実機レビュー スマホリンクユニット「SPH-DA09」を見るとパイオニアの凄さが良く分かる?

※2022年7月25日更新:実機レビューを追記しました。

こんにちは!Omiです。

ここ2~3年の間にCarPlayやAndroid Autoに対応したディスプレイオーディオの認知度が急激に高まり、自動車メーカーによる純正採用の車種も増えて来ました。

最近では、パイオニア・アルパイン・ケンウッドなどが、このようなディスプレイオーディオをアフターパーツとして販売しているほか、amzonなどでは2万円以下でCarPlay・Android Autoに対応した中華2DINオーディオが買えるようになっています。

日本では冬の時代が続いた

このように今でこそ様々なメーカーから当たり前のように販売されているCarPlay・Android Autoですが、数年前までは日本国内では一般層には受け入れられない状況が続いており、ここ3年くらいでようやく一般化が始まったような状況です。

CarPlay・Android Autoの登場は2014年となっていますので、6~7年はマニア層にしか受け入れられなかったと言う事ですね。

スマホリンクの先駆者はパイオニアだった

そして、これらのCarPlay・Android Autoの登場以前である、なんと今から10年前に実はスマホのアプリをオーディオとリンクさせるような試みは、パイオニアの「SPH-DA05/09」によって行われていたと言う事実があります。

こちらが2012年発売のアプリユニット「SPH-DA05/09」です。

これらのシリーズは2012年に登場し、CarPlay・Android Autoが登場する前の2013年までモデル更新が行われていました。

■ パイオニア生産終了品

その後は同社の製品のCarPlay・Android Autoにシフトしていく訳ですが、パイオニアのこう言った部分の先見性は凄いですよね。(マーケティング的には上手く行ったとは言い切れないかも知れませんが)

このような背景を持っているメーカーですので、私はCarPlay・Android Auto対応製品なら、アルパインやケンウッドではなく、同社の製品を選んでいます。

パイオニアの9型ディスプレイオーディオ「DMH-SF700」の実機レビュー
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※人が温めた市場に、後から値段で仕掛けてくるような売り方をするメーカーは、私は好きではありません。

この度「SPH-DA09」とのご縁がありました

なぜ私が12年も前に発売された過去の遺物のような製品に関する記事をこのタイミングで書いているかと言いますと、実は最近契約したNC1ロードスターに「SPH-DA09」が付いていたからです。

最初は販売店にはナビが使えないオーディオととしか聞いていなかったのですが、良く見るとアプリのアイコンがありましたので、後で調べたところ、レアモデルの「SPH-DA09」である事が判明しました。

この時期のパイオニアのアプリユニットは、アプリ側のサポートがほぼ終わりかけていますので、この製品を長くロードスターで使うつもりは全くないのですが(ATOTOのS8 Pro Ultraが欲しいので)、しばらくは紀元前のディスプレイオーディオを使ってみようと考えています。

「SPH-DA09」の現況

「SPH-DA09」には、バックカメラ入力端子、HDMI入力端子、USB端子が備わっていますが、今回ロードスターに装着されていた個体では、これらは使用されていないように見受けられました。

つまり、使える機能はこちらに限定されていた状態です。

・CD/DVD再生
・ラジオの視聴
・地デジの視聴

この構成だと最小限の旧型ディスプレイオーディオ未満でね。USBストレージも使えない事になりますから。

そして流石に10年物の骨董品と言う事もあり、ディスプレイに気泡が発生しています。

オーディオパネルを外して背面を確認してみたところ、バックカメラ端子には何も挿さっていませんでしたが、HDMIとUSB端子にはしっかりケーブルが挿さっていました。(笑)

そして、彼らは何故かセンターコンソールに埋葬されてました。

このロードスターは、17年物で直近の5年くらいの間に二人のオーナーが所有していたところまでは確認出来ましたが、2012年に所有していたオーナーが純正OPのBOSEオーディオから「SPH-DA09」に換装、その後に何人かのユーザーを経て私のところにやって来ました。

おそらく、直前の何人かのユーザーは、USBとHDMI端子の使い方が分からなかったのでしょう。

「SPH-DA09」からこの二つの端子を外してしまうと、何の魅力もないただの旧型オーディオになってしまいます。

予想外に全ての機能がしっかり使えてビビった!

「SPH-DA09」では、前述した旧型のオーディオ機能だけでなく、スマホの機能を活用した以下の機能を搭載しています。

・Bluetoothを使ったスマホの音楽再生
・HDMIポートを使ったスマホのミラーリング
・パイオニアが作ったCarPlay、Android Autoの役割を果たすLinkwith

ただし、私のところに来た段階では、これらの機能は全て殺されていました。

そこでこれらの機能を開放させるべく、ダメ元でapple純正のLightning to HDMI変換ケーブルを使って接続したところ、予想外に全ての機能が問題なく使えてしまいました。

※ネットの掲示板では、iOS8以降は使えないなどの書き込みが散見されました。

【LinkwithとBluetoothを使ったスマホの音楽再生】

【HDMIポートを使ったスマホのミラーリング】

【Google Mapのミラーリング】

【Prime Videoのミラーリング】

パイオニアのナビアプリに関しては新規契約が出来ない状態になっていますので使用不可ですが、Google Mapのミラーリングは可能ですし、音楽再生についてもLinkwith メディアプレーヤーがApple Musicのライブラリを読み込んでくれますので、2012モデルでこの機能構成は改めて凄いなぁと感じました。

ナビ機能に関しては、主に「NP1」を使って行こうと考えていたので、Google Mapを補助的に使いつつ、しばらくは「SPH-DA05/09」を使い続けてみようと考えています。

因みにAndroid端末に関しては、MHL接続に対応したスマホが条件だった筈なので、最近の機種では厳しいかと思います。

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