こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
トヨタの純正ドライブレコーダーは、2~3年前まではスペックの怪しいOEM品が主流でしたが、最近ではコムテックやセルスター、カーメイトなどの一般向けの人気製品をトヨタモビリティパーツ扱いの専用型番品でディーラーOPとして販売してみたり、OEM品として展開するような流れが強まっています。
どうやら、これらのアフターパーツの人気商品の方がユーザーの受けが良かったようで、直近の車種のカタログでは、トヨタモビリティパーツ扱いのOEM品として型番設定されたものが拡大展開されています。
そこでこの記事では、2022年向けのトヨタモビリティパーツ扱いのうち、唯一のスマートミラー型であるセルスター製の「TZ-D203MW」の特徴について解説します。
「TZ-D203MW」のベースモデルは「CS-1000SM」
「TZ-D203MW」の取扱説明書がネット上に見当たりませんので、仕様の詳細まで確認した訳ではありませんが、カタログに掲載されているスペックをみると、セルスターの「CS-1000SM」と同等品となっているようです。
ベースの「CS-1000SM」はリアカメラ+ミラー型筐体のセットですが、「TZ-D203MW」はこれに本来はOPであるセパレートのフロントカメラが付属する構成のようです。
詳しい解説と実機レビューは、上のリンク先の記事でご確認頂くとして、この製品のスマートミラー型ドラレコとしての評価をまとめると、このようになっています。
残念ながら、アフターパーツの一般的なスマートミラー型ドラレコとしては評価は低いものであって、保証期間が3年である事が最大のセールスポイントである、と言った位置付けの製品です。
ただし、同じく日本メーカーのアフターパーツのスマートミラー型ドラレコは、どれも一長一短があり、無条件でおすすめ出来る製品もありません。
これらの製品の特長を良く見比べて頂き、それでも拡大・縮小機能があるセルスターのスマートミラーが良い、と納得される方のみには同社製品がおすすめです。
なお、、「TZ-D203MW」はベースの「CS-1000SM」と比べるとそこそこ価格差がありますので、購入の際には取り付け工賃や車両価格と合わせての値引き交渉も行った方が良い様に思います。(2022年1月時点では1.6~1.7万円程度の価格差)
また、「TZ-D203MW」は駐車監視にも対応していますが、トヨタモビリティパーツの製品では、バッテリーの劣化に対するクレーム予防の観点からか、駐車監視に対しては一貫して1時間以内の運用を推奨しています。
長時間の駐車監視を日常的に行う場合には、別途外部バッテリーの導入を検討されると良いでしょう。
コメント
お疲れ様です
取り急ぎトヨタモビリティパーツの公式サイトでカタログのリンク直下に2機種纏めた形で取扱説明書がありましたので、そのリンクを貼っておきます
ご確認をお願い致します
https://www.tacti.co.jp/sds/tz/pdf/tz/mirror_manual.pdf
それにしても他のOEMのドラレコの取説を一通り読む限り、ベース品との違いは駐車監視ユニットの使用を前提にした部品構成になっており、それ以外での電源確保は別途ベース品から流用する必要がありそうです
フィニクス様
タクティの方で説明書アップされてるですね。
セルスターの方でもアップされてました。
シガーソケットが直結ケーブルになったもののようですね。
スミマセン
一つ勘違いしていました
駐車監視ユニットが標準装備しているのは360°、2カメラ、3カメラの何れかだったようです
それら以外では駐車監視ユニットはオプションのようですね
対象がセルスター製ばかりなので何とも言えませんが、トヨタディーラー向けはシガーソケットタイプの電源コードは採用されないように感じられます
フィニクス様
トヨタがそういう考えなのでしょうね。
みんなが必要なものではないので付けないと。