※2017年11月20日更新~最近OP-MB4000に関するお問い合わせが増えてきたので、色々なケースで試していたところ、突然給電が不可になり昇天されました…。
ユピテルドライブレコーダーの駐車監視用マルチバッテリー「OP-MB4000」ですが、価格的な部分とユピテルのドライブレコーダーにしか使用出来ず、仕様がやや複雑な部分があったのであまり積極的に取り上げて来なかったのですが、実際に使用してみてかなり面白い製品だと感じました。
このページに来て頂いている方の主な目的は、「何とか車のバッテリーを消費させずに駐車監視を便利に出来ないか?」という事だと思います。
実はそんな悩みを解決してくれるのがユピテルの「OP-MB4000」だったという事です。
この「OP-MB4000」を使用して色々実験した結果ですが、必要な部材さえ揃えればシガープラグから給電するタイプのドライブレコーダーは、ほぼ全て使用が可能という結果です。
もちろん、ユピテルの特定ドライブレコーダー専用品なので、何かトラブルがあってもそれはメーカー保証の対象外で自己責任になりますが、理論的には極端に高い出力を求められるもの以外は、シガープラグから給電するカー用品は使用出来る筈たと思います。
「OP-MB4000」はパススルーのモバイルバッテリーのようなもの
「OP-MB4000」は4000mAhの蓄電量を持つ、パススルー方式(危機に給電しながらバッテリーに充電する)のモバイルバッテリーにタイマー管理機能をプラスしたものと考えて貰うと分かり易いと思います。
満充電には3時間程度かかります。
「OP-MB4000」は普通のモバイルバッテリーと比較して、どんなメリットがあるのか?
「OP-MB4000」はノートパソコンやモバイルバッテリーなどに使用されている「リチウムイオン電池」やスマホと一部のモバイルバッテリーに使用されている「リチウムポリマー電池で」はありません。
「ニッケル水素電池」って知ってますか?
パナソニックの「エネループ」という充電式電池が有名ですが、このニッケル水素電池はシェーバーやハイブリッドカーなどに使用されています。
「OP-MB4000」には、この「ニッケル水素電池」が使われています。
「ニッケル水素電池」は「リチウムイオン電池」などに比べると、自己放電による蓄電量の消費が激しい、また電池を使い切る前に充電を繰り返すと、電池が毎回充電されるポイントを限界と認識してしまい、給電量が減ってしまう(メモリー効果)、などと言われてきましたが、最近はこれらの点については随分改善が進んでいるようです。
「ニッケル水素電池」は発火しにくい
さて、「ニッケル水素電池」のメリットはリチウムイオンやリチウムポリマーに比べて発火しにくい点です。
絶対に燃えないという訳ではないですが、過充電の際に発生した水素の逃げ道を作らないと、これに火が付くと燃える可能性があると言われていますが、「リチウムイオン」などに比べるとはるかに燃えにくいようです。
最近、サムスンのスマホの電池が燃えたなどリチウムイオンや、リチウムポリマー電池の事故が増えています。
これは市場への供給量が増えた事で、今まであまり目立たない程度しか発生しなかった発火件数が増えているのかも知れません。
また、中国の工場で生産されたものの比率が高まっているという理由もあるかも知れません。
「OP-MB4000」に使われている「ニッケル水素電池」は、絶対燃えない訳ではないが、構造上「リチウム系の電池」よりはるかに燃えにくいと言えるでしょう。
「OP-MB4000」をドライブレコーダーに使用すると便利になる
「OP-MB4000」を使用することの2つ目のメリットは、モバイルバッテリーを使用する場合に比べるとケーブルの抜き差しが不要になる点です。
モバイルバッテリーを使用した場合、駐車中も録画し続けるならば、ドライブレコーダーへの電源ケーブルをACCからモバイルバッテリーへ挿し変える操作が必要です。
また、車に戻った際には、再度ケーブルをモバイルバッテリーからACCに挿し変える必要があります。
この作業が苦にならない人は問題ないですが、自分以外の家族も運転するような車だと、なかなかそうは行かない事もあると思います。(ウチの嫁は120%無理です!)
