こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
数年前から一部の都道府県警によるスピード違反の取締に活用されているレーダー式移動オービスのスウェーデンセンシス社「MSSS」ですが、どうやら取締周波数帯を変更して運用されている事を匂わせるような情報が出てきました。
■ユピテルプレスリリース【新製品】レーザー&レーダー探知機<受信範囲拡大>業界初!新レーダー波移動オービス MSSS対応!
この度、受信範囲拡大により業界で初めて新レーダー波 移動オービスMSSSに対応した新レーザー&レーダー探知機を発売します。
MSSSは従来のオービスとは異なり、複数の周波数を使用する移動オービス。そのため、従来のレーダー探知機では警報できない場合があります。
SUPER CATは独自の調査により、MSSSの警報を実現しました。4月上旬発売予定
従来型のレーダー探知機のセンシスMSSSへの対応状況
2017年以降に発売されたレーダー探知機では、新Kバンド(24.1GHz)の受信能力を以って、レーダー式小型オービスに対応と謳われる製品が主流となっており、2023年3月現在でもその情勢は変わっていません。
上のユピテルの画像では、センシスMSSSを新型レーダーとして警報しているような描写が見られます。
因みに私自身はMSSSによる取り締まりに遭遇した事がないので、各社レーダー探知機の受信距離を計測した事はありませんが、ごく至近距離ではあるものの、受信を検証している動画なども見られます。
また、MSSSと同じ周波数帯を使用していると考えられる半固定式のSSSでの受信テストは、過去にLaBoon!!でも何度も実施しています。
ただし、私の実体験としても、各社のレーダー探知機Kバンドの受信安定性は極めて低く感じられ、YouTubeなどではMSSSを受信出来ていない動画も見受けられます。
また、この24.1GHz帯はコカ・コーラの人感センサー対応の自販機でも使用されており、自販機の近くを通る度に誤報を発すると言う問題も抱えています。(ブリッツの一部製品では克服済み)
このように2023年3月時点までの各社のMSSSへの対応は、いささか心許ないものがあり、今後の改善が望まれています。
MSSSの取締周波数
MSSSは各都道府県警で積極的に導入されている、東京航空計器(TKK)よりも計測精度が高いと言われており、レーダー探知機での探知も極めて難しい代物です。
その上、世界各国での取締に対応できるように取締周波数を調整出来ると言われています。(以前ソースを確認しましたが、失念)
日本では24.15GHzで技適認証を受けている事が確認されている為、当然この周波数帯で取締りが行われているものと私は理解していました。
ところが、過去のMSSSの受信情報や今回のユピテルの発表を鑑みると、実際の取締では24.15GHz以外の周波数も使われる事があるとも考えられます。
※本来は電波法に抵触する筈ですが、別のメーカーやモジュール型番などで技適認証を受けているのかも?
この辺り、過去に「新型レーダー式移動オービス対応」として散々アピールしてきた当のユピテルに詳しく説明して貰いたいところですね。
そもそも最初から24.1GHzは受信が出来るが、24.15GHzには対応しない仕様だったりして…。そんなバカな!
コメント
ユピテルに続いて、セルスターからも「移動式オービスMSSS受信対応! レーザー式オービス対応 セーフティレーダーに新ラインナップ登場。 セパレート型のASSURA「AR-333」と、 ハイブリッドハーフミラー型のASSURA「AR-555」を発売。」だそうです
teru_qq様
そうですね。
何か情報が出て来ると良いですね。
出てこない可能性も大ですが。