こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
今回はLaBoon!!の読者さんの寄稿による、ハイエースへの2カメラドライブレコーダー取り付け手順についてご紹介します。
取り付け機種はMAXWIN「MDR-A001A」です。
—以下本文—
フロントミラーの設置
MDR-A001Aは純正ミラーとの交換式のスマートミラー型ですが、ハイエースの場合には別途アタッチメントMR-KIT05(AD05)必要です。
純正ミラー取り外し
社外ミラーを取り付けているゴムバンドを外します。
純正ミラー取り付け部のネジを外すためにトヨタセーフティセンスのパネルを外します。
矢印の方向に引き抜く形で外れます。4ヶ所のツメがあります。破損しないように丁寧にゆっくり外して下さい。
ミラーの根元にトルクスネジT20で取り付けられているので外します。
上方にミラー本体をスライドして外します。
純正の自動防眩ミラーには背面にコネクタが挿さっていますが、マイナスドライバーなどで爪を押すことで簡単抜けます。コネクタの赤線部分がツメになっています。
MDR-A001AにアタッチメントMR-KIT05(AD05)を取り付けます。
アタッチメントの分だけミラーがオフセットされます。
MDR-A001Aを取り付け付属のネジで固定します。
配線取り回し
電源ケーブルは左、リアカメラケーブルは右から取り回しました。
まずはグリップを外します。赤丸の部分にネジが隠れているので内装剥がしで取り外してグリップを取り外します。
ウェザーストリップを引っ張り、Aピラーパネルを内側に引っ張れば外れます。クリップが1ヶ所と下部にツメが2ヶ所です。
ピラーのパネルを取り外すとダッシュボード左奥に隙間があるのでそこから電源ケーブルを下に落としてグローブボックス裏に引き込みます。
グローブボックスは両サイドを潰して手前に引き抜く形で外します。左右のツメと下部に3ヶ所引っ掛けて固定されています。
ヒューズボックスは助手席足元にあります。アースポイントも助手席足元左下の10ミリネジを外して共しめしました。
リアカメラケーブルはルーフライニングに沿わせて後方まで持っていきます。その際ウェザーストリップを一部外したり、必要があればBピラーパネルを外します。
Bピラーパネルを外すにはシートベルトの取り付け14ミリネジを外し、ピラーパネルを室内側に引っ張れば外れます。
裏側にツメがあり、下部はもう一つのパネルと噛み合うクリップがあったりしますので中々大変な作業になります。
クリップが車体に残ったり車体の隙間に落としてしまうと取り出すのに時間がかかるため取り外しはお勧めしません。
通常はルーフライニングの隙間に押し込んだり、ピラーパネルをインパネ外し等を使って浮かせてケーブルを収納できると思います。
Aピラーパネルを外します。左のパネルと同様にして外します。
サンバイザーを外します。丸の部分のネジを外すとサンバイザーの受け部分を引き抜く事ができます。
サンバイザー根元のネジを取り外せばサンバイザーが外れます。
後方までケーブルを取り回せたら、Dピラーパネルを取り外します。
ピラーの上部に手をかけて室内側に引っ張ればツメが外れます。下部のとりむに3ヶ所引っ掛かっているので折らないようにして下さい。
裏のツメはこの様になっています。
次にリアドアパネルのトリムを外します。手前に引っ張れば外れます。裏の5ヶ所クリップでとまっています。
リアカメラケーブルを室内からバックドアに取り回すために車両配線のウェザーストリップを外します。
ドライバー等で4ヶ所のツメを押すと外れます。
Dピラーパネルを外した場所の上方につながっているので配線通しや針金を使ってケーブルをウェザーストリップ内を通してリアドアパネルまで取り回します。
この際にシリコンスプレーをウェザーストリップの中やけーぶるに吹き付けると動きがスムーズになり配線しやすいです。
ケーブルを通せたらそのままリアドアパネルの穴を配線通しで中央付近の穴まで通します。
リアカメラケーブルは車両の配線とまとめてタイラップで固定しました。
リアカメラ取り付け
MDR-A001Aはリアカメラは車外取り付け用ですが訳あって室内に取り付けました。
リアドアパネルトリムに穴あけをしてねじ止めしています。リアカメラのケーブルとリアカメラ電源ケーブルのコネクターを接続します。
フロントカメラ&電源ケーブル配線&電源取り出し
検電テスターを使用して電源を探します。今回はDOME NO3(10A)に常時電源、ACC NO1(7.5A)にアクセサリー電源に使用して電源を取り出しました。
低背ヒューズ電源を使用しました。電源取り出しは必ず電工ペンチを使い端子を正しく接続して下さい。
やり方がわからなければ事前にケーブルと端子を練習で作ってみる事をお勧めします。
ヒューズから電源を取り出したらピラーを通してミラーまで配線します。
フロントカメラはトヨタセーフティセンスのカバー横に設置しました。
ミラー本体のコネクターとフロントカメラ、電源ケーブルのコネクターを接続します。
エンジンをスタートして動作確認後に全てのパネル、内装を元に戻して取り付けは終了です。
まとめ
以上、LaBoon!!読者様によるハイエースへの2カメラドライブレコーダー取り付け手順についての解説でした。
2カメラドラレコの取り付けは国産車だと1.5~2.5万円くらいが工賃の相場になると思います。
私もDIYに目覚めたのは、工賃の節約の為ですし、やってみると結構面白いので興味がある方は是非チャレンジしてみて下さい。
この記事を見ても、自分で取り付けは難しいな、と感じるようであればこちらの手順で取り付け店舗を探しましょう。
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