「OP-MB4000」を使用した場合、駐車中の録画を走行中と同様に「常時録画」+「衝撃録画」で行うのであれば、タイマーの設定以外の操作は不要です。
自宅などの駐車監視が不要な場所であれば、ドラレコ側の電源ケーブルを抜くか、電源ボタンがあるモデルは電源を落とす必要があります。
また、割り切ってタイマー設定の時間(30分/1時間/2時間/3時間/4時間/6時間/12時間)から普段使用する固定値を選んで録画を行うという手抜きも可能です。
因みに全く操作なしでバッテリーの浪費も防ぎたい場合には、ユピテルの2017年モデル「DRY-ST6000d」と合わせて使用することをおすすめします。
「OP-MB4000」にはデメリットもある
「OP-MB4000」に使われている「ニッケル水素電池」には、当然デメリットもあり、そうでなければノートパソコンやスマホに使われているはずですよね。
上述した自己放電やメモリー効果もそうですが、最も大きなデメリットは「デカい」「重い」そのくせ蓄電量が少ないという部分です。
それにリチウム系よりも生産量が少ないので「高いかも知れない」事などでしょうか。
「ニッケル水素電池」の特徴を一言で表現すると「あらゆるパフォーマンスは悪いが、安全性と利便性が高い」となります。
さて、次は「OP-MB4000」で録画が可能だった適応対象外のドライブレコーダーを紹介します。
「OP-MB4000」で録画が確認できたドライブレコーダー
適応している機種に関しては録画できて当たり前なのでユピテルの以下の機種についてはここでは除外します。
因みに「OP-MB4000」は4000mAhで適応対象機種に関しては12時間までの録画が可能となっています。
試しに「DRY-ST6000d」の画面オフで録画時の電流量を計測すると0.32A程度でした。
4000mAh÷0.32A(320A)=12.5時間ですので、「OP-MB4000」はおそらく4000mAhの蓄電量はしっかり確保していると言えそうです。
結論として録画出来なかったものはない
今回「OP-MB4000」を使用して22機種のドライブレコーダーの動作を試したみましたが、結論として録画できなかったものはありません。
時間の都合で、ACCをオフにした状態で各モデルともに1ファイルのみの録画・再生テストとなります。
・ユピテル DRY-WiFi5Vc~問題なし
・コムテック ZDR-012/ZDR-013/HDR-352GH~音声ノイズ発生
・パパゴ GS S30/GS388~問題なし
・パパゴ GS520~電源ボタンを押さないと起動しない
・ケンウッド KNA-DR350/DRV-320/DRV-610~問題なし
・パイオニア ND-DVR10~問題なし
・オウルテック OWL-DR01/OWL-DR02/OWL-DR04~問題なし
・THINKWARE X500/F750~問題なし
・ヒューレットパッカード f520g/f530g~問題なし
・TA-CREATIVE TA-008C/TA-009C~音声ノイズ発生
・ドスパラ DN914296~問題なし
・CACAGOO CA07~問題なし
中には音声ノイズが発生したり、起動の際に電源ボタンを押さなければならないものもありましたが、詳細に関しては後ほど詳しく説明します。
「OP-MB4000」を対応外のドライブレコーダーに使用するとどうなる?
