【2021年春版】レーダー探知機「LS710」「ZERO 709LV」の都内での誤報テスト結果

※2021年5月6日更新~「LS710」の誤報テスト結果を追記しました。

こんにちは!Omiです。

5月上旬の祝日に都内にて「ZERO 709LV」に続いて「LS710」の誤報テストを実施しましたので、結果を追記します。

2021年5月のテスト「LS710」

過去の誤報テストでは、Kバンドを受信できるコムテック・ユピテルの最新モデルと旧モデルを合わせた、4台程度の同時テストを実施して来ましたが、今回はユピテル2021年モデルの「LS710」がコムテックの2021年モデル「ZERO 709LV」に対して、著しい電磁波干渉を及ぼしているような挙動が見られた為、ユピテルの「LS710」と2019年モデルの「LS700」2台での比較を行いました。

※何れもレーダーの警報設定はL2以上としています。

走行経路はこちらの125kmです。

・埼玉県久喜市から国道17号線で都内へ
・池袋から山手線に沿って内回りで品川へ
・品川から山手線の外回り→4号線で埼玉県久喜市へ帰還
「LS710」誤報テスト 2021年レーダー探知機
都内テスト125km
LS71056回
LS70065回

10キロ当たりの誤報回数に直すと4.5回と先代の「LS700」と比べると15%程度減っていますが、先日テストした「ZERO 709LV」には圧倒的な差をつけられています。

ユピテルファンの方、既に「LS710」を購入してしまった方にとっては残念な結果ですが、今年の上半期のレーダー探知機はコムテック一強です。

ユピテル製品にこだわる方は直接メーカーにコムテックと同様のKバンド対策を要望されてはいかがでしょうか?

2021年5月のテスト「ZERO 709LV」

過去の誤報テストでは、Kバンドを受信できるコムテック・ユピテルの最新モデルと旧モデルを合わせた、4台程度の同時テストを実施して来ましたが、今回はユピテル2021年モデルの「LS710」がコムテックの2021年モデル「ZERO 709LV」に対して、著しい電磁波干渉を及ぼしているような挙動が見られた為、まずはコムテックの「ZERO 709LV」と2020年モデルの「ZERO 808LV」2台での比較を行いました。

※何れもXバンド、Kバンドの感度は最高、「709LV」のみ新規実装されたKバンド識別機能をON

走行経路はこちらの125kmです。

・埼玉県久喜市から国道17号線で都内へ
・池袋から山手線に沿って内回りで品川へ
・品川から国道1号線→4号線で埼玉県久喜市へ帰還
誤報90%カット! ZERO709LV レーダー探知機2021年 誤報テスト

結果は脅威の「709LV」90%の誤報カットでした(これではユピテルが憤死です

都内テスト125km
ZERO 709LV8回
ZERO 808LV83回

10キロ当たりの誤報回数に直すと、驚異の0.6回。

Kバンドの感度を落として誤報対策を行った、2020年モデルの「ZERO 909LS」と比較しても圧倒的な誤報の少なさです。(以下2020年10月のテスト結果)

この結果を踏まえると2021年モデルのレーダー探知機はコムテック一強になり、早い段階でのアンテナセパレートモデルの発売が望まれますが、購入を検討されている方にはコムテックレーダー探知機の抱えるリスクについても知っておいてもらった方が良いと思いますので念の為にこちらの3点について解説しておきます。

・Kバンドの識別がいつまで有効に機能するかは誰にも分からない
・最新式のレーザー式移動オービス「LSM-310」に対しては100%探知出来るとは言い切れない
・ガジェットとしての動作の安定性は、ユピテル製品に比べると落ちる

Kバンドの誤報識別の仕組み

コムテック2021年モデルの「709LV/809LV」には、Kバンドの誤報を識別する機能が実装されていますが、この仕組みはまだ良く分かっていません。

LaBoon!!には電波の識別IDを特定する事が出来たのではないか?と言った予測見解のコメントを頂いていますが、仮に小型オービスの識別IDを特定して誤報をカットしているのであれば、小型オービスの識別IDを変えられると警報出来なくなります。

