こんにちは！ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
最近はドラレコも２カメラ、３カメラ、360°カメラなど、様々な製品が出尽くした感があり、ユーザーのニーズを隙間なく埋める事が出来ている…と、業界の方は考えているかも知れませんが、実は私が考える隙間はまだあります。
本来はこのような企画ネタは、将来的に自社のブランドで展開する可能性がある為、あまり公にはしたくはないのですが、生産背景や市場規模の大きさなどの問題を考えると、それほど現実的ではない為、こんなドラレコあったら自分は買うし、他人にもおすすめするよ！的なネタを公開しておきます。
ドラレコで出来るだけ広い範囲を録画したい
ここ２年くらいの間に、日本向けに販売されているドライブレコーダーは360°+リアカメラ化、3カメラ化が進んでいます。
一方でその直前の２～３年では、２カメラ化が一気に進んだ経緯がありますので、2017～2019年頃に掛けてドラレコを装着した車両では、２カメラドラレコが使用されているケースが多いでしょう。
しかしながら、最近は幅寄せなどが絡んだ煽り運転からの暴行事件、当て逃げなどの被害映像がメディアで報道される機会が増えた事から、２カメラから360°+リアカメラ化、3カメラ化を検討されている方も多いようです。
とは言え、まだ使える２カメラドラレコを外して、新たに３カメラや360°+リアカメラのドラレコに換装するのは勿体ない気もしますね。
そこで検討される方が多いが、既設の２カメラドラレコに加えて、360°のシングルドラレコを追加する方法です。
夜間が明るくコンパクトな360°シングルドラレコ
現在販売されている各社の360°ドラレコには、360°+リアカメラの製品が多く、これらの製品は初期の360°ドラレコに改良を加えた上でリアカメラを追加しているような特性となっています。
このベースとなる360°ドラレコ単体の製品も販売継続されてはいるものの、日本メーカーの360°ドラレコは、夜間が暗く映るチューニングバランスの製品が多い為、ありふれた日本メーカーの360°ドラレコを追加する方法は、画質面で妥協が必要です。
また、360°ドラレコはデザイン的にぼってりした重量級の製品が多く、2カメラドラレコと合わせて装着する場合、フロントガラスのゴチャゴチャ感が気になるような事もあるでしょう。
そこでこのようなニーズを満たす事が出来るのは、「夜間が明るくコンパクトな360°シングルドラレコ」であると、私は考えています。
例えば海外で販売されているこのような製品です。
この製品、画質面では未検証ではあるものの、デザイン的にはコンパクトでこのような用途にピッタリです。
実はこの製品、私がマーケターとして３年前から目を付けており、実際にサンプルを手配してテストも実施しています。
現在の基準からすると、夜間の露出を上げるであるとか、赤外線のON/OFF機能を追加する、垂直視野角を広げるなどの対応は必要だと感じますが、発想はかなり高く評価しています。
因みに３年前に製品化に至らなかった理由は、この製品に使われているWiFiモジュールが技適認証済みではなかった上に、工場側が認証を受ける事に前向きではなかった事です。
ただ、ドラレコ職人の私としては、未練が残る企画ですね…。
このデザインで夜間特化のチューニングならそこそこ売れると思うんですけどね。（価格帯にもよる）
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