こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
AKEEYOの「AKY-NV-X」は、ドラレコと言うよりもナイトビジョン機能が洗練された複合機で、暗視能力に特化しているのが最大の特徴です。
ただし、フロントカメラの視野角が極端に狭い為、当て逃げ・イタズラ対策を目的とした駐車監視には不向きですし、本機に採用されている駐車監視モードは、衝撃を検知してから起動→録画を開始する衝撃検知後の録画モードとなっている為、駐車監視向きのモデルではありません。
従ってLaBoon!!としては、本製品を駐車監視向けにおすすめはしませんが、他のドラレコと併用と言う形で運用したいと言う声もあるようですので、「AKY-NV-X」の駐車監視モードの仕様について解説します。
「AKY-NV-X」の駐車監視モードの仕組み
「AKY-NV-X」の駐車監視モードは、エンジンがOFFになると自動で次の駐車監視用の録画モードに切り替わるものです。(V360STやV720Sなどと同様)
この録画モードは、微電力でドラレコを待機させ、車のバッテリーへの負荷を最小限に抑えられる点が魅力です。
デメリットとしては、衝突前から衝突の数秒後までの映像が映らない点、ドアパンチに対してはほぼ無力である点が挙げられます。
ドアパンチの瞬間を抑えたい場合には、駐車監視モードを使わず、外部バッテリーと組み合わせて走行中の常時録画モードを継続する方法がおすすめです。(この方法も後半で解説)
「AKY-NV-X」の駐車監視モードを使う為に必要な手順
「AKY-NV-X」で駐車監視モードを使用する為には、こちらのOPの黄・赤・黒の駐車監視用3芯ケーブルが必要です。
この3芯ケーブルを使用する事で、エンジンをOFFにすると自動で駐車監視モードが起動し、エンジンをONにすると駐車監視モードが終了するようになります。
それぞれのケーブルの役割はこちらの通りです。
ドライブレコーダー側は駐車中も走行中も常に黄線から電力を貰えるような状態になっており、エンジンに連動する赤線の通電状況によって、①走行録画、②駐車監視モードの制御を行っているという塩梅です。
3芯ケーブルの取り付け方法
このケーブルの根元は黄・青・黒の3色のケーブルに分岐していますが、これをヒューズボックス内のヒューズに接続します。
このケーブルを使うと、エンジンのON/OFFに連動して自動で駐車監視に入り、常時録画モードに戻ります。
外部バッテリーと組み合わせた駐車監視
「AKY-NV-X」で走行中の常時録画モードを継続させる形で駐車監視を行う場合には、OPの3芯ケーブルではなく、製品付属のシガー電源ケーブルを使います。
ドラレコ専用の急速充電バッテリー「iCELL」と接続する際には、エーモンなどの汎用のシガーソケットをiCELLの⑯⑰を接続します。
「iCELL」を使う場合、エンジンをOFFにしても走行中の常時録画モードが継続されますので、節電の為にボタンを短押してディスプレイを消灯します。
次に「AKY-NV-X」の消費電力ですが、この常時録画でディスプレイを消灯した状態では7W程度でした。
「iCELL」ではこちらのような駆動時間の予測となっています。
型番 | B6A | B12A | B40A |
---|---|---|---|
容量 | 76Wh | 153Wh | 422Wh |
駆動時間 | 9.7時間 | 19.5時間 | 54.2時間 |
満充電 | 50分 | 100分 | 150分 |
なお、駐車監視をしない場合には電源ボタンを長押しし、次回の起動時にも同様の操作で起動させる必要がありますので、この操作が面倒だ、という方には、こちらの「iZONE」との併用がおすすめです。
「iZONE」に自宅などの駐車監視が必要ない場所を登録しておくと、その場所ではエンジンをOFFにすると自動的に電源が落ちるようになります。
まとめ
以上、「AKY-NV-X」の駐車監視モードの使い方、取り付け・設定方法について解説しました。
「AKY-NV-X」のレビュー本編についてはこちらの記事をご参照下さい。
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