Google MapとYouTube、アマプラを同時に表示できる Android OS搭載の11.4型のスマートポータブルディスプレイ GETPAIRRの実機レビューと評価

※2025年8月14日追記:実機レビューを追記

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です

最近では、CarPlayやAndroid Autoに対応したディスプレイオーディオが急速に普及しています。しかし、これらのシステムでは動画アプリの視聴ができないため、その機能を補う目的で「AI BOX」と呼ばれるAndroid OS搭載のドングルも広く使われるようになっています。

一方で、カーナビが搭載されていない車両や、CarPlay・Android Autoに非対応の従来型ナビを装着した車両では、ポータブルタイプのディスプレイオーディオを追加するという選択肢もあります。

ただし、CarPlayやAndroid Autoの機能に特化した製品では、やはり動画アプリが使用できないため、近年ではAndroid OSを搭載しつつ、CarPlay・Android Autoの両方に対応したモデルが人気を集めています。

今回は、GETPAIRR様よりご提供頂いたのAndroid OS搭載の11.4型スマートポータブルディスプレイについて、レビューしました。

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GETPAIRRスマートポータブルディスプレイの特徴

GETPAIRRスマートポータブルディスプレイの特徴は以下の通りです。

    • 11.4型の横長液晶ディスプレイ
    • Andoid OSを搭載し、Androidタブレット的な使用が可能
    • ワイヤレスCarPlay/ワイヤレスAndroid Autoに対応
    • ワイヤレスCarPlay・Android Auto使用中に車載オーディオに音声のBluetooth出力が可能
    • FMトランスミッター、AUX出力をサポート
    • ネット接続はWiFiのみで、SIMスロット非搭載
    • microsSDスロット搭載
    • 4コア/4GB RAM/32GBストレージ

■GETPAIRR PND-N95 日本語取扱説明書

この手の製品はATOTOからアスペクト比16:9のスタンダードモデルが販売されていますが、横長ディスプレイで運転に必要な視界を遮らない点が、本製品のセールスポイントかと思います。

セット内容とデザイン

GETPAIRRスマートポータブルディスプレイのセット内容はこちらの通りです。

  • 11.4型の横長液晶ディスプレイ筐体
  • ダッシュボード用ステー
  • シガーケーブル
  • AUXケーブル
  • 取扱説明書

本体の向かって左上には電源ボタン

左側面にはタイプC電源入力端子、AV入力端子、microSDカードスロット、音声出力ケーブルが装備されています。

ダッシュボード用のステーは上下左右に角度が調整出来るタイプ

シガー電源ケーブルには1Aの出力ポートが装備されています。

※本機は汎用のUSBケーブルでも動作しましたが、FMトランスミッター接続をする場合にはこのシガーケーブルを使わないと通信状況が悪化すると思われます。

車内への設置

今回は30系アルファードのダッシュボード上に本機を設置しました。

横長ディスプレイの為、運転に必要な視界を遮らず、保安基準の問題もなさそうです。

ただし、私は身長が180センチありますので背が低い方の場合には、このようなamazonなどで販売されている汎用のマウントを使って、高さを調整する方法もあります。

WiFiアクセスポイントへの接続

この製品はSIMスロットを搭載していませんので、インターネットはWiFiアクセスポイント経由で通信を行います。

接続方法は一般的なスマホやタブレットと同様ですので簡単です。

左上のWiFiのアイコンが点灯すれば、接続成功です。

CarPlay・Android Autoの接続

次にCarPlay・Android Autoの接続を行います。

今回はAndroid Autoを使用していますが、接続と起動方法はCarPlayも同様です。

ホーム画面の左側のアイコンをタップしてスマホ側で本機とBluetooth接続を行えば、自動でCarPlay・Android Autoが起動します。

音声出力の設定

この製品は音声の出力方法をこちらの4通りから選ぶ事が出来ます。

  • 本体スピーカーで直接再生
  • FMトランスミッターでナビから無線出t力
  • AUXでナビから有線出力
  • Bluetoothでナビから無線出力

今回は、Bluetoothでナビから無線出力しました。

 

手順はこちらの通りです。

初めにメニューから設定アイコンをタップし、「Bluetoothを送信」をタップ

次にナビ側でBluetooth機器を検索し、本製品を選択します。

これでペアリングが完了し、ナビから音声出力が可能になります。

Androidアプリの使い勝手

次にAndroidアプリの使い勝手ですが、製品を使用する前には全てのAndroidアプリの使用が可能と思い込んでいましたが、実際には特定のアプリだけをアプリストアからダウンロードする方式となります。

主なアプリはこちらの通りです。

  • YouTube
  • TikTok
  • Prime Video
  • U-NEXT
  • Tver
  • YouTube Music
  • Spotify

こちらでテストした限りでは、スマホのテザリングを使用してYouTubeやアマプラは遅延やカクツキなどもなく、ストレスなく視聴する事が出来ました。

画面の分割表示による、ナビアプリと動画アプリの表示

こちらは本製品の最大のセールスポイントかと思いますが、CarPlay・Android AutoとAndroidアプリを同時に左右に分割して表示する事が可能です。

これにより、ナビアプリでルート案内をさせながら、YouTubeやアマプラの再生が出来るようになっています。

ただし、運転しながらの動画の視聴は危険ですので、あくまでも助手席に乗っている方向けの機能と捉えていますが、初期設定ではウィンドウのレイアウトが左ハンドル向けとなっており、ナビアプリが左・動画が右です。

こちらは設定→ディスプレイの項目から、サイドバーを右側に表示させる事で、CarPlay・Android Autoのウィンドウを右側、動画アプリのウィンドウを左側に表示させる事が出来ます。

また、CarPlayの接続待ちの画面が表示されている間に、右上の歯車のアイコンから設定に入り、右舵の設定をアクティブにする事で、CarPlay内のウィンドウ配置を右ハンドル仕様に変更する事も可能です。

その他気になったポイント

今回のテスト時にはAndroidスマホ POCO F6 Proのテザリングでこの製品にネット回線を供給していましたが、テザリングに使用するポートとワイヤレスCarPlay・Android Autoで使用するポートが被る為、これは一般的には推奨されない接続方法だそうです。

ただし、テスト中には特に問題は発生しておらず、オーディオとスマホの機種などの環境にもよるのかも知れません。

まとめ

まとめると、GETPAIRRスマートポータブルディスプレイは、横長11.4型ディスプレイとAndroid OSを組み合わせで、CarPlay・Android Autoの便利さと動画視聴の自由度を両立させたポータブルディスプレイです。

運転中の視界を妨げにくい横長のデザインや、ナビと動画を同時表示できる分割機能、複数の音声出力方法など、使い勝手を高める工夫が随所に盛り込まれています。

SIM非搭載ゆえWiFi接続が必須ですが、その分シンプルで設置しやすく、既存のナビ環境をアップグレードしたい方や、CarPlay・Android Autoの制限を補いたいユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

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コメント

  1. meitantei より:

    アプリが限定なのがちょっと残念ですね。ライセンスの関係でストアアプリが入れられないのかな?

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