ピカピカレインプレミアムの自力施工で、いつも愛車はピカピカです。
以前、ピカピカレイン2を使用しての感想として、施工直後の艶は並外れたものがあると感じましたが、反面一度雨が降ってしまうとその艶は失われてしまい、雨が降って汚れを落とすということはないという旨の記事を書きました。
2015年5月に発売された「ピカピカレインプレミアム」
現在では最上位グレードのガラスコーティング剤として「ピカピカレインプレミアム」が発売されています。(2015年5月発売)
ピカピカレイン プレミアム | ハイパー ピカピカレイン | スーパー ピカピカレイン |
|
---|---|---|---|
ピカピカレイン シリーズ | |||
最新価格 | 公式サイト![]() Amazon 楽天市場 ![]() | 公式サイト![]() Amazon 楽天市場 ![]() | 公式サイト![]() Amazon 楽天市場 ![]() |
対水特性 | 滑水 | 撥水 | 親水 |
メンテナンス剤 | |||
ナノピカピカ レインシリーズ | |||
参考価格 | 3,520円 | 4,520円 | 4,520円 |
最新価格 | 公式サイト![]() Amazon 楽天市場 ![]() | 公式サイト![]() Amazon 楽天市場 ![]() | 公式サイト![]() Amazon 楽天市場 |
過去のピカピカレインは、撥水か親水のどちらかで撥水は水の弾きが良い反面、ウォーターデポジットが出来やすく、親水は水の弾きが悪い代わりにウォーターデポジットが出来にくいという特性がありました。
ピカピカレインプレミアムは、「滑水」と言って「撥水」と「親水」の良いとこ取り?をした特徴がある商品なのらしいですが、つまりは「水を弾くけれどもデポジットにはなりにくい」ということらしいです。
ピカピカレイン 親水・撥水・滑水の比較
とりあえず、水弾きの特性については動画を見た方が分かりやすいと思います。
水弾き比較 |
---|
スーパーピカピカレイン「親水」 |
ハイパーピカピカレイン「撥水」 |
ピカピカレインプレミアム「滑水」 |
水を掛けた時の水の切れは確かにそれぞれ特徴があり、「ピカピカレインプレミアム」の水の弾かれ方はまさに「滑水」という感じがしますが、水を掛け終わった時の残り具合はどれも大して差がないようにも思えますね。
それなりに水玉は残りそうですが、とりあえず新しくて面白そうなので手を出してみる事にしました。
今回はプロまがいの仕上がりを目指し、下地作りも本気で
せっかくなので今回は今まで以上に下地作りをきっちりやってプロ並みならぬ、プロまがいの仕上がりを目標とする事にします。
流石に工具にしろ、技術にしろ素人が付け焼刃で施工してプロ並みは不可能なので、出来るだけ労力を掛けずにプロまがい(具体的な定義はありません)の仕上がりを目指します。
工程としてはいつも通り、洗車⇒鉄粉取り⇒コンパウンド掛け⇒ピカピカレインプレミアムの施工という流れになりますが、前回までは電動ドリルをポリッシャー代わりに使っていたのを改め、ポリッシャーを購入する事にしました。
更に最近は時間的な問題があり、なかなか手洗い洗車が出来ていませんので、洗車用に高圧洗浄機(一般的にはケルヒャーと呼ばれていますが、ケルヒャーはブランド名です)も合わせて購入する事にしました。
流石に手洗い洗車⇒コンパウンドの手掛けはちょっと・・・という年齢になってきましたので。
合わせて鉄粉クリーナーも再度リサーチしています。
鉄粉クリーナー選び
鉄粉クリーナーにはシャンプーに鉄粉落としの効果があるものと、鉄粉落とし単体の薬剤が売られていますが、シャンプーインのものは気休めのような感じで、ほとんど鉄粉が取れた試しがないので強力そうな専用薬剤を選びました。
今回選んだのはこちらです。
選んだポイントはアマゾンの評価が全て5星である点と、原液を3倍に薄めて使うので実質3ℓ分使えてコスパに優れている点です。
今までは500mℓ程度の使い切りタイプを使用していたのですが、志半ばにして液がなくなり無念の思いをした事があります。
スプレーガンが付属付属ではありませんが、このような商品についている安物のスプレーガンは、液の吸い上げが悪かったり、途中で壊れたりと役に立たない事がありますので、スプレーガンは良いものを揃えた方がトータルでは安くつくと思います。
