こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
3~4年前にAUTOVOXからスマートミラー型ドラレコが発売されて以降、「これは面白い!」と感じる車載ガジェットが登場しておらず、私自身も既存の延長のガジェットを紹介するのも飽きてきたところもあるので、今回は少し趣向を変えて日本では販売されていない中華ガジェットに目を向けてみました。
中華メーカーやMAXWINなどの中華ガジェットを扱う日本のメーカーは、中国で新しいガジェットが出てきた時に日本向けにどうか?と言った観点で製品を評価しつつ、勝算があれば自社ブランドで投入、という流れを繰り返していますので、私が発見して「面白い!?」とか言っているレベルのガジェットはニッチ過ぎて商売になりません。
なので、興味がある方は人柱になる覚悟で、アリエクなどで直接中国から購入して下さい(笑)
4カメラ対応のAndroid複合ガジェット
今回ご紹介するのは、Android OSで動く「前後2カメラドラレコ」+「Androidタブレット」+「サイドカメラ」を組み合わせた複合ガジェットです。
勘の良い方は既にお気づきかも知れませんが、このようなガジェットは過去にMAXWINから「SMDR-B001」という型番で販売されています。
ただし、こちらは大幅に機能を絞り込んだバージョンとなっており、4CH録画のスマートミラー型ドラレコの域を出ていません。
一方でこのAndroid複合ガジェットは、スマートミラー型ドラレコというよりも、Androidタブレットをミラー筐体型にしたもので、これに前後左右の4つのカメラを接続し、前後の2つのカメラのみで録画を行うものです。
この製品に関しては、4GLTEとWiFi通信、安全運転支援警報がサポートされているようです。
主な機能やハードウェアしてのスペックはこちらの通り。
アプリは何でも入れられるのか、地図系だけなのかは不明
商品説明には地図アプリ系をインストール出来ると書かれていますので、音楽配信系や動画配信系は使えない可能性もありますね。
トランスミッターはサポートされているので、音楽配信系のアプリが使えればオーディオへの出力も可能でしょう。(出来ればBlutooth出力が良かった)
本機に挿入したsimによるテザリングにも対応しているようなので、simの速度やプランによっては車載WiFiとしても使えるようです。
車のdvrに2g/3g/4gsimカードでインターネットが付属している場合は、他のデバイスのwifiホットスポットになる可能性もあります。
通信機能を活用しての走行中の車両のトラッキングや、ライブビューでの映像の視聴、動画のダウンロードも出来るような表記もあるので、クラウド対応もしているのでしょうか?
面白いけどこんな機能も欲しい
このガジェットはオーディオ機能を持たないディスプレイオーディオのような捉え方も出来ますが、Androidアプリが使える後付けのディスプレイという特性を考えると、やはり既設のオーディオへのBluetooth出力はサポートして欲しかったところです。
また、サイドカメラをドアミラー下に設置してパノラミックを謳うのであれば、4カメラの映像を合成してアラウンドビューにも対応して欲しいですね。
ドラレコ機能に関しても2カメラ録画ではなく、4カメラ録画をサポートし、5fpsのタイムラプスモードも実装されていれば最高ですね。
まとめ
以上、中国でよく見られるAndroid系の複合ガジェットをご紹介しました。
これはこれで面白いですが、これはすげー!と感じるところまでは後2歩くらい及ばない感じでしょうか?
でも、後何年かするとそう言うガジェットも出てきそうですね。
因みに日本でこう言う製品を展開するには技適認証が必要なので、まともな日本メーカーは手を出しません。
欲しい方は自己責任で中国から仕入れて下さい(笑)
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