こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
この記事ではインダッシュ・オンダッシュ型のカーナビやモニター類を搭載しない車のバックカメラ装着について、いくつかの選択肢をご紹介しています。
最近のカーナビマーケットの大きな流れは、全体としての数量ベースでの市場規模はそれほど変化はないものの、メーカーOPのカーナビの比率が上昇し、アフターパーツは大画面液晶のハイエンドモデルと、4~6万円クラスの廉価モデルとの二極化が進んでいます。(パナソニック談)
スマホのカーナビアプリに喰われているのが、インダッシュ型ではなくポータブルタイプだという事ですが、個人的な観測としては、4~6万円クラスの廉価モデルのユーザーは今後まだまだスマホの無料アプリに流れて行く余地を残していると見ています。
…で、アフターパーツのマーケットにおいて今後伸びて来るであろうカテゴリーは、パイオニアの「MVH-7500SC」のような液晶なしでスマホを液晶代わりに使うオーディオユニットや、液晶ありでもナビ機能を搭載せず、その代わりにCarPlayやAndroid Autoに対応しているオーディオユニット、またはAndroid OSそのものを搭載したオーディオユニットなどであろうと考えられます。
液晶があればバックカメラは従来型の製品でも問題ないのですが、液晶なしのオーディオユニットを選択される方も増えるであろうと思いますので、今回はインダッシュ・オンダッシュのモニターを設置せずに、バックカメラ機能を追加する方法についてまとめてみました。
本命は流行りのスマートミラータイプです
ここ2年くらいで急速に普及しているのがドライブレコーダー機能と一体化したスマートミラー型モデルです。
これらのモデルはリアカメラを車外リアウィンドウに設置し、リバース信号線と接続する事でバックギアに入れた際に自動で画面が下方向に切り替わり、バックカメラ映像を表示する事が可能です。
大半のモデルはスマートミラー機能を優先した場合、バンパーまで映らない事が多いですが、中には超広角レンズを採用し、バンパーも映す事が可能なモデルもあります。
レーダー探知機を搭載するなら?
バックカメラ機能を使う為にモニターなどのガジェット類を増やしてしまうのは本末転倒かな?と感じる部分がありますが、もともとレーダー探知機を設置する予定がある場合には個別に設置したバックカメラの映像を出力してしまうのも手です。
コムテックとセルスターの一部のモデルでは、液晶サイズは3.2型~4.0型とそれほど大きくはありませんが、バックギアに連動してバックカメラの映像をレーダー探知機に出力する事が可能です。
オンダッシュモニターとセットのバックカメラもありますが
基本的には取り付けるガジェット類を増やさないのが理想かと思うのですが、カメラとモニターのセットモデルであれば1つのガジェットとみなす事も出来なくはありませんので、無理矢理ですがセットモデルのAUTO VOX「W7」もご紹介します。
この製品はリアカメラとフロントのモニターは直接には接続せず、2.4Ghz帯の電波に乗せてバックカメラの映像をモニターに出力します。
この場合にはカメラはバックカメラ専用となりますので車種によってはバンパー部分を映す事も可能で、距離感はバッチリ掴めるでしょう。
まとめ
以上、バックカメラをカーナビ以外のモニターに出力する方法についていくつかご紹介しました。
やはり見た目や機能面を考えると、スマートミラータイプのものが無難ですね。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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