一方で特定したのが小型オービスの識別IDではなく、誤報の元になるコカ・コーラの動体検知レーダー、マツダ車などのミリ波レーダーであって、これらをスルーするように設定されている場合には、これらの識別IDが変わった際に誤報としてカットできなくなるだけです。

今回のテストではCX-8の真後ろについた時に、旧機種の「808LV」の方はKバンドの警報が鳴りっぱなしになってしまいましたが、「709LV」ではピクリとも反応しませんでした。

コカ・コーラの動体検知自販機の前でも同様です。

Kバンドの識別設定のON/OFFがあるように、いつまでこの機能が期待された実用性を維持できるかは誰にも分からないと言う事です。

「LSM-310」に対しては100%探知出来るとは言い切れない

こちらはLaBoon!!の記事をご愛読頂いている方には周知の事実かも知れませんが、最新型のレーザー式小型オービス「LSM-310」については、コムテックが自社製品での探知動画を上げているものの、「速度の測定方法が変更された場合、警報を行えなくなる可能性があります」と言う注釈がありますし、LaBoon!!でもコムテックの最近の製品で探知できなかったと言うコメントも頂いています。

レーザーの波長や、照射範囲の調整の可否など、「LSM-310」の仕様が分からない現状では何とも判断がし難いのですが、場合によっては今後「LSM-310」が受信できなくなる可能性がある事も認識しておきましょう。

ガジェットとしての動作の安定性の問題

コムテックのレーダー探知機は、ユピテル製品と比べると動作の安定性に欠け、時々通信状態のままフリーズしたり、無線警報が出っ放しになったり、GPSを受信しなくなったりする事があり、こう言った挙動を示した際には電源を落として再起動させる必要があります。

ただし、頻度はそれほど高いものではありませんので、私は2021年に限ってはユピテルではなくコムテックの製品を使用します。

なお、このような状況をユピテルが長期間放置する事は考えにくいので、今年の秋辺りにコムテックと同様の「Kバンド誤報対策」を実装した製品を出してくると予測しています。

このような事情から、今ユピテルのレーダー探知機を購入する事はおすすめしませんし、誰も買わなければユピテルの「Kバンド誤報対策」の実装が早まる可能性がありますので、ユピテルファンの方ほど、今焦ってユピテル製品を購入する事はおすすめしません。

※「LS710」の誤報テストは近日中に実施予定ですが、挙動は「LS700」とほとんど変わらないので期待しないで下さい(笑)

2020年10月のテスト

2020年10月には「ZERO 909LS」「ZERO 808LV」「LS700」の3機種でのテストを行いました。

レーダー探知機3機種 都内誤報テスト コムテック「ZERO 909LS」「ZERO808LV」ユピテル「LS700」2020年10月版

テスト環境について

今回はテスト車両にはアクアを使用しました。機種配置はこちらの通りです。

なお、今回はアンテナ位置をなるべく近くにまとめたものの、2機種がセパレートモデルである為にアルミ板での仕切りが難しく、過去のテストの傾向ではセルスターの製品を入れなければ相互の電磁波干渉の影響は認められませんでしたので、電磁波干渉防止の為の仕切りは立てていません。

レーダー探知機設定

レーダー探知機の感度設定はこちらの通りです。

・LS700:L2以上を警報
・ZERO 909LS;最高
・ZERO 808LV;最高

走行ルートですが、往路は埼玉県久喜市から国道122号線経由で山手線の内側を通って五反田から品川に周り、復路は品川から山手線の内側を通って国道122号線号線で埼玉県久喜市に戻っています。

