こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
最近は自動車メーカーの純正品も含めて、スマートミラーの普及が進んでいますが、保証の面では純正品が安心ではあるものの、ドラレコ機能などの複合ガジェットとしての総合力を考えると、どうしても社外品を選びたくなります。
特にドラレコ機能の面で、全方向を撮影できる360°+リアカメラタイプや、3カメラモデルなどは純正品では選ぶ事が出来ません。
そこでこの記事では、ドラレコ機能に特化した、3カメラ以上、または360°タイプのスマートミラー型ドラレコのうち、おすすめポイントがある製品のみをご紹介します。
3カメラと360°、どちらを選ぶべきか?
3カメラと360°+リアカメラタイプのいずれも、全方位が録画できる事には変わりありませんが、走行中・駐車中のナンバー認識精度を考慮する場合、360°+リアカメラタイプは絶望的な低さとなります。
また、ハードウェアへの要求スペックも3カメラ>360°+リアカメラタイプですので、予算に余裕があり、ナンバー認識精度を考慮する場合には3カメラタイプを選びましょう。
3カメラタイプのスマートミラー
ここでは、以下の2機種についてご紹介します。
NEOTOKYOミラーカムPro2「MRC-3023」
NEOTOKYO「ミラーカムPro2 MRC-3023」は、3カメラタイプの日本メーカーのスマートミラーです。
車内側を撮影するインナーカメラが付属している事から、走行中の全方位録画だけでなく、ドアパンチやイタズラ対策にも有効な特性となっています。
また、類似機種としては次に紹介するのVANTRUE「M3」が挙げられますが、「M3」よりも本機の方がインナーカメラの視野角が広い為、駐車監視目的で価格を度外視するならば「MRC-3023」をおすすめします。
VANTRUE「M3」
VANTRUEは中国のドラレコ専業メーカーとしては最大規模のメーカーで、「N4」などの3カメラモデルが人気となっていますが、同社はこれまでスマートミラーにはさほど力を入れて来ませんでした。
数年前に「M1」という製品の発売以降、同社のラインナップからスマートミラーが消えていましたが、2021年末に久々にミラー貼り付けタイプの二代目のスマートミラーである「M2」が発売、2023年の最新モデルは3カメラの「M3」となっています。
スマートミラー画質は、NEOTOKYOのミラーカムPro2「MRC-3023」と全く同一ですので、おそらく生産背景の大部分を同社と共有しているように考えられます。
画質の面ではケンウッド、セルスター、コムテックの製品よりも優れており、スマートミラーとしては高評価の「MRC-3023」と同画質、保証期間も製品登録を行う事で1年半に延長されますので、画質・機能・保証とも高いレベルでまとまっていると言えます。
なお、本機のドラレコ機能はNEOTOKYOの「ミラーカムPro2」とよく似たものではありますが、インナーカメラの視野角が「ミラーカムPro2」よりも狭い為、駐車監視目的で価格を度外視するならば「MRC-3023」をおすすめします。
360°+フロントカメラ+リアカメラタイプ
ここでは、以下の1機種についてご紹介します。
MAXWINの「MDR-I002」は、400万画素相当の360°カメラと、セパレートのフロントカメラ、リアカメラの3カメラ構成のスマートミラーです。
世代的に「MRC-3023」「M3」よりもやや古いものの、スマートとドラレコ画質のクオリティは高く、フロントのフルハイビジョンカメラでは、先行車や駐車監視時のナンバー認識が可能です。
構成的には最強ではあるものの、駐車監視モードの使い勝手が悪い為、走行中の状況証拠、ナンバー認識を重視する方におすすめです。
360°+リアカメラタイプ
ここでは、以下の1機種についてご紹介します。
AKEEYOの「AKY-V720S」は、360°カメラ部分が前後に分割された全天球+リアカメラの3カメラスマートミラーです。
全天球となった事で、一般的な360°モデルでは死角になる上下方向の視野が広がるものの、これは走行中、駐車監視中に必要な撮影範囲ではありません。
また、ナンバー認識は400万画素相当のフロント側の360°カメラで担う事から、こちらは絶望的に低く、走行中の周囲の状況証拠の認識のみに特化した製品と言えそうです。
まとめ
以上、全方位が撮影できる3カメラと360°スマートミラー型ドラレコのおすすめ4モデルについてご紹介しました。
無条件で画質・機能面で最も高いものを選びたい場合には、NETOKYOの「ミラーカムPro2 MRC-3023」がおすすめです。
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