「OP-MB4000」を対応外のドライブレコーダーに使用した場合、各モデルの機能の差によって駐車中に選択出来る録画方式が変わります。
「常時録画」+「衝撃検知録画」を行うケース
例えば、もともと駐車監視に対応していないユピテルの「DRY-WiFi5Vc」などの場合、走行時と同様に「常時録画」+「衝撃検知録画」を行います。
エンジンを切ると給電元が「OP-MB4000」のパススルーから「OP-MB4000」のバッテリー出力に変わるだけです。
従ってドライブレコーダーには常時給電されている状態が続くだけで、他に信号は送られないので当たり前ですね。
ケンウッドとパイオニアのように一定時間の振動を検知しなくなると自動でパーキングモード(動体検知+衝撃検知)を行うものもありますが、それ以外についてはユピテルの「DRY-WiFi5Vc」のように走行時と同様に「常時録画」+「衝撃検知録画」を行います。
この場合、駐車中に軽く擦られただけでは、衝撃センサーが反応しないケースもあるので、その場合は「常時録画」データの確認が必要になる為、microSDは大容量のものが必要になります。
自動で「動体検知録画」+「衝撃検知録画」に切り替わるケース
上でも触れましたが、ケンウッドの「KNA-DR350/DRV-320/DRV-610」、パイオニアの「ND-DVR10」はエンジンなどの振動を検知しなくなると、自動でパーキングモードに入り「動体検知」+「衝撃検知」の録画仕様になります。
ただし、この切り替わりの精度がかなり気まぐれで、部屋で放ったらかしにしておいても延々と常時録画を繰り返す時もあります。
ただし、手動で強制的にパーキングモードに入れる事も出来ますので、切り替えを行っておけば「動体検知」+「衝撃検知」となりますので、microSDカードの容量はそれほど大きいのもは要求されません。(駐車する場所にもよりますが)
手動で「動体検知」に切り替えるモデル
駐車監視の際に手動で「動体検知録画」もしくは、タイムラプスモードに移行させるモデルにはパパゴの「GS S30/GS 388min/GS520」、オウルテックの「OWL-DR01/OWL-DR02/OWL-DR04」、TA-CREATIVEの「TA-008C/TA-009C」、ドスパラの「DN914296」、CACAGOO の「CA07」などが該当します。
この場合も通常はmicroSDカードの容量はそれほど大きいのもは要求されません。
毎回の切り替えが面倒臭いとは思いますが。
それ以外の特殊なケース
ここまでで個別に型番を挙げていないモデルは特殊なケースに該当します。
ヒューレットパッカードの「f520g/f530g」は動体検知モードがあるのですが、これは外部給電がオフになった時に内蔵バッテリーを使用した場合のみ動作します。
従って、「OP-MB4000」を使用した場合には、最初に説明した「常時録画」+「衝撃検知録画」を行います。
デメリットはmicroSDの容量を食う点です。
次にコムテックの「ZDR-012/ZDR-013/HDR-352GH」についてですが、もともとこれらのモデルは専用の3芯ケーブルを使用して、ACCがオフになった事を検知するとパーキングモードに切り替わり、「常時録画」+「衝撃検知録画」に切り替わる仕様です。
走行中と同じと言えば同じですが、パーキングモードに入っていた場合、エンジンがオンになった時に本来は衝撃録画の発生をアナウンスしてくれるところが、何も告知されなくなります。
THINKWAREの「X500/F750」についても似たようなもので、専用の3芯ケーブルを使用して、ACCがオフになった事を検知するとパーキングモードに切り替わり、「動体検知録画」+「衝撃検知録画」に切り替わる仕様です。
この場合も本来なら衝撃検知の告知がなされるところ、何も告知されなくなります。
このように見ていくと、「OP-MB4000」を使用してメリットだけを享受できるモデル、メリットとデメリットと両方が存在するモデルがある事は分かりますね。
もともと専用の常時電源ケーブルがなかったり、ケーブルがあってもタイマー機能がない場合にはメリットしかありませんが、専用ケーブルを使用する事が前提の優秀なパーキングモードが存在するモデルについては、メリットとデメリットが発生しますね。
「OP-MB4000」を使用すると最大で連続何時間まで録画できるか?
