ここしばらく、ガーミンのドライブレコーダーはノーチェックだったのですが6月に高解像度モデルの「GDR E560」が発売されています。
現状のドライブレコーダーではMaxの「2560×1440」の解像度であり、視野角は水平108°とやや広い程度なのでナンバー認識精度がかなり高そうなモデルです。(撮影範囲と書いてありますので、おそらく録画視野角)
別系統のFHDの最新モデルはExmor搭載なので、「GDR E560」については景色撮影ではなく駐車監視が得意なモデルのような気がしますが、そこまでガーミンが詳細に日本市場のマーケティングをしているかどうかは不明で、駐車監視の使い勝手が良いかどうかは分かりません。
やっぱり駐車監視の使い易さは日本のメーカーが一番だと感じています。(海外では駐車中に擦られた程度ではグダグダ言わない人も多そうですし)
「GDR E560」のスペック
「GDR E560」の主要スペックは以下の通りです。
GDR E560 |
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17.06発売 |
2560×1440/29fps 1920×1080/59fps/HDR |
西日本LED信号対応 |
録画視野角水平108° |
microSD付属16GB |
microSD最大64GB |
GPS内蔵 |
WiFi |
安全運転支援機能 |
駐車監視モード |
動体検知 |
自動起動? |
専用ケーブル 12V用付属 24V用はOP |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
2017年中盤から「2560×1440」の解像度のモデルが増えてきていますが、GPS内蔵モデルとしてはユピテルの「DRY-ST7000c」が最も人気のあるようです。
「DRY-ST7000c」と「GDR E560」の違いは水平視野角が「DRY-ST7000c」120°に対して「GDR E560」が108°、「GDR E560」はWiFi搭載となっている点です。
WiFiに対応している
WiFiモデルはユピテル・トランセンドがスタンダードクラスで展開していますが、このクラスでは有名メーカーとしては今のところガーミンのみかと思います。
切り口をWiFiで捉えるなら海外メーカーには珍しく西日本LED信号に対応しているガーミンの「GDR E560」はなかなか良さそうに思えます。
安全運転支援機能はなかなか興味深い
「GDR E560」の安全運転支援機能は次の4つとなっています。
・前方衝突警告(FCWS)…前車への接近を警告音でお知らせする機能です
・車線逸脱警告(LDWS)…車線のはみ出しを検知し警告音でお知らせする機能です
・発進確認警告…信号発進時など、前車の発進を警告音でお知らせする機能です
・スピードカメラアラート…オービスポイントへ接近すると警告音でお知らせする機能です
仕様表の方には前方衝突警報が(3段階)と記載されていますので、ひょっとすると意外と実用的な仕上がりになっている可能性があります。
またオービス警報も面白そうですが、新設ポイントには反応しない旨の注意書きがありますので、データ更新はされないのかも知れません。
ボイスコントロールが可能
「GDR E560」にはボイスコントロールなる機能が搭載されており、ビデオを保存・静止画を撮る・録音しない・トラベラプスを開始などの動作が音声で開始されるようです。
まあ、あまり実用的ではない気もしますが(笑)
Traverapseってなんだ?
トラベラプスはおそらく…ガーミン独自の機能で走行中にタイムラプス録画を行う物のようです。
要はmicroSDの容量を節約してドライブ動画を長時間撮影出来ますよ、という事らしいです。
駐車監視は動体検知
取り扱い説明書がウェブ上で見つけられないので詳細は不明ですが、付属の専用ケーブルが3芯タイプなのでエンジンのオン・オフで起動・終了が可能なものと思われます。
システム的には2~3時間の駐車監視用としては使い勝手は良さそうですね。長時間は向いていなさそうな気がします。
「GDR E560」はなかなか面白そうなドライブレコーダーなので試してみたいとは思っているのですが、サンプル貸出可能どうかは不明です。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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