※2023年12月14日更新:LaBoon!!セレクトショップの2つの製品の価格を改定致しました。
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※2023年10月1日更新:実機レビューを更新しました。
こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
最近はバイクでもCarPlay、Android Autoを使いたいと言う要望が増えているようで、バイク用のディスプレイオーディオが増えています。
このような製品は防水+一般的なディスプレイオーディオの機能がセットになった構成が多い様ですが、今回発表されているAKEEYO「AIO-5 LITE」は、これに加えて2カメラドライブレコーダー機能とBSD(ブラインドスポットモニター)をサポートしているようです。
「AIO-5 Lite 」の特徴
公式プロダクトページには詳しい解説はありませんが、概ね以下のような特徴となっているようです。
LaBoon!!ではバイク用のガジェットは原則としてレビューしませんが、以前から一般的なドライブレコーダーが付けられないようなオープンカーで、このような製品の要望があるのは認識しています。
場合によっては、一般的なディスプレイオーディオやドラレコを取り付ける事が出来ない、特定のオープンカーでレビューをするかも知れません。
セット内容とデザイン
今回はAKEEYOからの提供サンプルによるレビューです。(製品版とは若干内容が異なる可能性があります)
※リモコンと空気圧モニターはOP扱い
・フロントカメラ
・リアカメラ
・GPSアンテナ
・電源ケーブル
・ステー類
・取り付け工具類
・説明書
5型ディスプレイ筐体
バイク用ですので、大き過ぎない最大サイズが5型になりそうです。
操作ボタンは上部に4つ
下部にはType CポートとmicroSDカードスロットがありますが、防水対策の為付属のトルクスレンチでネジを外さなければアクセス出来ません。
背面にはトルクスネジでステーのアタッチメントが固定されています。
ステーはこのようなハンドルに固定するタイプです。
フロントカメラ・リアカメラ
カメラは防水性を高める為か、思ったよりも大きめです。
その他の付属品
電源ケーブルは3芯タイプで、赤線が常時電源・黄色線がアクセサリー電源のようです。
GPSアンテナはコンパクトタイプ
各種機能チェック編
私はバイクを持っていないので、先に各機能をチェックしておきました。
WiFiアプリ
本機のWiFi機能は、ワイヤレスCarPlay・Android Autoを動かす際、またはドラレコ用のアプリを使用する際に使います。
ワイヤレスCarPlay・Android Autoについては別の項目で説明しますので、ここではWiFiアプリについて見ておきます。
スマホアプリの立ち上げ方
WiFiアプリは初回の起動時に表示されるQRコードからダウンロード先に飛ぶ事が出来ます。
本体側の設定のアイコンをタップ
CHIGEE GOをタップ
スライダーをON
確認をタップ
CHIGEEで始まるアクセスポイントにスマホをWiFi接続
スマホアプリを起動して、デバイスを接続をタップ
筐体側で接続の確認をタップ
スマホアプリで出来る事
スマホアプリでは、ドラレコ機能に関する設定と、ライブビューの視聴、撮影動画の再生が可能です。(アプリ起動中は録画は停止)
CarPlay・Android Auto機能について
本製品のCarPlay・Android Auto機能は、ワイヤレス接続となります。
原則としては一般的なCarPlay・Android Auto対応機と同様の動作ですが、車載用では音声を筐体側から出力するのに対して、本製品ではワイヤレスイヤホンやインカム等との併用を考慮して、音声はスマホ側から出力する仕様です。
従って、ワイヤレスイヤホンやインカムをスマホとBluetooth接続する事でこれらのガジェットから音声を出力させる事が出来ます。
ドライブレコーダー機能について
ドライブレコーダー機能では、セパレート型の前後2カメラで前後フルハイビジョンの録画を行います。
イメージセンサーがIMX307 STARVISセンサー、同社にはドラレコチューニングのノウハウがある為、他社よりも高画質であると考えられます。
※衝撃検知による駐車監視もサポート
ドラレコとしてのスペックは以下の表の通りです。
AIO-5 Lite |
---|
23.09発売 |
フロント:1920×1080/30fps リア:1920×1080/30fps |
LED信号対応 |
レンズ視野角 前:対角150° 後:対角150° |
eMMC 32GB内蔵 |
microSD付属なし/最大256GB |
カメラケーブル前:1m+0.5m(筐体側) |
カメラケーブル後:2.5m+0.5m(筐体側) |
GPS外付け付属 |
駐車監視モード |
衝撃検知/自動起動 |
専用ケーブル付属 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
BSD(ブラインドスポットモニター)
BSD(ブラインドスポットモニター) は、説明書には詳しい解説がありませんが、メニューから「死角監視」をタップし、設定をONにします。
左右後方の車両を検知した時に警報する仕様です。
感度や速度設定は以下の通り。
リモコン操作