「OP-MB4000」のタイマー設定は最大で12時間ですが、個々のドライブレコーダーによって消費電力が変わります。
ほとんどが5Vで0.3~0.4Aの電流が流れていますが、THINKWAREやコムテックなど12Vのまま動かしているのでは?と考えられるものもあります。
ユピテルの「OP-MB4000」に対応しているドライブレコーダーは、0.32A程度なので12時間の録画が可能ですが、他の物は流れる電流量に差があります。
電源端子がmicroUSBかminiUSBの物は電流量の計測が可能でしたので、チェッカーで計測したのが以下数値となります。(画面オフで常時録画状態の数値)
()の中は「OP-MB4000」を使用した時にどれくらいまで録画できそうかの予測です。(あくまでも予測なのでその通りになるとは限りません)
※前に計測した時と若干誤差はあると思いますのでご了承下さい。
因みにコムテックとTHINKWAREはUSB形状ではないので計測できませんでした。
・ユピテル DRY-WiFiV5c~0.43A程度(9.3時間)
・パパゴ GS388mini~0.35A程度(11.4時間)
・パパゴ GS S30 ~0.25A程度(12時間なら余裕あり)
・パパゴ GS520~0.53A程度(7.5時間)
・ケンウッド KNA-DR350~0.66A程度(6時間)
・ケンウッド DRV-320/325~0.29A程度(12時間なら余裕あり)
・ケンウッド DRV-610~0.48A程度(8.3時間)
・パイオニア ND-DVR10~0.59A程度(6.8時間)
・オウルテック OWL-DR01~0.4A程度(10時間)
・オウルテック OWL-DR02~0.5A程度(8時間)
・オウルテック OWL-DR04~0.26A程度(12時間なら余裕あり)
・ヒューレットパッカード f520g~0.76A程度(5.3時間)
・ヒューレットパッカード f520g~0.76A程度(5.3時間)
・TA-CREATIVE TA-008C~0.48A程度(8.3時間)
・TA-CREATIVE TA-009C~0.5A程度(8時間)
・ドスパラ DN914296~0.55A程度(7.3時間)
・CACAGOO CA07~0.4A程度(10時間)
なお、ほとんどのモデルで128GBまでのmicroSDカードが使用可能でしたので、予算さえ許せばmicroSDカードの容量不足録画時間の制限はあまり気にする必要はないかも知れません。
■ ライブレコーダー用「64~128GBのmicroSDXC」カードにおすすめのFAT32フォーマッター
「OP-MB4000」を使用をおすすめ出来るモデルとそうでないモデル
上述の結果や専用の常時電源ケーブル、駐車監視の仕様を総合的に考慮して「OP-MB4000」をおすすめ出来るドライブレコーダーとそうでないドライブレコーダーを考えてみます。
「OP-MB4000」使用のメリットが大きいモデル
オウルテックの「OWL-DR01」「OWL-DR04」にはそもそも専用の常時電源ケーブルが存在しません。
従って「OP-MB4000」を導入するメリットが最も大きいと言え、さらに「OWL-DR04」は消費電力がかなり少ない為、「OP-MB4000」の持ちも良いでしょう。(最大は12時間までだが、ちょい乗り・ちょい駐車ならあまりバッテリーが減らない)
なお、「OWL-DR01」「OWL-DR04」には動体検知もありますが、手動で操作が必要なので1~2時間などの普段使いの時間にタイマーを設定しておいて「常に常時録画」+「衝撃検知」で通すのも手です。
消費電力の少ない、パパゴ「GS S30」「GS388mini」は「OP-MB4000」を使用するメリットが大きいと思います。
パパゴの専用常時ケーブルはタイマー機能がなく、駐車監視の際には「動体検知」「タイムラプス」への切り替えが必要です。(切り替えずに走行時と同様に「常時録画」+「衝撃検知」でも構わないが)
また、3芯ではなく2芯のケーブルですので、自宅の駐車場では本体の電源を落とす必要があります。
ここで「OP-MB4000」を使用することで、1~2時間などの普段使いの時間にタイマーを設定しておけば、外出時も帰宅時も走行時と同じ「常時録画」+「衝撃検知」で通す事が可能です。
ケンウッドの「DRV-320」も消費電力が少なく、「OP-MB4000」の使用に向いています。
専用の常時電源ケーブル「CA-DR150」は6/12/24時間のタイマー設定なので、短時間に設定して自宅で駐車モードを解除しないという手が使えません。
従って「OP-MB4000」を使用するメリットは充分にあり、状況に応じて長時間の録画が必要な場合があるのなら「CA-DR150」との二刀流もありかも知れません。
「OP-MB4000」使用のデメリットが大きいモデル
コムテックとTHINKWAREのモデルは、消費電力が分からない上に、専用ケーブルの使用が前提となる駐車監視のイベント告知機能や動体検知が使えなくなります。
新車でバッテリーを痛めたくない上に、どうしてもこれらのモデルを選ばざるを得ない状況なら割り切ってチャレンジするのもアリだとは思います。
それ以外のモデルに関してはどちらとも言えないので、使用状況などに合わせて考えてみては如何でしょう。
まあ、基本的には「OP-MB4000」は「DRY-ST6000d」を一番便利に使う為に企画されているようなので、駐車監視に重点を置くなら「DRY-ST6000d」を使用するのが便利です。
「OP-MB4000」の使い方、取り付け方法については以下の記事を参照して下さい。
■ ユピテル マルチバッテリー「OP-MB4000」の取り付け、使い方
「OP-MB4000」使用してのフロントリアの2カメラ録画について
「OP-MB4000」を使用してのフロントリアの2カメラ録画の方法についてご質問を頂きましたので説明します。
まず、「OP-MB4000」のスペックは出力が12V1Aとなっています。
ドライブレコーダーは5V駆動なのでUSBシガーソケットUSBなどで5Vに変圧した場合、出力は5V2.4Aとなりますので理論上は1.2A以下のドライブレコーダーであれば2台の駆動が可能な筈です。(保証外ですが)
こちらで試した結果、0.76Aのヒューレットパッカード「f520g」「f530g」の同時録画が可能でした。
接続方法は「OP-MB4000」付属のギボシ端子にシガーソケット電源をギボシ接続、シガーソケットUSBを挿してUSBの2本挿しという形です。
必要な部材は「OP-MB4000」の他には以下の通りになります。
USB給電ケーブルは必要に応じて適切な長さとコネクタの物を揃えます。
リアだとセダン・クーペなら4m、ミニバンだと5m以上は必要かも知れません。
パパゴの「GoSafe 30G」などは純正のケーブルがUSBタイプなので、フロントに取付であれば純正のケーブルを使用出来る筈です。(実機がないので相性の問題は未検証)
リアへの取付については以下のページの後半「リアウィンドウへのドライブレコーダーの取付方法」についてご参照頂ければと思います。
上記のエーモンのソケットはプラスとマイナスが分かりにくいので、間違えないように注意して下さい。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
初めまして。こちらで設置方法等のご相談はできますでしょうか。
この2年間に当て逃げを2回経験していますが、間もなく納車を控え、かなり不安になっています。もしよろしければアドバイスをご教授いただけますでしょうか。私の車の使用状況は次の通りです。
①基本的に週末ドライバーです。よって連続の駐車時間が24h×5日ぐらいになります。週末に3時間以上のドライブはできます。②マンションの駐車場に停めています。夜間は薄暗く、夏季は青空駐車で炎天下。③bmw f20に設置。
以上より、次の条件でドライブレコーダーの設置を考えています。
①長時間の待機状態でバッテリーを上がり防止するため、外部バッテリーが必要②炎天下に耐えうるバッテリーおよびドラレコが必要。③不具合のない信頼性のある機種の選択④組み合わせによるノイズ等が生じないこと。
素人ですが、いろいろな方のネット上の記事を参考に次の機種の組み合わせを考えましたが、各機械どおしの相性等、また工夫した設定方法により正常に作動できそうでしょうか?
案:
車両の電源より充電するバッテリー「ユピテルOP-MB4000」よりパススルーで、ドラレコ「イクリプスDREC200」を作動。
バッテリーとドラレコの間に「センサースイッチコントローラーSWC295Ⅱ」を設置し、センサー作動時以外はバッテリーの消費を極力少なくする。セキュリティシステム「ユピテルVE-S37RS センサー」も併せて設置。
宜しくお願いします。
kay.jay様
なかなか悩ましい環境ですね(笑)
まず確認ですが、「ユピテルOP-MB4000」は蓄電残量に関わらず、連続給電時間は12時間までとなっています。
説明書にあるタイマーを「使用しない場合」の設定は分かりにくいので試してみた結果、0分という事の様です。
https://my.yupiteru.co.jp/upload/save_image/manual/pdf/OP-MB4000.pdf
「SWC295Ⅱ」については面白そうなのでいずれ試してみようと思っているのですが、「OP-MB4000」の特性上12時間以上の給電は出来ず、1日に2回のイグニッションオンの操作が必要になります。
「SWC295Ⅱ」はセンサー1個使用時の電流は55mA以下となっていますので、12時間あたり660mAh、24時間なら1320mAhの電流使用量になります。
ドライブレコーダーの通電時間にもよりますが、1日2時間の通電なら700~1500mAh程度になりますので、「SWC295Ⅱ」の4000mAhの蓄電量だと持って48時間程度になると思います。
「ユピテルOP-MB4000」を2台使用して「OP-MB4000」①と「OP-MB4000」②を直列に並べればどうにかなりそうな気はします。
①がヒューズ側②が機器側で、①の出力と②の入力を接続すれば、エンジンオンの場合にはヒューズから機器まで電流が流れ、オフにすると最初の12時間は①から給電②はパススルー、①のタイマー時間が終了すると②のタイマーが起動といった塩梅になるような気がします。(試してないので想定通り動作するか不明です)
ドライブレコーダーに関しては、夜間に街灯などが点灯している状況下ならDENKOM(電産商事)のDorarecot「DDR101-NV」がナンバー認識力が高いです。(街灯なしだとさしてかわらず)~消費電流量も低い方です。
http://car-accessory-news.com/drive-recorder/archives/2728
24時間×5日という長時間の録画だと部屋から駐車場が視認出来る位置であれば、望遠レンズ付きの防犯カメラをベランダ等に設置する方法の方が楽なような気がします。
管理人Omi様
早速のご解答、有り難うございます。
ユピテルOP-MB4000は、バッテリーの残量にかかわらず、連続12時間で給電が一旦停止するのですね。
毎日の車両の確認と共に、イグニッションオンの操作を朝晩(12h毎)にするのはできそうです。OP-MB4000が1台の場合、「SWC295Ⅱ」の併用で長くて2日間(48h)、だから2日毎に3時間の満充電が必要ということも分かりました。Omi様のご提案のOP-MB4000の2台連結前に、1台で試してみたいと思います(田舎のためそれほど頻繁にセンサー感知➡ドラレコ作動の時間が多くないかもしれませんので)。
確かに自車は、マンションの自室から見える位置です。そこから撮るのも電源の供給に縛られないからよいですね!
ちなみに、SWC295Ⅱを使用する場合、ドラレコの起動時間が速い程良いのですが、現在の最速は、コムテックZDR-012又は14だと思いましたが、動作可能温度のほうを重視しイクリプスを候補にしました。やはり、ドラレコの大半が起動に5~10秒はかかるものでしょうか(カタログ仕様に記載がない)?
また動作温度の耐久性のナンバー1は、カタログ仕様上、イクリプスDRECの二機だと思ってよいでしょうか。
画質に関しては、駐車場は夜、薄暗いですが一応、街灯が近くにあるので真っ暗ではないため、1/2.7インチCMOSセンサーのイクリプスにしようと思いました。
kay.jay.様
熱耐性に関しては一般的なものは~60℃、イクリプス~65℃、パパゴのGS30Gが~65℃となっていますね。
ただ、イクリプスのDREC4000はセパレートなので、車内の低い位置に設置する事で温度面はあまり心配なくなると思います。(熱で落ちるのはCPUだと思いますので)
なお、ドラレコの起動時間はユピテル・パパゴなどが5秒程度、ケンウッドは遅めで5~10秒、コムテックのZDR-014については1秒くらいですね。
同じコムテックのHDR-352系は3~4秒です。
状況としては起動時間を優先したくはなりますね。
初めてのドラレコになります、質問なのですが、この度 パパゴ GS30Gを購入してフロントにGS130をリヤに取り付け予定ですが、管理人様の記事拝見にて OP-MB4000(1台)で2つの常時電源で駐車監視は時間指定(1から2H)で使いたいと思っていますが、この仕様にするための購入部品等アドバイスいただければ幸いです。
0426a様
ご質問ありがとうございます。
ご質問の件ですが当ページの最後に追記しましたのでそちらをご参照下さい。
管理人Omi様
判り易い追加追記有り難うございます、当方電気関係にうとく、ただつける程度はなんとかなんですが、、、管理人様の他の記事等読み込むにつれぶれぶれに、、、ほぼ毎日車を使うので、モバイルバッテリーでスイッチ切り替えも良いのかななんて、感じです。
GS30Gが入荷待ち状態の店舗より購入しましたので(笑) 未到着ですので色々検討したいと思います。
常に判り易い記事を今後も拝読させて頂きます、有り難うございました。
0426a様、ありがとうございます。
ドライブレコーダーはいじくり倒すと中々面白い物なので現物が手元に届いたら心行くまでいじくって下さい(笑)
初めまして。
ドライブレコーダーの導入で大変参考にさせて頂いています。
レビュー、評価を読ませて頂いて購入する機種を
ユピテルのDRY-ST6000d(フロント)、DRY-V2(リア)に決めました。1台のOP-MB4000で2台を稼働できますでしょうか?
