16万キロ走行のコペンを購入した事で20年ぶりにDIYで車を整備する事になり、エンジンのヘッド内のスラッジの状況を把握する為にヘッドカバーを外すことになったのですが、昔使用していた整備関連の工具は全て行方不明になっており、プラグレンチも買いなおさなければならない状況でした。
プラグのサイズも全く分からない状態からのスタートでしたので、レンチの種類以前にプラグのサイズを調べる必要があったのですが、せっかくなのでこれから初めてDIYで整備をやろうと思っている方にプラグレンチの種類とサイズについて説明します。
プラグの種類は車種ごとに異なる
プラグの種類やサイズは車種によって異なりますので、まずは自分の車に適合するプラグのサイズを確認します。
NGK公式サイトで車種別適合品をチェック
国内のプラグメーカーはNGKとデンソーの2社が有名ですが、まずはNGKの公式サイトで商品検索を行いましょう。
車種を決定すると次のような表が出てきます。
見るべきポイントは、この表の中のプラグの型番が記載されている部分です。
上段のL880Kコペンの場合にはプラグの種類により「BRR6ERX-PS」「BKR6EIX」「BKR6EIX-P」となっています。
この型番を以下の表から探しますがスマホの場合は表から目的の型番を探すのが大変かも知れませんね。
PCの場合には右クリックで該当型番をコピーして以下の一覧表で「Ctr+F」キーを押し、ページ内検索を行います。
例えば「BKR6EIX-P」の場合、ヒットした部分が網掛けで表示されます。
表の左側の「Hex」の部分がボルト頭の六角形の対辺距離になります。(六角ボルトの向かい合う辺のとの距離です)
従って16.0mmと表記されている場合にはレンチも次のような16.0mmの物を選ぶ必要があります。
プラグレンチの種類
プラグレンチには次のような単体使用タイプ、エクステンション付属タイプ、ソケットタイプの3つが存在します。
・単体使用タイプ
・エクステンション付属タイプ
・ソケットタイプ
私は既にレンチとエクステンションを別途購入していた為、ソケットタイプを選びました。
後々他の整備もやるかも知れないという人はソケットレンチが収納時にかさ張らなくて良いのでは?と思います。
今ある工具と今後どこまで整備関連をやろうと思っているか次第ではないでしょうか。
因みに手持ちのレンチやエクステンションがない場合、このソケットを生かす為には接続部が9.5mm角のエクステンションとレンチが必要です。
プラグレンチのまとめ
以上、これからDIYで車の整備をやってみようかな?と考えている人に向けて、プラグレンチの種類と選び方について説明しました。
プラグを外す事が出来れば、プラグの電極の摩耗状態だけでなくカーボンの溜まり具合などでエンジンの燃焼室の状態もある程度把握できます。
また、プラグホールからスコープ(内視鏡)を通す事でシリンダー内部の汚れ具合も確認出来ますので興味のある方は以下の記事も読んでみて下さい。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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