調子に乗ってたくさん液を吹きまくったので、1台で1/4くらい減りましたが、使い切りタイプで残量を気にしながらチビチビやることを考えれば、こちらの方が精神衛生上良い思います。
もちろん、臭いはパーマ液そのものですが、水で洗い流せばそんなに臭いは残りません。
時々鉄粉クリーナーは吹いてるんですが、それでもやっぱりちょこちょこ溜まってますね。
粘土クリーナー選び
粘土クリーナー選びのポイントは、「ズバリ作業時間が短縮出来るもの」です。
つまり、出来るだけ大きいものを選ぶという事ですが、市販の粘土は大型のもので200gクラスとなっているようです。
ハイパーネンダーが200g以上で他は全て200gとなっていますが、200g以上=200gというオチもありそうなので、一番価格が安いカーピカルのトラップ粘土にしました。
普通の大きさの粘土と比較するとかなり大きいです。
使い方はごく簡単で、濡れたボディー、もしくは粘土を水で濡らしながら舐めるようにボディーをこするだけです。
水を掛けない、もしくは強くこすると鉄粉やその他の汚れを引きずる形になりますので、逆にボディが傷だらけになるので注意が必要です。
洗車した後もボディのザラザラ感が半端なく、最初はかなり引っかかる感じでしたが、何度か粘土をかけてるうちに「す~っと」引っかかりが無くなる感じになりました。
鉄粉以外にも何やら油っこい汚れも一緒に取れた感じです。
ポリッシャー選び
車の塗装の研磨に使われるポリッシャーは主に「シングルアクションポリッシャー」、「ダブルアクションポリッシャー」の2種類ですが、「シングルアクションポリッシャー」は単純な回転運動のみ、「ダブルアクションポリッシャー」は回転運動に加えて、上下運動などの複合的な動きをさせることで研磨ムラの発生を抑えるという特徴があります。
研磨力そのものに関しては「シングルアクションポリッシャー」の方が優れており、洗車キズなどの大きめの傷がある場合は「シングルアクションポリッシャー」で傷を消してから「ダブルアクションポリッシャー」で鏡面仕上げという手順が一般的なようです。
「シングルアクションポリッシャー」は研磨力に優れている反面、ド素人の付け焼刃による施工では、クリア層を削り過ぎてしまったり研磨ムラが発生してしまったりと致命的なダメージを被る可能性が大きいので、ド素人でも安全でそこそこ綺麗な仕上がりになりやすい「ダブルアクションポリッシャー」を選ぶことにしました。
「ダブルアクションポリッシャー」のスペック比較
因みに「ダブルアクションポリッシャー」の中には、3,000円程度のモデルもありますが、ワックス掛け、ワックス拭き取り用がメーカーの意図する主な目的で、「研磨には対応せず」と謳われていますので、激安モデルは除外しました。
ダブルアクション ポリッシャー | RYOBI | Makita | コンパクトツール |
---|---|---|---|
RSE-1250 | BO5030 | P-150N | |
最新価格 | Amazon 楽天市場 ![]() | Amazon 楽天市場 ![]() | Amazon 楽天市場 ![]() |
マジックパット径 | 125mm | 123mm | 123mm |
回転数(分) | 6,000~ 12,000 | 12,000 | 3,200 |
消費電力 | 300W | 300W | 430W |
重量 | 1.5kg | 1.3kg | 1.87kg |
回転数はどれくらいが適正という基準があるものでもなく、回転数が高すぎる場合は熱によるプラスチック研磨の際の焦げ付きが心配される部分ですが、この辺りは施工しながら勘を磨いていくしか無さそうです。
ここで取り上げた「RYOBI」の「RSE-1250」、「Makita」の「BO5010」、「コンパクトツール」の「P-150N」3機種の中では、「RYOBI」の「RSE-1250」が価格が最も安い事もあってか、ダントツでNo.1の人気があるようです。
価格が安い割に回転数が調整も出来ますので、初心者向けの「ダブルアクションポリッシャー」としては現状ベストの選択だと思います。
従ってポリッシャーは、「RYOBI」の「RSE-1250」を購入しました。
ポリッシャーのバフ選び
ポリッシャーのスポンジやバフ選びがなかなか厄介だったのですが、研磨力があり目が粗いタイプ(ウールバフ)⇒研磨力はそこそこで目も細かいタイプ(細目ウレタン)⇒研磨力はないが目が超細かいタイプ(超微粒子)という流れで磨いていく事になります。
