アルパインから自社カーナビ連動型の2019年モデルが3機種発売されていますが、この記事ではまずはベースとなる1カメラタイプの「DVR-C02S」についてご紹介します。
「DVR-C02S」のスペックと特徴
アルパインのドライブレコーダーは2017年の9月に「DVR-C01W」という車内録画用のレンズが付帯した2カメラモデルが発売されていますが、「DVR-C02S」のベーススペックはこのモデルのフロントカメラとほぼ同等の模様です。
DVR-C02S |
---|
19.04発売 |
1920×1080/27.5fps |
LED信号対応 |
録画視野角 水平121° |
microSD付属32GB |
microSD最大64GB |
microSDフォーマット不要 |
GPS内蔵?またはカーナビ依存? |
駐車監視 |
動体検知+衝撃検知 |
専用ケーブル付属 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
※液晶なしなのでほぼアルパインのカーナビとの連動が前提のモデルとなります。(AV出力が可能っぽいので他社カーナビに映像の表示は出来そうですが)
改善点として現段階で確認出来ているのはmicroSDカードのフォーマット不要機能が追加されている点となります。(アルパインのカーナビユーザーには相性の良い機能ではある)
なお、本機は水平120°強の録画視野角となりますので、単体ドラレコとしてはなかなか良い部類に入るモデルかと思います。
カーナビとの接続手順が複雑
改めて「DVR-C02S」のカーナビとの接続方法を見てみましたが、少々複雑な感じになっています。
まずは電源コードから分岐しているAV映像出力用のジャックをカーナビの入力ポートに接続するようです。
その他、リモコンINとOUTの2つのケーブルをそれぞれカーナビ裏のコネクタに挿し込む形になっているのですが、おそらく片方は電源の入力線も含まれている事でしょう。(もしくは電源の3芯の図が省かれている)
エンジンオフの際にもカーナビの待機用に予め引き込まれている常時電源をドラレコ側にも供給して駐車監視を行う感じなのか、旧モデルのように別途ACC・常時・アースの3芯ケーブルが生えているのかどちらかですね。(以下旧モデル)
電源ケーブルが旧モデルと同等であれば他のカーナビでも使えそうな気はするんですが…。
カーナビとの連動機能について
本機はカーナビの画面に映像を出力しつつ、操作はタッチパネルではなくリモコンになるようですが、ここが一番の謎ポイントです。(旧モデルからそうですが)
AV入力以外にもカーナビと2芯で接続するならタッチパネル操作を受け付けても良いと思うのですが、なんでリモコンなんだろう…と。
本機には車線逸脱や発進遅延などの安全運転警報なども搭載されており、カーナビ画面にテロップ表示されるようなのでリモコンケーブルから何かしらの信号をやり取りしているのは間違いないのですが、だからこそなおさらタッチパネル操作を受け付けないのが謎ですね。
駐車監視所仕様について
本機の説明書はまだアップロードされていないようなので詳細については不明ですが、動体検知と衝撃検知による監視を行うようです。
タイマー設定などに関しては不明です。
まとめ
基本的にはカーナビ連動タイプのドラレコは2カメラモデルが主流となっており、本機は同時発売の2カメラモデル「DVR-C02R」のオマケで発売した感が否めません。
アルパインのカーナビはかなりの高級路線をまっしぐらの状態なので、カーナビと連動させるなら「DVR-C02R」を選んだ方が良いと思います。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント