こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
NEOTOKYOのミラーカムPro2(MRC-3023)は、3カメラ録画に対応した拡大・縮小表示に対応した製品で、タイムラプスによる駐車監視もサポートした駐車監視向けのスマートミラーです。
競合する中華メーカー製品よりも価格は2ランクほど高めですが、サポートの充実が期待できる日本のメーカーですので、これらの製品による駐車監視を検討されているユーザーも多かろうと思います。
そこでこの記事では、これらの製品の駐車監視の仕組みと使い方について解説します。
ミラーカムPro2の駐車監視モードの仕組み
ミラーカムPro2の駐車監視モードは、エンジンがOFFになると自動で予め設定しておいたこちらの録画モードに切り替わるものです。
衝撃録画モードは、衝撃を検知した数秒後に録画を開始する方式ですので、衝突の瞬間が映らず、確実性に欠ける為にLaBoon!!ではこのモードの運用はおすすめしません。
タイムラプスモードは、1fps/2fps/5fpsのフレームレートで常時録画を行うモードで、更に衝撃録画の設定をONにしておくと、タイムラプス中の録画ファイルをイベント録画として保存します。
従ってLaBoon!!ではミラーカムで駐車監視を行う際には、最も確実性の高い5fpsのタイムラプス+衝撃録画モードをおすすめしています。
ミラーカムの駐車監視モードを使う為に必要な手順
ミラーカムで駐車監視モードを使用する為には、こちらの付属の黄・赤・黒の駐車監視用3芯ケーブルが必要です。
このケーブルを使用する事で、エンジンをOFFにすると自動で駐車監視モードが起動し、エンジンをONにすると駐車監視モードが終了するようになります。
それぞれのケーブルの役割はこちらの通りです。
ドライブレコーダー側は駐車中も走行中も常に黄線から電力を貰えるような状態になっており、エンジンに連動する赤線の通電状況によって、①走行録画、②駐車監視モード、③シャットダウンの制御を行っているという塩梅です。
3芯ケーブルの取り付け方法
このケーブルの根元は黄・赤・黒の3色のケーブルに分岐していますが、ケーブルに繋がっているヒューズの形状と容量が合わない場合には、ヒューズ部分を切断し、こちらのようなヒューズ電源取り出しケーブルなどを使ってヒューズボックス内のヒューズに接続します。
このケーブルを使った上で駐車監視の設定をONにしておくと、エンジンのON/OFFに連動して自動で駐車監視に入り、常時録画モードに戻ります。
駐車監視の設定項目
ミラーカムには、録画方式以外にも駐車監視に関するいくつかの設定項目があります。
駐車監視(衝撃検知)をオフにすると、全ての監視を行わずに電源が落ちます。
駐車監視(衝撃検知)をオンにした状態で、初めてタイムラプスモードの設定を選ぶ事が出来ます。
原則としては0.2秒間隔(5fps)のタイムラプスモードがおすすめです。
駐車監視の設定をONにしてある場合には、外出先などでエンジンをOFFにすると自動で駐車監視モードに入りますので便利ですが、自宅駐車場で駐車監視をしない場合にはエンジンをOFFにする前後にこちらのフロントカメラ裏の「電源ボタン」を長押しする事で、強制的に電源を落とす事が出来ます。
このボタンを押し忘れると自宅駐車場でも延々と駐車監視を行い、無駄にバッテリーを傷める事になります。
その都度の電源操作が面倒だ、という方には、こちらの「iZONE」との併用がおすすめです。
「iZONE」に自宅などの駐車監視が必要ない場所を登録しておくと、ミラーカムの駐車監視の設定がONであっても、その場所ではエンジンをOFFにすると自動的に電源が落ちるようになります。
駐車監視の消費電力と外部電源を使用した駐車監視
次にミラーカムの消費電力ですが、0.2秒間隔(5fps)のタイムラプスモードでは、6W程度でした。
ドラレコ専用の急速充電バッテリー「iCELL」ではこちらのような駆動時間の予測となっています。(タイマーは最大で24時間までです。)
型番 | B6A | B12A |
---|---|---|
容量 | 76Wh | 153Wh |
駆動時間 | 11.4時間 | 22.8時間 |
満充電 | 50分 | 100分 |
iCELLとミラーカムPro2との取り付け方法はこちらの3芯ケーブルパターンです。
まとめ
以上、ミラーカムの駐車監視モードの使い方、取り付け・設定方法について解説しました。
ミラーカムPro2のレビュー本編についてはこちらの記事をご参照下さい。
コメント
鈴木さま
ミラーカムpro2の駐車監視機能で「タイムラプス+衝撃録画モード」の場合の挙動について質問です。
上記のモードで駐車中、衝撃があった場合はタイムラプスの録画に加えて衝撃感知後に通常のレートで録画が一定時間始まり、その後またタイムラプスに戻る、ということでしょうか?
それとも、衝撃の数十秒前〜数十秒後を通常のレートで録画し、その前後はタイムラプスという感じでしょうか?
ユピテルのY-3100のようにタイムラプスで記録しながらも衝撃があった際は、衝撃の瞬間(の少し前)から通常のレートで録画という形だと最高なのですが、、
現物が手元になく、改めて確認が出来ませんので、メーカーにお問合せ頂けますと幸いです。
承知しました。
お答えいただきありがとうございます!