「ZERO 909LS」の誤報がかなり少なかった

埼玉県内での短時間の使用では「ZERO 909LS」は「ZERO 807/808LV」と似たような誤報の出方をしていたのですが、今回のテストでは従来機の半分以下というまさかの好結果でした。

都内テスト130km
LS700 L2以上65回
ZERO 909LS35回
ZERO 808LV79回

前回とは異なるルートを通った為か、全体的に誤報が多かったのですが、その中でも「ZERO 909LS」の誤報は「ZERO 808LV」の半分以下でした。

10km当たりの誤報回数に直すとこちらの通りです。

一方で9月までの24.1GHzのレーダー波を使う小型オービスであるセンシスSSSの探知距離の平均はこちらのグラフの通りです。

「ZERO 909LS」は誤報がダントツで少なくはあるものの、Kバンドの探知距離も落ちてしまっています。

小型オービスでの取締りは50m地点では既に計測が終わっていると考えられますので、タイミング的にかなりシビアになります。

従って前回までのテスト結果も踏まえた上でバランスを考えると、おすすめNo.1モデルは従来と変わらず「LS700」となります。

2020年7月のテスト

2020年7月には「LS700」「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」の3機種でのテストを行いました。

テスト環境について

今回はテスト車両にはアクアを使用し、出来るだけ電磁波ノイズの影響を受けないようにスマートミラーの電源はOFF、ドライブレコーダーはフロントにノイズが少なそうなガーミンの46Zのフロントカメラだけを取り付けた状態です。

レーダー探知機設定

レーダー探知機の設定は往路と復路でこちらのように変更しています。

感度往路復路
LS700最高L2以上警報
ZERO 807LV最高
ZERO 808LV最高

往路は埼玉県久喜市から国道17号線経由で山手線の西エリアを通って五反田から品川に周り、復路は品川から上野を経由して国道4号線で埼玉県久喜市に戻っています。

結果はほぼ予想通り

結果はこちらの表の通りです。

都内テスト往路復路
LS700(最高)-42回-
LS700 L2以上--13回
ZERO 807LV55回29回24回
ZERO 808LV58回31回27回
「LS700」「ZERO 808LV」「ZERO 807LV」都内での誤報比較 2020年7月

往路と復路ではコースが違うので全行程130kmに対しての「ZERO 807LV」の10km当たりの誤報回数を算出し、他の機種は「807LV」に対しての誤報の多さから10km当たりの誤報回数を算出しています。

※「807LV」と「808LV」の差は誤差の範囲かと思います。

なお、24.1GHzのレーダー波を使う小型オービスであるセンシスSSSの探知距離の平均はこちらのグラフの通りですので…

今後増えるであろうセンシス製のレーダー式小型オービス「MSSS」対策としてはユピテルの「LS700」が最も有効であると考えられます。

 10キロあたりの誤報回数24.1GHz探知レーザー探知
LS700(最高)6.1回178m276m
LS700 L2以上2.3回122m
ZERO 807LV4.2回86m295m
ZERO 808LV4.5回118m223m

レーザー対策も考え合わせるとやはりユピテルの「LS700」をおすすめしたいところですが、本体価格とデータ更新の年会費が高いので次点では「ZERO 807LV」になるでしょうか?

【2021年】最新版 レーザー探知機のオービス・小型オービス受信比較テスト
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なお、「LS700」にはamazon専売の説明書がダウンロード版になる廉価モデルもありますので、特にこだわりが無いのであればそちらがおすすめです。

ユピテルの誤報キャンセル機能とレーダー探知の感度設定

Kバンドの探知能力を考えるとレーダー探知の感度は最高にしておきたいところですが、そうすると誤報がかなり増えます。

ただし、ユピテルの製品には2度目の走行時にはキャンセルポイントを自動で登録する機能がありますので、車の用途が通勤やお買い物メインであれば感度最高でも良いのではないか?と考えられます。

感度設定はなかなか難しいところではあるのですが、とりあえず最高設定でしばらく使ってみて、うるさいと感じるようであればL2以上の強さの電波を警報する設定に変更すると良いでしょう。