コンパウンドも同様にバフの目に合わせて目的別に選ぶ事になります。
目的 | 初期研磨 | 中間研磨 | 淡色車 鏡面 | 濃色車 鏡面 | |
---|---|---|---|---|---|
バフ | コンパウンド | 細目 | 極細目 | 超微粒子 | 超極微粒子 |
ウール (粗目) | ○ | ||||
ウレタン (中目) | ○ | ||||
ウレタン (細目) | ○ | ||||
ウレタン (超微粒子) | ○ |
更にこの間にもいくつか、目の粗さで種類分けされたバフがありますが、流石にそう何度も研磨していると時間がいくら有っても足りなくなりそうなので、2~3種類セットのバフを探すことにしました。
Amazonで見つかったのですが、価格が高めなのとバフの直径が165mmでやや「RSE-1250」には大きすぎると感じたので、楽天で150mmの価格の安い物を購入しました。
コンパウンド選び
先ほどの表の通りにやろうとすると、コンパウンドも4種類くらい必要になります。
目的 | 初期研磨 | 中間研磨 | 淡色車 鏡面 | 濃色車 鏡面 | |
---|---|---|---|---|---|
バフ | コンパウンド | 細目 | 極細目 | 超微粒子 | 超極微粒子 |
ウール (粗目) | ○ | ||||
ウレタン (中目) | ○ | ||||
ウレタン (細目) | ○ | ||||
ウレタン (超微粒子) | ○ |
4本セットでいくつかお手頃な価格のものもありました。
なのですが、絶対に4回も研磨はしたくない…なるべく2回程度の研磨で抑えたいと考えていますので、初期研磨用の細目と淡色車鏡面仕上用の超微粒子を探してみたのですが、いわゆるプロのコーティング専門店でよく使われている「住友スリーエム」製の液体コンパウンドは業務用として開発されているので量が多く価格も高い為、やはり4本セットを購入する事にしました。
こちらの4本セットはカット1(粗目)、ハード1(細目)、ハード2(極細目)、カーピカルコンパウンド#6000番(超微粒子)となっています。
- カット1…重度のウォーターデポジット・洗車キズ
- ハード1…軽度のウォーターデポジット・浅い線キズ
- ハード2…淡色車の仕上げ
- カーピカルコンパウンド#6000番…濃色車の仕上げ
サンダポリッシャーも購入した事だし、8年落ちの車だし、どうしようかと迷った挙句、とりあえず4本すべて試すことにしましたが、リアスポイラーとトランクが終了した時点で、濃色車仕上げ用のカーピカルコンパウンド#6000番は、淡色車の仕上げ用のハード2との仕上がり具合が肉眼で判別できなかったで使用を中止し、3本のコンパウンドで研磨を実施しました。
コンパウンドの吹き飛ばしで、高圧洗浄機「HIDAKA」の「HK-1890」がかなり活躍してくれました。
まあ、それでも3工程で結構大変でしたが、おかげでランエボXが随分と綺麗になりました。
【研磨前】
【研磨後】
いよいよピカピカレインプレミアムの施工
前置きが滅茶苦茶長くなりましたが、ようやくピカピカレインプレミアムの施工です。
ピカピカレインプレミアムは、液剤と塗布用スポンジ3個、拭き上げ用の専用クロスが1枚のセットになっていますが、スポンジに液剤を2~3滴垂らして車のボディに引き伸ばしてから専用のクロスで拭き上げます。
1台施工してみた感覚では、上手くやれば1本で2台分くらいは施工できそうな感じでした。
途中でかなり液剤が余りそうな感じだったので多めに使い出して、それでも3割程度余ったので再度ボンネットやルーフ、トランクなどに塗りなおしました。
時間にしたら大体1時間程度は掛かった気がします。
ピカピカレインプレミアムの評価
肉眼で見る限りは施工前に比べれば確かに艶は出ていますが、コンパウンド掛けが終了した時点でかなりピカピカだったので、見違える程の違いは体感出来ていません。
【ピカピカレインプレミアム施工後】
写真で見ると、全然変わってねーじゃん?って気がしなくもないのですが、確かに施工直後の艶感に関しては親水性の「ピカピカレイン2」の方が独特のヌメヌメとした感じが特徴的でした。
「ピカピカレイン2」は一度雨が降ってしまうと、この艶感は失われますので本当に一時的な艶なのですが、やはり施工直後の艶感は「ピカピカレイン2」の方が好きですね。
