ケンウッド「彩速ナビ」2025~2026年モデル登場!Mシリーズ刷新&新MXシリーズが10型フローティングで進化

こんにちは、LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

ケンウッドから「彩速ナビ」2025~2026年モデルが発表されています。

アフターパーツのカーナビ市場はここ数年で「スマホ連携」と「画質性能」が急速に進化してきましたが、ケンウッドもついに2025~2026年モデルで大きな転換点を迎えています。

これまで「エントリーのL」「スタンダードのS」「ハイエンドのM」という3段階構成だった“彩速ナビ”シリーズに、新たに「MXシリーズ」が追加。

このMXは、同社初の10型フローティングモデルとして登場し、Mini LEDバックライト採用の高精細ディスプレイを備えています。

一方で、従来は9型ハイエンドだけだったワイヤレスCarPlay/Android Auto対応を、Mシリーズでも7型・8型モデルに有線ながら対応拡大。

つまり、ケンウッドは2025年モデルで「高画質・大画面」と「スマホ連携の標準化」という2つの軸で進化を遂げたわけです。

個人的に感じるのは、ケンウッドというメーカーは昔から独自機能よりも、カーナビ・オーディオの”基本機能の完成度”と”コスパ”で勝負してきたブランドだということ。

私自身も過去に彩速ナビを使ってきましたが、操作のレスポンスや安定性、地図描画の見やすさでは不満を感じた事は一度もありませんでした。

今回の新シリーズは、良く言えば「独自性よりも信頼性と画質で勝負するケンウッドらしい進化」と言えるでしょう。(悪く言えば後出しですが…)

この記事では、そんな2025~2026年モデルのMシリーズとMXシリーズの違い・注目点・選び方を解説していきます。

Mシリーズが刷新:7型・8型モデルでもCarPlay/Android Auto対応へ

これまでのMシリーズでは、9V型モデルのみがワイヤレスCarPlay/Android Autoに対応していました。

つまり「スマホ連携をしたければ9型一択」という状態でした。

しかし2025年モデルでは、7型・8型モデルでも有線接続によるCarPlay/Android Autoをサポート。

これにより、より手頃な価格帯のモデルでもスマートフォンとの連携が可能になりました。

実際、メーカー発表によれば7型モデルは推定市場価格が約10万円前後、8型が約12万円程度とのこと。

この価格帯でCarPlay/Android Auto対応というのは、他社の同クラスナビと比較しても十分に競争力があります。

つまり、Mシリーズは“ハイエンドの性能をより身近にした”ポジションに変わったと言えるでしょう。

新MXシリーズの登場:ケンウッド初の10型フローティング×Mini LED

2025~2026年モデルの最大トピックが、このMXシリーズの新設です。

中でも「MDV-MX12F」はケンウッド史上初となる10型フローティングディスプレイを採用し、さらにMini LEDバックライト方式の「ダイヤモンドアレイ ディスプレイ」を搭載しています。

メーカーの説明では、

「暗部はより深く、明部はより鮮やかな映像を再現し、外光反射を抑制。直射日光下でも視認性が向上」

とあり、従来よりも黒の締まりと発色の自然さを両立した映像表現が可能になっています。

また、ワイヤレスCarPlay/Android Auto対応はもちろん、音声操作も「Siri」「Googleアシスタント」に対応。スマートフォンとの親和性がさらに高まっています。

さらに、彩速ナビとしては初の10V型ということで、地図表示の情報量や映像の迫力も一段上のレベル。

ナビだけでなく、ドライブ中の映像体験そのものが“エンターテインメント”に昇華した印象です。

ケンウッドらしさは「完成度と信頼性」

個人的に、ケンウッドというブランドの最大の魅力は“堅実さ”だと思っています。

他社のように派手な新機能を次々打ち出すわけではありませんが、ひとつひとつの機能が安定して動作し、ユーザー体験が滑らか。

ナビの反応や地図スクロールの精度など、日常で触れる部分の仕上がりが非常に丁寧です。

今回のM/MXシリーズもその延長線上にあり、「必要十分な機能を高い完成度で競争力のある価格帯にまとめる」ケンウッドのポリシーが感じられます。

実勢価格と今後の注目点

発売時期は11月下旬以降で、以下の価格帯が目安とされています。

モデル 画面サイズ 接続方式 予想市場価格(税抜) 特徴
MDV-M912F 9型 ワイヤレス 約15万円前後 ハイエンドMシリーズ
MDV-M812L 8型 有線 約12万円前後 スタンダードMシリーズ
MDV-M712L 7型 有線 約10万円前後 エントリーMシリーズ
MDV-MX12F 10型フローティング ワイヤレス 約22万円前後 Mini LED採用の新MXシリーズ

特にMシリーズの7型・8型は発売後数ヶ月で実勢価格が下がる傾向があり、“CarPlay対応ナビを10万円以下で導入”という可能性も見えてきます。

この価格帯なら、純正ナビからの乗り換え需要にも十分応えられるでしょう。

まとめ:2025年の彩速ナビは“スマホ連携と画質”で選ぶ時代へ

2025年モデルの彩速ナビは、

  • Mシリーズ:スマホ連携を標準化
  • MXシリーズ:高画質・大画面の新体験

という明確な2軸で進化しています。

ケンウッドらしい堅実な設計と、Mini LEDという新技術の導入によって、“派手さより完成度”を求めるユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となりました。

個人的には、Mシリーズの7型・8型モデルが今後のコスパ最強ゾーンになると予想しています。

CarPlay/Android Auto対応を重視するなら、価格の変動を見ながらこのクラスに注目しましょう。

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