セイワのカーナビの違いとおすすめモデル

こんにちは！ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

セイワと言えばオートバックスなどでお馴染みのカー用品の総合メーカーですが、同社のカーナビについてご質問を頂きましたので生産の背景なども含めて解説します。

なお、この記事の内容は取材に基づいたものではなく、あくまでも業界の状況を考慮しての予測が含まれますので予めご了承下さい。

セイワのカーナビは3モデル
8型ポータブルナビ
10型インダッシュナビ/オーディオ
まとめ

セイワのカーナビは3モデル

2020年3月の時点では同社のカーナビは以下の3モデルでの展開となっています。

①PNM86F～8型ポータブルナビ

②PFTN101F～10型2DINインダッシュナビ

③PMA110FZ～10型2DINインダッシュオーディオ

このうち、8型のポータブルナビはパナソニックやユピテルの同カテゴリーに近い製品、2DINのインダッシュナビはここ数年で普及し始めた中華androidカーナビ（オーディオ）がベースになっています。

8型ポータブルナビ

8型ポータブルナビは「PNM86F」1モデルでの展開です。

PNM86F
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19.08発売
8型100万画素
メモリ/16GB
住所検索/3,800万件
電話番号/570万件
フリーワード検索/630万件
周辺検索/270万件
オービス/565件
フルセグ/microSD/USB/Bluetooth
音声出力/3.5mmステレオミニジャック
AV入力/3.5mm4極ミニプラグ
カメラ入力/3.5mm4極ミニプラグ
地図更新～2022年7月まで1回無料
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方

データベースの登録件数はユピテルのエントリーグレードのものと同等となっており、同様にゼンリン地図を採用しています。

ユピテルと同様にカーナビ機能は限定的でVICSには非対応ではあるものの、AV機能や拡張性は充実しており、フルセグ地デジ・microSD・USB・Bluetoothなどのメディアに対応しており、バックカメラの入力も可能となっています。

地図更新については2022年7月までに1回だけ無料となっていますので、故障しなければそこそこ長く使えそうです。

10型インダッシュナビ/オーディオ

10型の大型液晶モデルはナビソフトありの「PFTN101F」、なしの「PMA110FZ」の2モデルでの展開となっています。

PFTN101F	PMA110FZ
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18.06発売	18.12発売
10型/60万画素
フルセグ/CD/DVD/microSD/USB/Bluetooth/WiFi
HDMI IN×1
対応バックカメラ
ステアリングリモコン
オービスデータ	地図無し
地図更新～2021年5月まで1回無料	地図無し
取付・取扱説明書	取付・取扱説明書
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セイワという会社は自社で製品の設計開発を行うようなメーカーではなく、他社のOEM・ODM製品に自社ブランドを付けて販売するカー用品の総合商社的な会社で、特にカーエレクトロニクスに関しては1から10まで完全オリジナルの商品はないと思われます。

「PFTN101F」「PMA110FZ」に関しては、製品の特徴を見る限り3年くらい前からamazonなどの通販サイトに出回り始めたandoroid OSで動くオーディオがベースとなっているようで、デスクトップの表示やアプリのインストールに制限を掛け、オーディオ機能のみをアクティブにしたもののように見受けられます。

以下のリンク先の「XTRON」の製品にも地図ソフトあり・なしのバージョンが存在しており、この製品の端末としてのAndroid機能に制限を掛けたのがセイワの2つの製品でしょう。

XTRONSのカーナビのまとめ

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ハードウェアのスペックの面では断然「XTRON」の方が上ですが、日本のメーカーであるセイワにはサポート面で期待したいところです。

「PFTN101F」「PMA110FZ」のメディア対応は「フルセグ/CD/DVD/microSD/USB/Bluetooth/WiFi」と全部アリとなっており、HDMI 入力ポートでスマホの有線ミラーリングに対応しているだけでなく、「Easy Connection」アプリでiPhoneの無線ミラーリング、Android端末の有線ミラーリンク（ミラーリングではなく、操作系もリンクするミラーリンク）にも対応しているとの事。

なお、この手の中華系Androidオーディオ全般で「Easy Connection」によるミラーリング、ミラーリンクに対応していますが、接続の安定性や端末同士の相性、OSのバージョンとアプリの適合性などの問題も抱えており、国内メーカーとしてセイワがどこまでしっかりサポートしてくれるのかが気になるところです。