まあ、「ピカピカレインプレミアム」売りは、雨が降った時の「滑水性」による「ウォーターデポジットの防止」と「洗車時の汚れの落ち易」さですから、本当の価値はこれから見極める事になります。
施工直後の艶感は今一つな感じはしますが、ピカピカレイン施工後のメンテナンス剤「ナノピカピカレイン」というのもありますので、こちらの方も今後試してみたいと思います。
色々大変でしたが、8年落ちの車にしては充分綺麗な仕上がりにはなっていると思います。
3週間後にナノピカピカレインでメンテナンス
ピカピカレインプレミアム施工3週間後の洗車
ピカピカレインプレミアムを施工してから、3週間の間に雨の日の高速道路を含めて500km程度走行しましたので、その後の状況を確認しました。
自宅の駐車場は庭の砂埃が舞い易く、洗車をしても1~2日でうっすら砂埃が積もってしまうのですが、遠目に見た感じではさほど艶は落ちていません。
小雨が何日か降ったので、ボンネットの砂埃は洗い流されている部分もありますが、雨が直接当たらないサイドはそうも行かないようです。
ランエボXは飛び石がボディに当たり易いという問題があるのですが、泥水も同様で雨の日に走るとドアやサイドステップがかなり汚れます。
特にウチのエボは飛び石対策が施されていない初期型のサイドステップなのでなおさらです。
ホースから水を掛けてみて、どれくらい落ちるものか試してみました。
やっぱり、3週間くらい洗車しないと、水を掛けただけではそうそう汚れは落ちませんね。
滑水コーティングの上に砂埃の膜が出来ている状態だと、あんまり水を弾きません。(当たり前ですが)
そこで高圧洗浄機の登場です。
今回は油汚れは付着していなかった為、高圧洗浄機で簡単に汚れを飛ばす事が出来て滑水性も復活。
「ピカピカレインプレミアム」には、油汚れを弾くという効果があるのかも知れません。
ナノピカピカレインの施工
ピカピカレインプレミアムを施工したからと言って、洗車しなくても良いかと言えばそうでもなく、やはり2週間に1度くらいのペースで洗車する方が好ましいようです。
洗車したらついでに何かやりたくなるという性分なので、更なる滑水性を期待して、ナノピカピカレインでメンテナンスを行いました。
ナノピカピカレインは、ベースとなるピカピカレインが「撥水」「親水」「滑水」のどれかによって選ぶものが変わりますので注意が必要です。
施工は簡単で、付属のクロスを濡らして絞った後に、ナノピカピカレインを3~4回クロスに吹き付けてボディに塗布するだけです。
ほどなく作業は完了、見た目の違いは良く分かりませんが、2~3週後の洗車で効果は検証します。
ナノピカピカレイン施工後2ヶ月半
ピカピカレインプレミアムは、月に一度のナノピカピカレインによるメンテナンスが推奨されていますが、9月から仕事が変わって無理をし過ぎたのか、忙しいのと10月下旬に体調を崩してしまった事もあって、余裕で2ヶ月半も放置してしまいました。
そろそろ年末~新年を迎えるにあたり、このまま終わる訳にも行かないので、寒風吹きすさぶ中でのなの洗車&ナノピカピカレインの施工となりました。
流石に2ヶ月以上放置すると、それなりに汚れています。(そこそこまとまった雨が降れば汚れが落ちるのですが、屋根付き駐車場が逆に仇になった感じです)
どこからどう見ても汚い(笑)
でも、一皮剝けば艶が出そうな感が満載ではあります。
今回は寒かったので、高圧洗浄機HIDAKA「HK-1890」で汚れを吹き飛ばしてから、シャンプーで軽く一周舐めるように洗い、最後に再びHIDAKA「HK-1890」でシャンプーを吹き飛ばしました。
今回も高圧洗浄機がかなり力を発揮して、シャンプーで軽く舐めて吹き上げただけでかなり綺麗になりましたし、吹き上げのクロスもほとんど汚れていません。
いつもこれくらい放置すると、シャンプーでちゃんと洗ったつもりでもクロスがかなり黒く汚れるのですが、今回はこの通りです。
ナノピカピカレインの効果
ピカピカレインプレミアムの施工3週間後に比べると、やや滑水性が落ちている気がしなくもないのですが、それでも2ヶ月半も放置した割には、それなりに水が流れ落ちています。
拭き上げた後はこんな感じです。それなりに艶は出ています。
そして、ナノピカピカレインの再施工です。
ちょっとお天気がどんよりした感じだったので、写真での艶感はイマイチですが、実物はもっとピカピカです。
