ドライブレコーダーの付け替え、機種変更の際に配線はどこまで引き直すべきなのか?

こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

ドラレコの機種変更をするのに、前の機種の配線類をどこまで流用出来るか?と言ったご質問を定期的に頂きますので、この記事に解説しておきます。

※この記事ではあくまでも判別の目安について書いています。ロットによって仕様が変わっている可能性もありますし、最終的にはメーカーに確認を行い、自己責任にてご対応下さい。

基本的には全て交換

いきなり残念な回答になってしまいますが、ドライブレコーダーはメーカーや機種によってコネクタ形状、最大出力が異なりますので、電源ケーブルもその仕様に合わせて作られています。

従って見た目は同じように見えるケーブルでも、全て新しいドラレコのケーブルに交換した方が無難です。

これが基本になりますので、まず頭に入れておいて下さい。

自己責任でどこまでやれるか?

基本的には配線類の流用は出来ないと考えた方が良いものの、同じメーカーの製品であればリアカメラの中継ケーブルは流用可能なケースが多く、電源ケーブルについても同様です。

コムテック製品の場合

コムテック製品の場合には、ほとんどが4極プラグのリアカメラケーブルを採用しています。

私が過去に試した限りでは、「ZDR025」「ZDR035」「ZDR045」「ZDR055」「HDR701」「ZDR801」辺りの製品では互換性があるような動作をしました。

また、電源ケーブルの端子はどれも3PIN形状ですが、ZDR系とHDR系ではコネクタ形状が異なります。

コネクタの形状は、駐車監視用の直結ケーブルの対応状況にて判断が可能です。

ZDR系は概ね「HDROP-14」が指定されていますが、HDR系の一部は「CDOP-01P」が指定ケーブルです。

プロダクトページの駐車監視の説明項目でどのケーブルが指定されてるか確認して下さい。

端子形状が同じ機種間では、おそらく電源ケーブルの流用も可能かと思われます。

ケンウッド製品の場合

ケンウッド製品は、年式や機種によってリアカメラ中継ケーブル、電源ケーブルのコネクタ形状が異なります。

何年か前まではいずれもminiUSB形状が採用されていたのですが、この端子形状のリアカメラケーブルが採用されている場合には、同社の機種であれば互換性はあるかも知れません。(試してみなければ分からないが、試す価値はある)

同様に電源ケーブルは端子形状が合えば互換性もあると考えられます。

最近の製品ではコムテック同様に3PIN電源ケーブルを採用した機種が多く、こちらもケーブルの種類はプロダクトページのオプションの項目で確認が可能です。

なお、注意点として電力消費が大きいスマートミラー型は、例え端子形状が同じであったとしても、箱型のドラレコのシガケーブルを使うと電力不足で動作が不安定になる事が考えられます。

その他のメーカーの場合

その他のメーカーの場合にも、同一メーカーの場合にはリアカメラケーブルのコネクタ形状が同じであれば流用できる可能性があります。

※ユピテルやVANTRUEなどは、コネクタ形状が同じでも伝送方式が違う製品もありますので、その場合には不可

電源ケーブルについても、コネクタ形状が同じであれば流用できる可能性が高いですが、ユピテルの場合には機種によって若干駆動電圧が異なるケースがあるらしく、互換性がない事もあります。

それ以外ではスマートミラー型は消費電力が大きい為、箱型の2カメラようの電源ケーブルでは動作が不安定になる可能性もあります。

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