インターネットの質問掲示板で「車を購入する際にカーナビを付ける必要がありますか?」と言うような質問を定期的に目にする機会がありますが、通常はそのような掲示板で質問をしても答えは出ないのではないかと思います。

何故ならこう言った質問はかなり細かく条件を聞かなければその人に合った選択肢を導き出すのが難しいからです。

例えて言うならば…、「自分は何か保険に入った方が良いですか?」と何の前提条件もなしに聞かれるのに近い状態かも知れません。

ただし、いくつかのポイントを押さえて考えていけば、自分にカーナビが必要であるかどうかが判断出来るでしょう。

そもそも最近の車はカーナビに通信機能や車両のエラー管理機能を持たせてあるものも増えていますので、カーナビの要・不要を論じる余地すらない事もありますが、ここではカーナビレスの選択が可能な車種である事を前提として考えて行きます。

カーナビが必要かどうかを考える上で押さえておきたいポイント

車を購入する際には財布の紐が緩んでしまいがちですので、ついついディーラーのセールスマンの営業トークに乗って高額な純正カーナビに手を出してしまいそうになりますが、ここで疑問を持たれた方はまずは次のポイントについて考えてみましょう。

①カーナビを使用する頻度

②現在スマホのプランと月額の通信費用

③手持ちのスマホの液晶サイズ

スマホの無料・有料アプリを使用し続けた際のコスト

カーナビを搭載しない場合には、ナビ機能が必要な時にはスマホのアプリを使用する前提でお考えかと思います。私も車によってカーナビ機能を使い分けており、現在所有している車では以下の構成となっています。

①社外品のカーナビ

②メーカー純正カーナビ

③無料カーナビアプリ

③の無料カーナビアプリについては過去にはスマホやタブレットを使用していた事もありますが、現在ではインダッシュタイプのandroid OS搭載のオーディオユニットを使用しています。

コスト重視で考えるのであれば、スマホの無料アプリを使用する方向で考えるべきかと思います。

そこでまず考えておきたいのが、無料カーナビアプリを使用した際の通信費です。…と言うのは無料カーナビアプリは便利ではあるものの、長時間使用すると結構通信容量を喰うからです。

過去のテスト結果では大体の目安として30~40kmの走行で150MB程度の容量を使いました。

■ Yahoo!!カーナビの通信データの使用量はどれくらいになるのか?

月にカーナビを使用して走る距離が100km程度であればほとんど気にしなくても良いレベルかと思いますが、500kmくらい走りつつ、音楽配信アプリなどを使う予定があるのならば月に1,000円くらいの通信費が余分に掛かるかも知れませんね。

5年使うなら6万円になります。

もっとも、スマホのプランに余裕があるなら追加費用は掛からないかも知れません。分からなければ現在契約しているプランと毎月使用しているモバイル通信のデータ量を確認してみましょう。

因みにスマホの回線は特にこだわりなくドコモ・ソフトバンク・auのものを使っているのであれば、格安系の通信事業者に乗り換えるだけでカーナビアプリで増えた通信費を賄ってお釣りがくる程度のコスト削減にはなりますので、これから初めて無料カーナビアプリを使用される方は回線の見直しも合わせて行った方が良い場合もあります。

イオンモバイルのレビュー、評価

また、どうしても月の通信費の上昇が1,000円程度になってしまいそうな場合には、ケンウッドの彩速ナビのエントリーモデルであれば5万円台で購入出来ますし、5年使用する前提で2年ごとに地図の更新を行ってもトータルコストは6万円くらいに収まります。

ケンウッド彩速ナビ 2019年モデルの違いとおすすめモデル

何れにしてもカーナビレスの場合にはラジオも聴けない状態で納車されるかと思いますので、音楽を全く聴かないのであれば良いですが、通常の場合にはオーディオメインユニットが必要になるでしょう。

安いものでは6千円くらいですが、特にスマホの無料カーナビアプリと相性が良いパイオニアの「MVH-7500SC」が個人的にはおすすめですし、私も興味があります。

スマホの液晶サイズが5インチ程度の場合

iPhone 5~8は液晶サイズが5.5インチでやや小さめですのが、液晶のサイズが小さすぎると感じるのであれば7インチ程度のWiFiタブレットなどを購入してスマホのテザリング(スマホをタブレットのWiFi親機として使う)を利用するのも手です。

Huaweiなどのメーカーであれば7インチのWiFiタブレットは1万円ちょいで購入出来ますし、カーナビアプリ程度の仕様であればこのスペックでも全く問題はありませんでした。

カーナビアプリはどこまで便利に使えるのか?

コストだけで考えられない事もあるかも?

スマホの通信プランやカーナビの使用頻度などを鑑みてコストの部分だけで判断するなら、①「無料アプリ+1DINオーディオ+スマホ、タブレット」、②エントリークラスのカーナビと言う2つの組み合わせがおすすめですが、カーナビには数万円~20万円を超えるものまで存在しています。

インダッシュタイプのカーナビのメリット…と言うか、これを気にするかどうかは選ぶ人次第ですが、スマホやタブレットを使用するケースと比べると見た目の一体感やカッコ良さが全く異なります。(これは主観に頼る部分もあるので一概にどうとは言えない部分)

また、最近では9~11インチの大画面で高精細なモデルも増えていますので、スマホと比べると地図やメニューの認識のし易さ、操作性が良いなどのメリットもあります。

とは言え、スマホもAIによる音声アシスタント機能が充実して来ていますので、これらを上手く使いこなせるユーザー層にとっては、むしろインダッシュナビよりもスマホのアプリの方がトータルでは操作性の面で優れていると感じられる可能性もあります。

まぁ、結論としてはコスト重視ならスマホ無料アプリを選んでおけば後でカーナビを追加する事も出来ますので、カーナビの必要性で迷うくらいなら最初はカーナビレスの状態で車を購入した方が良いでしょう。(少なくとも無料アプリでもナビ機能に関してはさして不便は感じないレベルまで来ていますので)

カーナビアプリはどこまで便利に使えるのか?

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

この記事が気に入ったらいいね!しよう