでは使えず、実質使える機種制限はまだまだ多いと感じました。

Screenshot
最後にミラーリングについてですが、スマホから直接、HDMI入力によってミラーリング画面からPrime Video等の有料サブスクを視聴する場合、HDCPにより閲覧する事が出来ないので、これらの制限を無くしたいと考えている方は、やはりAI BOXを使用する事が無難だと感じました。




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