次回はきっちり1ヶ月でメンテナンスを入れたいと思います。
ピカピカレインプレミアム、ナノピカピカレインの施工から1年
初回の施工から早一年が経過しました。
2週間に一度、最低でも1ヶ月に一度のナノピカピカレインによるメンテナンスを心掛けていたのですが、平均すると2ヶ月に一度くらいになってしまいました。
また、諸般の事情によりランエボXは自宅駐車場から、砂利の青空駐車となってしまいました。
車の乗る時間が激減した為、走行中の汚れは付着しにくい環境ではありますが、砂利の駐車場なので砂埃はそれなりに付き易い環境であると言えます。
砂利駐車場に移動になって気が付いたのは、特に8~9月は大雨の日が多く、雨の後にはしっかり砂埃が落ちているという点です。
完全に汚れが落ちる訳ではないので、やはり1ヶ月に一度くらいの洗車は必要かとは思いますが、滑水性、防汚性は1年経過した現在でも継続しています。
最後にナノピカピカレインでメンテナンスしたのが8月上旬なのですが、丸1ヶ月青空駐車でこの滑水性は、かなりの耐久性と言えるのではないでしょうか?
ピカピカレインプレミアムとナノピカピカレインの組み合わせでは、雨が降るとピカピカになるというのはあながち嘘ではないような気がします。
ピカピカレイン2よりは断然防汚性に優れていると感じました。
なお、ピカピカレインシリーズはAmazonや楽天市場、Yahooショッピングでも購入可能ですが、公式サイトで購入すると初回の会員登録で500ポイント、レビュー記入で300ポイントの他、その時々でガラスコーティング剤などの実用的なオマケが付いてきます。
時期によって内容が変わるようですので、是非チェックしてみて下さい。
2014年に実施したピカピカレイン2の施工記録
ピカピカレインと言えば、もはや安価に自力で施工できるコーティング剤の定番となっています。
ネットのレビューには、メーカーの特典目当てにピカピカレインの良い点ばかりを取り上げたものが目立ちます。
確かにその輝きは半端ないのですが、全てに満足出来るかと言えばそうでもありません。
ランエボXとモコの2台にピカピカレイン2を施工してみましたので、その効果や良い点、悪い点などの評価をまとめてみました。
コーティングの前に下地作り
車のコーティングはガラス系にしろシリコン系にしろ、下地作りが滅茶苦茶重要です。
誰でも簡単に最高の仕上がりを手に入れる事は出来ません。
粘土や鉄粉クリーナーを使って鉄粉を落とす
車のボディには洗車などで付いた細かい洗車キズや、洗車しても落ちない目に見えない鉄粉がたくさん付いています。
保管場所や走行距離、走行場所によっても鉄粉の付着レベルは変わってきますが、ボディを手で撫でてみるとザラザラすると感じられるならそれは鉄粉が付着している証拠です。
分かりにくければ、乾いたタオルで軽くボディをなぞってみて下さい。何か引っ掛かるような感覚があるかも知れません
新車のボディを触って見れば分かりますが、鉄粉の付いていないボディは本当にツルツルのピカピカです。
コーティングの効果を最大限に引き出す為には、鉄粉取りは欠かせない作業となります。
洗車後に粘土や鉄粉クリーナー
を使って、まずは鉄粉を落としましょう。
コンパウンドで小キズを消す
鉄粉の除去が終わったら、今度は超微粒子タイプのコンパウンドで小キズを消します。
このコンパウンド掛けが中々重労働で、私も最初の頃はせっせと手作業で実施していましたが、40歳を超えた体にはこれが本気で堪えます。
時間も一日掛かりになりますし、普段何も運動していない人なら100%の確率で翌日以降に筋肉痛になります。
電動ドリルをポリシャー代わりに使う
手作業でのコンパウンド掛けはあまりにも体に堪えるので、最近ではRYOBI ドライバドリル CDD-1020という電動ドリルをポリシャー代わりに使用していますが、これが中々良い感じです。
電動ドリル用のポリッシャーセットと合わせて使用します。
この電動ドリルは高速と低速の2段階の速度切り替えが出来ますが、高速で使用するとコンパウンドが周囲や服に飛び散って大変な事になります。
ドリルの回転方向もコンパウンドの飛び散り方を見ながら調整しないとコンパウンドが自分や家の壁などに飛び散りますので注意が必要です。
ピカピカレイン2の施工 10年落ちの日産モコ編
この車は色がゴールドで元々汚れが目立ちにくく、ツヤが出にくい車ですがどれくらい効果が出るでしょうか?