セルスターのレーダー探知機は除外している理由

セルスターのレーダー探知機は誤報の大部分を占める小型オービスに使われる24.1GHz帯受信しませんので、全体の誤報も少なくなり、過去のテストでは埼玉県から東京の往復130kmでの誤報は8回と非常に少ないものでした。

レーダー探知機2019年5機種 都内周回で誤報テスト「LS700」「A350α」「ZERO 807LV」「AR-W86LA」「AL-01」
 埼玉県75km東京都55km
LS700 L2以上37回11回26回
A350α L1以上114回38回76回
ZERO 807LV54回13回41回
AR-W86LA8回1回7回
AL-011回1回0回

従って現在ではセルスターの製品については誤報テストから外しています。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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■ レーダー探知機のメニュー入口

コメント

  1. teru より:

    テストお疲れ様です。709LV凄いですね。

    私はLS700からLS710に機種変しましたが、LS700よりLS710の方が誤報減っています。設定はLS700と同じ、ACC/CUSTOM「0km/LV2以上」に設定してます。マツダ車の後ろに居てもLS710は警報鳴らないし、自販機の反応も減っています。

    ユピテルのテスト楽しみにしています。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      teru様
      LS710も誤報が減っていると良いですね。多分今週中にテスト出来ます。

  2. 水野 より:

    Kバンドの誤報テストも行っていたのですね。
    「709LV」が現状でもっとも誤報が少ないというのは良いですね。
    この誤報識別機能がいつまで有効かはわかりませんが、マツダ車の後ろを走っていると警報が止まらないので辟易してしまいます(まさにオオカミ少年状態w)。
    ユピテルや、もしかしたらセルスターもそのうち同様の機能を搭載してくるとは思いますが、その時はその時と割り切って「709LV」に買い換えようかと思ってしまいます。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      水野様
      709LVは凄く良いと思いますよ。
      私もしばらくはこれをメイン機にします。

  3. condor より:

    いつも参考にさせていただいています。
    ユピテル2019年モデルの誤警報に泣かされていますのでコムテックにしようかどうか検討中です。
    ところで総務省の電波利用ホームページで東京航空計器取締機の技術基準適合証明を検索してヒットする機器は4台見つかります。
    https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jk01&NUM=&NAM=%93%8C%8B%9E%8Dq%8B%F3%8Cv%8A%ED&FOM=&PC=&YAR_FROM=&MON_FROM=&DAY_FROM=&YAR_TO=&MON_TO=&DAY_TO=&RAD=00-00-00-00&TEC=1&TEC=2&TEC=3&TEC=4&TEC=5&TEC=6&TEC=7&SK=0&DC=0&SC=1&as_fid=a656e992d2f176843b88f3bb9b56ccfe08e15018#searchlist
    このどれかがLSM-310速度取締機のレーダー無線部の機器と思われます。
    すべて周波数は24.15GHzです。数種類の周波数や周波数範囲で登録されていませんので、少なくとも現場でレーダー波の周波数を変えることはできないと思って間違いないです。勝手に変更したら警察が電波法違反になりますから。
    周波数は固定でも発する電波に固有の識別IDが乗ってることは十分に考えられますが、今後識別IDが変更されたとしてもその対応はファームウェアのアップデートで十分対応可能なはずです。レーダー探知機メーカーの対応方針次第でしょうけど。
    ちなみにセンシス社の取締機も検索できます。周波数はやはり24.15GHzです。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      condor様
      情報ありがとうございます!
      最近は北海道などでMSSSが各社の探知機で探知出来なかあったなどの情報が出て来ていますが、やはり環境の問題なのでしょうね。
      または、その時には電波を発していなかったのかも知れません。
      レーダー探知機メーカーは新しい製品を売りたいので、旧製品への対応は微妙な事もありますよね。その辺りが心配です。

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