こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
セルスターから3.7型静電式タッチパネルを採用した2021年モデルの一体型レーダー探知機「AR-W87LA」が発表されました。
今年はコムテックは電波法違反の問題で退場してしまったので、他の2社にとってはチャンス到来と言った状況になっていますので、この記事では「AR-W87LA」の特徴について解説します。
「AR-W87LA」の特徴
「AR-W87LA」は従来のセルスターの商品構成からすると、最上位に当たる系譜の型番です。
2019年モデルの「AR-W86LA」の純後継機に当たります。
2019年後半からセルスターのレーダー探知機はセパレート化が進み、それが一巡して一体化に戻る流れてとなっていますが、2021年に発表されている製品はこちらの3機種となっています。
この後、Xバンド・Kバンド、GPSアンテナ部がセパレートになった最上位モデルも出てくるかも知れません。
今回発表されている「AR-W87LA」はレーザー、レーダー受信性能の面では「AR-33」と同等を予測されます。
7月段階でのテスト結果はKバンド受信距離では300m弱
レーザーの受信距離は246m
10キロ当たりの誤報回数は8.6回と死んでしまったコムテックを除外してユピテルと比較した場合でも全ての成績が「LS710」を下回る結果となっています。
なお、9月上旬に誤報カットのファームアップデートが入っていますが、Kバンドの受信感度を落としただけで、誤報の大部分を占める自販機の動体検知レーダーを識別している訳ではありませんので、誤報が減る代わりにKバンドの受信距離が落ちると予測されます。
仮にKバンドの受信距離がユピテルの「LS710」のL2設定以上であっても、レーザー受信距離では「LS710」を下回ってしまいますので、総合評価はユピテルの次、となりそうです。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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