よろしくお願い致します。
trt8381様
ご質問ありがとうございます。
DRY-ST6000dは、OP-MB4000との通信を前提に駐車監視モードが使用可能になり、間にはDRY-ST6000d専用の通信ケーブルが入ります。
DRY-ST6000dの駐車監視モードを殺す前提ならDRY-V2の電源を途中に割り込ませることは可能かと思うのですが、DRY-ST6000dの駐車監視に必要な専用ケーブル「OP-CB5R」には配線を割り込ませる余地がないのでOP-MB4000が2台必要になりますね。
こんなケーブルでDRY-ST6000dとOP-MB4000を接続します。
http://spareparts.yupiteru.co.jp/products/detail.php?product_id=2692&_ga=2.34719848.872229473.1500954034-760892809.1470143229
DRY-ST6000dはOP-MB4000を丸々1台占有してしまう形になります。
早速のご回答、ありがとうございます。
DRY-V2はOP-MB4000の使用なしでいきたいと思います。
今後も有益な情報を楽しみにしています。
ありがとうございました。
trt8381様
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
UPS300での接続例の様に、コムテックなどの3芯ケーブルの常時電源とマイナスを結線して別途ACCを取って結線すれば、駐車監視の問題は解決すると考えて宜しいでしょうか?
また発生している音声ノイズの動画を公開して頂け無いでしょうか?
それとノイズの発生原因の推測は出来ますでしょうか?
あいあい様
動画はありませんので再度撮影します。
2~3日お待ちください。
あいあい様
お待たせして申し訳ありません。
以前のテスト環境ではシガー電源取り出しケーブル+純正シガーケーブルの組み合わせで行い、ノイズが出ました。
純正ケーブルが見当たらなかったので、今回はHDROP-05を使用してHDR-352GHを起動させてみましたが、駐車監視に入るとすぐに電源が遮断されてしまいます。
結論としてはあまりコムテック製品とは組み合わせない方が良いと感じますね。(不具合が多く、それに対しての検証もこちらでは難しいので)
お手数お掛けします。m(_ _)m
はじめまして。
管理人さん、ご教示願います。
ユピテル/マルチバッテリー「OP-MB4000」で
ユピテルS10(フロント)、SN-R11(リア)を同時稼働は可能でしょうか?
よろしくお願い致します。
Kmm様
「OP-MB4000」は出力が12V1A=12Wと記載されています。
S10=4W
SN-R11=5W
ですので電力的には問題ないと思いますが、本来「OP-MB4000」は1対1の接続を前提としており、S10はこのようなケーブルが指定品となります。
https://direct.yupiteru.co.jp/item/71176.html
S10はGPSのキャンセルポイントの設定機能の使用条件に「OP-MB4000」との接続が必要になる可能性があり、駐車監視の仕様がややこしいので確実な事はユピテルにと合わせないと分からないですね。
SN-R10の方は分岐接続でも問題ないと思うのですが…。
コメント失礼します。
はじめまして。
ご教示いただければ幸いです。
OP-MB4000の電池の寿命と思われますが、今まで駐車監視が出来ていたのですが、気が付けばイグニッションオフすると駐車監視が出来なくなりました。ニッケル水素電池をDIYで交換したいと思いますが、情報をお持ちでしたら、よろしくお願い致します。
GAT様
全く駐車監視が出来ないと言う症状であれば電池の消耗が原因ではなく、ケーブル類の接触、基盤の故障が原因で正常に動作しない可能性の方が高いような気がします。
接触を確認後に一度ユピテルのサポートに問い合わせてみた方が良いんじゃないですかね。修理してくれるかも知れませんよ。
ご教示ありがとうございました。
GAT様
今後も何かあればご質問下さい。
はじめまして。
いつも拝見させて頂いています。
駐車監視は12時間で大丈夫なのですが、
OP-MB4000はVANTRUE N4PROに使えるのでしょうか?
N4 PROは電力が大きく、こちらでも試した事がないので分からないですね。
ユピテルに問い合わせてみて下さい。
分かりました。ありがとうございます。