こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
今回はMAXWINから発売されている13型大型液晶フリップダウンモニター「FL1333」についてご紹介します。
なお、本機に関してはレビューの依頼も頂いてますが、うちのアルファード号には既にパイオニアのフリップダウンモニターをサイバーナビとセットで取り付けており、天井をこれ以上加工したくはないのでとりあえず製品概要のみをご紹介します。
「FL1333」のスペック
「FL1333」は13.3型液晶のフリップダウンモニターですが、以下の12車種用向けには専用の取り付けキットがセットになっています。
・30系アルファード/30系ヴェルファイア
・80系ノア/ヴォクシー/エスクァイア
・200系ハイエース
・オデッセイRC系
・セレナC27系
・タントLA650/660系
これ以外の車種に関しては汎用の取付金具が付属します。(汎用金具の適合については、こちらからお問い合わせ下さい)
主なスペックはこちらの通り。
・HDMI IN×2
・RCA IN×1
・microSD/USB
・IRヘッドフォン対応
大手メーカーの製品で「FL1333」に似たものとしては、アルパインの12.8型フリップダウンモニター「PXH12X」が挙げられますが、価格は「FL1333」の2倍程度になります。
仕様・機能面での違いはこちらの通り。
FL1333 | PXH12X | |
---|---|---|
液晶サイズ | 13.3型 | 12.8型 |
解像度 | 1920×1080 | 1280×720 |
HDMI IN | 2 | 1 |
RCA IN | 1 | - |
AUX IN | - | 1(映像のみ) |
プラズマクラスター | - | ◯ |
その他、反射対策や横方向からの液晶の見やすさなどの面では、ひょっとするとアルパインの方が優れている可能性があります。
「FL1333」のフリップダウンモニターとしての立ち位置
「FL1333」はスマホのミラーリング、またはFire TV、Chromecast、Apple TVとの相性を最も重視したフリップダウンモニターと言えます。(あくまでもフリップダウンモニターとしては)
アルパインの「PXH12X」と比較すると「FL1333」の特徴が分かりやすいかと思うのですが、通常のフリップダウンモニターはカーナビからの映像出力が基本となっています。
例えばHDMI IN、OUTポートを搭載するカーナビと合わせて使用する場合には、こちらの方法が一般的です。
・カーナビとリアモニターをHDMI接続
カーナビによってはこの接続方法で、カーナビ画面ではナビ映像・音声、後席ではスマホやFire TV、Chromecast、Apple TVの映像・音声がデジタル出力可能です。
ただし、この接続方法に対応しているカーナビ自体が一部の高価格帯モデルに限られており、これに対応していないカーナビではリアモニターでのデジタル再生が出来ません。
そこで注目したいのが、「FL1333」の2つ目のHDMI INポートとヘッドフォン出力です。
この2つ目のHDMIポートでは、スマホのミラーリング出力や、Fire TV、Chromecast、Apple TVの直接の再生に対応し、IRヘッドフォンを使用して個別に音声も再生可能です。
※本当にFire TV、Chromecast、Apple TVが挿さるかどうかは確認していないので、端子周りの物理的な障害により、挿さらない可能性もあります。
また、FireTV、Chormecast、Apple TVのベースモデルは、フルハイビジョン解像度での出力となっていますので、「FL1333」ならもとの解像度のままフルハイビジョンの映像が再生出来ます。
OPのドングルでミラーリングも可能
カーナビに限らず、一般的なHDMIモニターではスマホの種類に合わせた方法でミラーリングが可能ですが、
「FL1333」では専用のWiFiドングルを使用する事で無線ミラーリングに対応しています。
※ドングルはおそらくこう言うものだと思います。
まとめ
以上、「FL1333」の特徴について解説しました。
価格帯が通常の半額程度になりますし、汎用性は高い製品かと思いますのでリアモニターでスマホのミラーリング出力や、Fire TV、Chromecast、Apple TVの直接の再生をしたい方は検討してみて下さい。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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