絶滅寸前のソーラータイプのレーダー探知器についての考察

※2019年11月12日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

ネットのGoogle検索で意外と多いのが「ソーラー+レーダー探知機」という組み合わせなのですが、このワードで検索するとamazomや楽天などの単品販売ページがヒットしちゃいます。

でも、このワードで検索する方はいきなりソーラータイプのレーダー探知機の単品を探しているのではなく、そもそもソーラーパタイプのレーダー探知機が存在しているのか?それは使える物なのか?と言った事を知りたくて検索しているはず。

…というわけで、この記事では現時点でおすすめ出来るソーラータイプのレーダー探知機が存在するのかどうか?について解説します。

無条件でおすすめ出来るソーラータイプのレーダーはない

結論から申し上げますと、単体で運用する前提ではおすすめ出来るソーラータイプのレーダー探知機はありません。

それは何故かと言いますと、過去から現在に渡って販売が継続されているソーラータイプのレーダー探知機は、GPSには対応せず、Xバンドのレーダー波をキャッチした時だけに警報を鳴らす単純な機能しかなく、次の取締りに対しては全くの無力であるからです。

①光電管式のネズミ捕り

②Kバンドの小型オービス

③レーザー式の小型オービス

④LHシステム

⑤レーザー式オービス

Xバンドのレーダー波を使用するネズミ捕りや、Hシステムのレーダー波は探知が可能ですが、これらは今後レーザー式に置き換えが進むと言われていますし、ソーラータイプのレーダー探知機で対応可能な取り締まり方式は、既にごく一部のものに限られています。

GPSを利用したネズミ捕りアプリとの併用ならアリかも?

ソーラータイプのレーダー探知機単体での運用では探知可能な取り締まりの種類があまりにも少な過ぎますが、GPSを利用したスマホのネズミ捕りアプリと併用する事で、固定オービスとGPSにポイント登録されたネズミ捕りまでは対応が可能になります。

おすすめの無料・有料のレーダー探知機アプリ
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ただし、これらのアプリも固定オービスはともかく、全ての取締ポイントが登録されている訳ではありませんし、登録外のポイントで行われるKバンド・レーザー式の小型オービスによる取締りには無力です。

従って全ての取締りに対しての防御力を持ちたいのであれば、素直に車から電源を取るタイプのレーダー探知機を搭載した方が良いでしょう。

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ソーラータイプでGPS対応には出来ないのか?

ソーラータイプのレーダー探知器は、ソーラーパネルによる発電量、もしくは内蔵バッテリーの充電量が充分であれば配線処理をする必要がなく、取り付けが簡単というメリットがあります。

GPS対応のソーラーレーダー探知器であればそれなりに売れそうですが、現状のソーラーパネルの発電能力、レーダー探知機の出力、コストの面を考えると当面実現は不可能かと思います。

GPSレーダー探知機はたとえ液晶がなかったとしても、0.6~2Wの電力を消費します。(現行品では)

一方でユピテルのソーラータイプのレーダー探知機の消費電力は0.05W~0.06Wと、GPSレーダー探知器と比べて1/10以下です。

つまり、GPSレーダー探知機をソーラーパネルで駆動させようと考えると、10倍の面積のソーラーパネルが必要になる訳ですね。

…という訳なので現在の技術ではなかなか実現が難しいところかと思います。

ソーラータイプのレーダー探知器のまとめ

以上、2019年時点でのソーラータイプのレーダー探知機の情勢について解説しました。

必ずしもソーラータイプにこだわる訳ではなく、液晶のみが要らないというだけであれは以下の記事のような液晶なしのGPSレーダー探知機も発売されていますので検討してみては如何でしょうか?

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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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