こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
最近はトヨタの純正ドライブレコーダーも一部車種において取扱モデルが増えた事で選択の幅が広がっていますが、今回はアクアの純正ドライブレコーダーについて特徴を解説します。
アクアの購入を検討中で、ドラレコの選択について迷っている方の参考になれば幸いです。
アクアの純正ドライブレコーダーは6機種
2021年1月現在のアクアで指定されている純正ドライブレコーダーは6機種ですが、トヨタ車向けに設計された専用品が4機種、カーメイト・コムテックの指定店(トヨタモビリティパーツ扱い)モデルが2機種となっています。
このうち通常の1カメラモデルは需要が少ないと考えられますので、ここではこの6機種のうち2カメラタイプの1機種と、360°タイプの1機種の合わせて2機種に絞ってご紹介します。
・カーメイト ダクション360S
・コムテック DC-DR652
360°ドラレコ カーメイトダクション360S
カーメイトのダクション360Sは、全天球録画とフロントカメラのフルハイビジョン解像度でのダブル録画が特徴的な、360°ドラレコとしても超ハイエンドな製品です。
本製品は本来はディーラーで扱うような万人におすすめの特性では全く無く、個人的はトヨタで扱う360°ドラレコならセルスターの「CS-360FH」だろ…、と思うところもあるくらいに変わった製品です。
…というのは、ダクション(d’Action)360Sの名…つまりはDrive+Actionが示す通り、こいつはドラレコだけでなく、半分はアクションカメラとしての用途を想定した製品でそれもあってか価格がかなり割高です。
なので、360°ドラレコとしての用途しか想定しないのであれば、セルスターの「CS-360FH」辺りをおすすめしますが、相対的な性能・機能・実用性はダクション360Sの方が上です(ただし、コスパが最悪)
カーメイトダクション360Sの特徴
とりあえず先に価格面でディスっておきましたのでこれで大半の方は興味を失ったでしょう。
ここから先は「少しでも機能的に優れたものを選びたい」と言ったこだわりの強い方向けに、ダクション360Sのどの部分が優れているか?と核心部分ついてご説明します。
ダクション360Sは他の360°ドラレコ、2カメラドラレコとは全く違った特性を持っており、長所はこちらの7点になります。
・360°の全方位録画の為、駐車監視時のドアパンチにも強い
・動画の再生時に、スマホのビュワー、PCのビュワーで明るさを調整出来る為、夜間の撮影能力が高い
・全天球録画時の解像度が一般的な360°ドラレコよりも高いので、映像が鮮明(相対評価)
・さらにフロントカメラではフルハイビジョンでのダブル録画を行うので、ナンバー認識精度が高い
・フロントダブル録画を外したドライブアクションモードでは、4Kまで録画解像度を上げられるので、趣味的な使用も可能
・マウントを外してOPのキットを装着する事で、4K全天球の360°アクションカメラとしても使用できる
なお、本製品については過去に以下記事にて実機レビューを行っていますので、気になる方はこちらの記事をご参照下さい。
2カメラ本命はコムテックDC-DR652
次にご説明するのがトヨタの純正扱いのドラレコとしては本命の「DC-DR652」です。
本機はコムテックのディーラ向けモデルですが、ベースは同社のフラッグシップモデル「HDR-963GW」となっており、2カメラモデルとしては業界最高峰の録画視野角と状況証拠能力を誇る製品です。
また、駐車監視についても非常に利便性が高く、万人向けの特性と言えるでしょう。
本製品については別記事にて詳細について解説してますので、気になる方は以下リンク先の記事をご参照下さい。
なお、「DC-DR652」はベースモデル「HDR-963GW」よりも価格が高いので、「HDR-963GW」を付けるという手もありますね。
まとめ
以上、アクアの純正ドライブレコーダーについて解説しました。
基本は2カメラのコムテック「DC-DR652」からの「HDR-963GW」検討、価格度外視ならカーメイトダクション360Sがおすすめです。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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