車のフロントガラスやウィンドウにこびりついた頑固な水垢やウロコ状の汚れ。何をしても落ちずに諦めていませんか?
私も以前、購入した中古車のガラスに大量の水垢が固着していて、非常に困った経験があります。
リアワイパーすら付いていなかったため、リアガラスには水垢のウロコがびっしり…。市販の水垢落としシャンプーも全く効果がなく、諦めかけていました。
しかし、試行錯誤の末に、頑固な水垢を短時間でスッキリ落とす方法と、おすすめのガラスクリーナーを見つけました!
この記事では、同じような悩みを抱えている方に向けて、具体的な原因や対策を詳しく解説します。
車の水垢・ウロコの原因とは?
水垢(イオンデポジット)は、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムなどのミネラル成分、ケイ素化合物、カルキなどが水分の蒸発後にガラス表面に残って固まったものです。
硬水地域や砂埃の多い場所では特に発生しやすく、放置するとどんどん固着してしまいます。
洗車後に水滴をしっかり拭き取ることが大切ですが、砂埃などに含まれるケイ素やミネラルがガラス表面に付着していると、すぐに水垢ができてしまいます。
特に小雨や霧雨のあとの放置は、水滴が蒸発して強固なウロコ状の汚れになる原因です。
最も厄介な「シリカスケール」とは
水垢の中でも最も落としにくいのが「シリカスケール」。
ガラスと同じケイ素化合物がガラス表面に強固に結びつき、一度固着すると普通のガラスコンパウンドでは落とせません。
私も最初に試したガラス用コンパウンド(プロスタッフの「魁 磨き塾 ウロコ取りクリーナー(研磨タイプ)」など)では、1時間以上磨いても全く取れませんでした。
長年放置された水垢には研磨タイプは太刀打ちできないことが多いです。
化学分解クリーナーで水垢が驚くほど落ちる!
そこで効果を発揮するのが「化学分解タイプ」のガラスクリーナー。シリカスケールはフッ酸(フッ化水素酸)でしか分解できないため、市販のフッ素化合物を含むクリーナーが非常に有効です。
私が試して大成功だったのが、「魁 磨き塾 ウロコ取り溶解タイプ(溶解タイプ)」です。
塩酸・フッ素化合物が配合されており、数分塗布して拭き取るだけで、嘘のようにリアガラスの頑固なウロコ汚れが消えました!
作業時間はわずか5分程度。長年放置された水垢でも、ピカピカなガラスに戻せます。
使用時の注意点とコツ
強力なクリーナーなので、以下のポイントに注意してください。
- ガラス以外に垂らさない(すぐに洗い流す)
- 素手では使わず、ビニール手袋を使用する
- ワイパーの拭き取り範囲・フィルム施工ガラス・輸入車ガラス・ミラー・樹脂製ガラスには使用不可
- 撥水・親水・滑水コーティングが残っている場合は、研磨タイプで軽く表面を剥がしてから使うのがおすすめ
また、洗車前に窓ガラスだけ先に水洗いしておくと、液がボディに垂れてもすぐに洗い流せるので効率的です。
水垢除去後はコーティングで再発防止!
ウロコ・水垢を落とした後は、ガラス専用のコーティング剤を使いましょう。フロントガラスは撥水コーティング、リアガラスやサイドガラスは親水コーティングがおすすめです。
特にリアガラスはワイパーがない車も多いため、親水コーティングで水をスムーズに流すと視界が格段に良くなります。
まとめ
車のガラスに固着した頑固な水垢やウロコ汚れは、物理的に磨いても落ちないことがあります。
そんな時は、化学分解タイプの「魁 磨き塾 ウロコ取り溶解タイプ」がおすすめ。短時間でガラス本来の透明感を取り戻せます。
水垢が取れた後は、親水・撥水コーティングをしっかり行い、水垢の再発を防ぎましょう。快適な視界で、安全なドライブを楽しんでください!
コメント
この「ウロコとりクリーナー」を購入しようと思いました。
が、外車には使用不可とありました。私の車は
BMW E46なのですが、どうして外車には使用不可なのでしょうか?
他に何か方法は有りませんでしょうか?
勝手なお願いを書いてしまいました。
山口様
確か製品の説明に書かれていたような気がしますが、塩酸で溶けるような成分がガラスの表面に使われている可能性があるのではないでしょうか?
一般的なウロコ対策はキイロビンなどのコンパウンド入りの油膜落としが有効なケースもあります。
https://car-accessory-news.com/oil-film/
ただ、ミネラル成分が固着したウロコはキイロビンでは落ちなかった為、物理的に研磨するとなるとかなりの労力が必要かと思います…。(私の場合全く歯が立たず、酸入りの薬剤に行き着いた経緯があります)
通常のガラス用のコンパウンドとサンダポリッシャーなどを使えば落とせるような気もしますが、BMWのディーラーなどにガラスの表面素材について確認された方が良いような気がしますね。