こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
皆さんはエンジンオイルの交換はご自身でされていますか?
ガソリンスタンドなどにオイル交換を頼めば、普通の車なら3,000~5,000円程度でオイル交換が出来てしまいますので、DIYでエンジンオイルを交換するコスト面での優位性はほどんとないような気もしますが、100%化学合成油など自分の好みのオイルを入れたい方の場合には、DIY交換の方がトータルコストは安くなると考えられます。
ただし、DIYでの交換は、工具や廃油処理パックの手配、廃油の廃棄などの手間も掛かりますので、毎回DIY交換しなければコスト面でのメリットも得られにくいと言う問題点もあります。
このような背景から、「面倒だからお店に頼んでしまう」方が普通なのかと思いますが、車を趣味と考えているのであれば、自分の車のオイルの状態を把握し、こだわりのオイルを入れる作業は楽しいものです。
そこで今回はこれからDIYでのオイル交換にチャレンジしたい方向けに、お手軽にエンジンオイルを交換する方法を解説します。
エンジンオイルは上から抜きましょう
最近の車は下回りのアンダーカバーでオイルパンに溜まっているエンジンオイルを抜くドレンボルトが覆われている事が多く、下抜きは結構面倒臭かったりします。
※エレメントを交換する場合には、どの道アンダーカバーを外すので下抜きの方が効率が良い場合もあります。(エレメントが上から外せる車種もある)
エンジンオイルを上から抜く場合には、このようなポンプ式のチェンジャーが必要です。
一般的な車だと6Lの容量のもので抜ききれますし、あまり大きいチェンジャーを選ぶと置き場所を作るのに苦労するかと思いますので、6Lクラスのものがおすすめです。
以下、上述の6Lタイプのチェンジャー(以前は大容量タイプを使っていたのですが、壊れたので買い替え)
抜いたオイルを廃棄する為には廃油パックが必要になりますので、こちらも手配しておきましょう。
エンジオイルの量は車種+エンジンオイル+量でググれば、大抵の車種でヒットするでしょう。
たまにこのような添加剤を入れてみるのも良いでしょう。
オイル交換前にアイドリングしましょう
エンジンオイルは低温時には粘度が高く、高温になると粘度が下がりますので、ポンプでの吸引時に抜けを良くする為に2〜3分アイドリングを行います。
オイルレベルゲージの穴にチューブを挿す
アイドリングが終わったらオイルレベルゲージを抜き、チューブを挿しこみます。
が、その前にオイルフィラーキャップを緩めておきます。
フィラーキャップが固着して回らなかったり、ノッチ式のものはノッチが壊れて外せないケースも過去にはありました。
オイルを抜いてからこれが判明すると結構厄介です。
オイルパンの底に当たる感覚があったところでチューブを止めておきます。
ポンプでオイルを吸い出す
次にポンプを何度かシュコシュコ押して、ポンプ内部を負圧の状態すると、後は気圧差によってオイルが勝手に吸い出されます。
チューブに空気が混じるようになったら、チューブを前後させてなるべく多くのオイルを吸い出せるようにしましょう。
車種によっては規定量まで抜けない事もありますので、タンクに溜まった廃油の量をチェックしておきます。
新しいエンジンオイルと添加剤を入れる
新油と添加剤を入れる際には、このようなジョッキと、必要に応じて漏斗を使いますが、添加剤を入れる場合には予めジョッキの中に添加剤を入れてオイルとよく混ざるようにしてから投入します。
先程チェックしておいた廃油の量が投入可能なオイル量の目安になりますので、必要な量を入れる少し前の段階からオイルレベルゲージをチェックしながら量を調整します。
オイルレベルゲージの真ん中にオイル量が調整出来たら、アイドリングでオイルをエンジン各部に行き渡らせるとともに、異音などがないか確認しましょう。
以上でオイル交換作業は終了です。
まとめ
DIYでオイル交換をすると、車のオイルのコンディションに気を配れるようになる可能性が高いと思います。
ターボ車などは走り方によってはオイルに煤などが混じってすぐに真っ黒になる事もありますので、あまりこまめにチェックするのも精神衛生上良くないと思いますが、それでも必要なオイル交換を忘れて車にダメージを与えるよりはマシでしょう。
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