ボディーはさほど劣化していないのですが、ライトの日焼けが酷く黄色くなっていたのでピカールで研磨しました。
一応綺麗になりましたが、ポリカーボネイトのコーティング自体が機能していませんので、磨いても2~3ヶ月でまた黄色くなります。
本当に綺麗な状態を維持するなら、プロに頼んでも1年程度しか持たない為、ライトを買い換えるしかないそうです。
さて、ピカピカレイン2の施工準備ですが、まずはカーシャンプーで洗ってから、スプレー式の鉄粉取りを吹きます。
随分と鉄粉が溜まっていたようで、紫色の液体がダラダラ流れてきました。
鉄粉を取ったらもう一度シャンプーで洗い、拭き上げてからピカピカレイン2の施工に入ります。
液を2~3滴スポンジに垂らして、ボディーに引き伸ばしてから湿ったタオルで拭きます。
仕上げに付属の目の細かいタオルで拭き上げて完了です。
施工前と比べるとかなりテカテカ、ギラギラになっており、10年落ちの車にしては善い良いツヤの出方です。
湿り気のあるヌメヌメといった表現が適切かも知れません。
ピカピカレイン2の施工 6年落ちのランエボX編
モコに引き続き、ランエボXにもピカピカレイン2を施工しました。
シャンプーで洗っても鉄粉とイオンデポジットで表面のザラザラ感が取れない為、粘土や鉄粉クリーナとコンパウンド掛けで下地を作ってから施工しました。
下地の処理が終わった段階でかなり綺麗になっています。
一応6年落ちの車なんですが、最近の塗装の技術の進化でしょうか。
シルバーメタリックである為、ボディのキズが目立たず退色もしにくいという特性も影響しているのかも知れません。
下地の処理が終わったら、再度シャンプーで洗って水分をふき取り、付属のスポンジで液剤を引き伸ばしてから湿ったタオルで拭き取ります。
そして仕上げに付属の目の細かい布で吹き上げて完了です。
1台施工するのに何度も洗って拭き上げるので一日仕事の重労働です。
結果は、モコの時と同様にピカピカというか、テカテカのギラギラになっています。
問題はこの艶が長続きするのか?メーカーが謳っている雨で汚れが落ちるのか?という点です。
ピカピカレイン2の評価
先に結論から申し上げますと「雨の日に汚れが落ちる」との謳い文句のピカピカレイン2ですが、これは眉唾です。
雨が降るとどうなるかと言えば、薄ら積もった汚れがデポジット状に固着します。
更に、一度雨が降ってしまうとこのテカリが無くなってしまい、ゼロドロップなどの他のコーティング剤などと大して変わらない感じになってしまいます。
汚れ自体は落ちやすくなっていますが、最低でも月に1回のメンテナンスが条件で、長く放置した場合はこの限りではありませんが、1~2ヶ月に1回の施工が苦にならない人には良いんじゃないでしょうか。
但し、施工したばかりの状態だと本気でツヤツヤになりますし、1本で7~8台分は施工出来ますので、月に一度は車を洗ってついでにピカピカレイン2を施工しても良いよ、という方にはお勧め出来ます。
この瞬間的なテカりは、他のコーティング剤では引き出せないかと思います。
私は2台の車に1年で使い切りました。
ピカピカレイン2の良い点
- 施工直後から数日間の艶は半端ない
- DIYでコーティングする為、コストが掛からない
- 汚れが落ち易くなる
ピカピカレイン2の悪い点
- 雨が降るとテカリの質が変わる
- 雨で汚れが落ちる事はない
- 下地作りが疲れる
関連記事