洗車の仕上げ、あなたはワックス派ですか?コーティング派ですか?
「見た目のツヤを出したい」「汚れが付きにくくしたい」「雨水をスパッと弾きたい」──選び方は人それぞれですが、どれが本当に自分に合っているのか迷うことはありませんか?
私はこれまで、9年落ちのランエボXをワックスからコーティングに、逆にガラスコーティングからワックスに戻すという体験を経てきました。
その中で感じた仕上がりの差、施工の手間、そして愛車との向き合い方の違いをふまえつつ、今こそ知っておきたいワックスとコーティング剤の違い、種類別の選び方を解説していきます。
ワックスとコーティング剤の違いとは
カー用品では一般的に以下のように呼ばれています。
種類 | 特徴 |
---|---|
ワックス | 油脂成分が中心で光沢感に優れ、撥水性が高いが汚れやすく耐久性は低い |
コーティング | シリコーンやガラス成分が主。耐久性・防汚性能に優れるが、ツヤは控えめなものも |
ワックスもコーティングもボディ表面に膜を作る「保護剤」ではありますが、用途や好みによって大きく違いが出ます。
実体験で感じた違い:ツヤと防汚性のバランス
カルナバワックスで驚くほどの深いツヤ
私が施工した「マンハッタンゴールド」は天然カルナバ蝋を使ったワックスで、12年落ちの車でもしっとりした艶が復活。
艶に関しては感覚の部分が大きいのですが、翌日に事情を知らない友達が「ツヤツヤだけどどうしちゃったの?」と言っていたくらいですので、やはり第三者から見てもかなり艶が出ていたのだと思います。
ただし…砂埃の吸着が早い!
数日で表面がざらつき始め、見た目の美しさが維持できなくなったのです。
「これは月イチで剥がして塗り直さないと」と感じた瞬間でもありました。

ガラスコーティングは“見た目よりも実用性”
一方、私のランエボXに使用していた「ピカピカレイン PREMIUM」は、滑水タイプのガラス硬化系。

撥水ではなく水がスーッと引いていくタイプで、見た目のギラツキはない代わりに、汚れが落ち易い。
洗車は高圧洗浄機で水をぶっ放すと綺麗になります。これは本当に楽でした。
正直、最初はツヤが物足りなかったものの、汚れにくくメンテナンスが楽という利便性はかなり魅力的です。
特徴比較|ワックスと主要コーティングの違い
特性 | ワックス(カルナバ) | ガラス繊維系 | ガラス硬化系 |
---|---|---|---|
ツヤ感 | ★★★★★ | ★★★ | ★★ |
撥水性 | ★★★★★ | ★★★★ | ★~★★★ |
汚れにくさ | ★ | ★★★★ | ★★★★★ |
耐久性 | ★(1ヶ月以下) | ★★★(3~6ヶ月) | ★★★★★(1~5年) |
施工の手間 | 多い(剥離が必要) | 普通(拭き取り施工) | やや多い(DIY可) |
コスト | 安価 | 中程度 | 高価(施工店で高額) |
洗車スタイル別・おすすめタイプ
✅ 洗車をほとんどしない人
→ ガラス硬化系(耐久性・保護力重視)
✅ 月1回洗車するが、手間はかけたくない
→ ガラス繊維系 or ガラス硬化系
✅ 手洗い洗車が好きでツヤ重視
→ カルナバ系ワックス or シリコーン系
体験談補足:私はワックス派から入りましたが、最終的には“見た目よりも管理の楽さ”でガラスコーティングに落ち着きました。
ただ、気分転換にワックスへ戻す「季節イベント的な楽しさ」も良かったりします。
まとめ|愛車との向き合い方が「選び方」を決める
コーティング選びは単に「性能」だけではなく、自分の性格や生活スタイルとの相性が大切です。
- 見た目を極めたい → ワックス
- 時間と手間を減らしたい → ガラス硬化系
- コスパと手軽さのバランス → ガラス繊維系
愛車を「眺める」か「触る」か、「維持」か「変化」か──
あなたにぴったりの仕上げが、きっと見つかります。
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