OPのリモコンは、グローブをしている時に主にスマホの受話やドラレコのイベント録画を行う為の装置です。
空気圧モニター
OPの空気圧モニターでは、前後タイヤの空気圧と気温を筐体画面に表示する事が出来ます。
OBD情報の表示
OPのOBDモジュールでは、車速やエンジンの回転数、水温、スロットル開度、吸気温度などを拾う事が出来ます。
実機レビュー編
次に実機レビュー編です。
なお、私はバイクに乗れませんので、ドラレコ動画は車の車外、自転車に取付けてテストしました。
バイクレビューはこちらの動画をご視聴下さい。
CarPlay機能について
今回は普段車載で使い慣れているiPhone SEと組み合わせてCarPlay機能を使ってみました。
CarPlayの基本機能は車載と全く同様ですが、前述の通り音声はスマホから出力されます。
バイクの場合にはインカムを使用されるケースが多いかと思いますが、スマホとインカムをペアリングしておく事で、AIO-5 Lite→スマホ→インカムと言った形で音声を飛ばせる仕様です。
CarPlay使用中に気になったポイント
AIO-5 Liteは筐体上部に4つの操作系のボタンがあるほか、OPのリモコン操作にも対応していますが、CarPlayのアプリ展開画面→ドラレコ画面→CarPlay画面と言った具合に画面表示を切り替えると、CarPlay画面に戻った際にアプリ展開画面ではなく、ホーム画面に戻ってしまう事があります。(仕様なのかどうか確認中)
リモコン操作について
リモコンはType Cの充電式となっています。
ペアリング本体メニューからリモコンを指定し、リモコンの真ん中のOKボタンを押すだけで完了します。
リモコンでは、画面の切り替え・アプリの起動・スマホでの発話・受話などの操作が出来ますが、バイクは車以上に危険なので、走行中の操作は最小限にとどめた方が良さそうです。
空気圧センサーについて
こちらはセンサー×2個に紛失防止用のナットがセットになったものです。
今回は手元にバイクがなかった為、車に取付けて挙動を見てみました。
取付方法は簡単で、まずはナットを先にねじ込みます。
次に筐体側のメニューからペアリングを行います。
画面の指示に従って、前→後ろの順に本体をねじ込んでから、ナットを上側に戻します。
ペアリング完了です。
これでタイヤの空気圧が表示されますが、精度の方は未検証です。
ドラレコ画質について
ドラレコ画質は主に車載での検証です。
録画視野角について
録画視野角は前後ともまずまず広めの水平120°程度です。
真横は映りませんが、バイクならそれほど車長がないので車に横から当ててられば、車のどこかの部分は映るでしょう。
逆光補正について
AKEEYOはもともと車載向けドラレコ・スマートミラー専門メーカーですので、前後カメラともHDR補正がしっかり効いており、逆光時の視認性は良好です。
ナンバー認識精度
ナンバー認識精度は自転車に取り付けた状態でテストしましたが、バイクに害を及ぼすような距離の車のナンバーは充分認識可能でしょう。
夜間の明るさについて
夜間の明るさについても、AKEEYOはもともとスマートミラーを専門的に開発して来たメーカーですので、非常に高いレベルで安定しています。
おそらく…ですが、バイク用でここまで高画質なドラレコは他にはないと思われます。
BSDについて
本機のBSD機能は、画面の状態に関わらず後方車両を検知した際にこのように左右と下側に警告マークを表示します。
ただし、精度がすこぶる悪く不要な警報が多いので実用性は高くはありません。
「AIO-5 Lite」の総評
最後の「AIO-5 Lite」の総評です。
この手のバイク用CarPlay・Android Auto対応のガジェットは、代表的な製品として発売が延期になったデイトナのモトスマートモニターが挙げられますが、これに対する主な差別化ポイントは前後2カメラのドラレコ機能です。
ドラレコ画質については、おそらくバイク用としては最高画質になりますので、初めからCarPlay・Android Auto+ドラレコの複合ガジェットを狙っている方には手放しでおすすめ出来る構成と感じます。
あとは価格面をどう評価するかですね。
コメント
形がカッコいいですね。車につけてもありかも? スピードメーターが出るところもイイな。(*^_^*)
こんな車に付けたいって言っている人がいます。
http://driving-pleasure.club/wp-content/uploads/2022/12/PXL_20230213_003336_001.jpg
防水必須なんですって(笑)
マクアケで支援していた物が届きました!
こちらの記事を見て、OBD情報の表示とのこ記載を見つけて、OPそんなOPあったかな?と思ってマクアケ経由でメーカーに問い合わせたのですが、
「いつもお世話になっております。
ご質問ありがとうございます。
すみませんが、本製品はOBD機能を搭載していませんが、OBDモジュール用のオプション品もありません。
以上です、よろしくお願いします。」
と返信がきました。
LaBoonさんがレビューしたものと実際の製品やクラウドファンディング版では機能が変更になっている可能性がありそうですね。
OBDについて、私の方でも確認をさせて頂きました。現在、開発段階で、完成度が60%程度との事でまだ発売されていないようです。2024年6月発売予定との事でしたので、ご参考になれば幸いです。